太った中年

日本男児たるもの

自民党改憲案

2012-04-28 | weblog

自衛隊は「国防軍」 自民が新改憲案 天皇 日本の元首

自民党は二十七日、新たな憲法改正案を発表した。自衛隊を国防軍と位置付け、自衛権の保持を明記。有事やテロ、大災害の時に国民は国などの公的機関の指示に従うことを義務とした緊急事態条項を新設した。

新改憲案では、戦争放棄をうたった現行の九条一項をほぼ踏襲した上で、戦力不保持を記した二項を削除し、自衛権の保持を追加。国防軍は首相を最高指揮官とし、国際貢献も任務とした。

緊急事態条項では、他国の攻撃や内乱、地震などの際に、首相が緊急事態宣言を発令。首相は必要な財政措置や地方自治体の首長への指示を行う。国民は緊急事態時に国民の生命や財産を守るために国などの指示に従うことを義務とした。

天皇は日本の元首と明記。国旗は日章旗、国家は君が代と定め、国民は尊重することを義務付けた。

国民に保障された自由や権利は「責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない」と規定。公益や公の秩序を害する活動などは禁止する条項を新たに盛り込んだ。

新改憲案は二〇〇五年にまとめた「草案」を補強、修正した。日本が主権を回復したサンフランシスコ講和条約の発効から六十年にあたる二十八日に合わせて発表された。

人権より秩序優先 保守色強く、「国」を意識

自民党が発表した新たな憲法改正案は天皇を元首と位置付け、自衛隊を国防軍とするなど、保守色の強いものとなった。「国」を強く意識し、公共の秩序を守るためには国民の自由や権利が制約されることが盛り込まれ、人権より秩序優先の改憲案となった。

新改憲案は、前文の結びで「日本国民は、良き伝統とわれわれの国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する」と宣言。「伝統」「国家」と保守色の強い言葉が並んだ。

自衛隊については、改憲案のたたき台の段階では「自衛軍」としていたが、国と国民を守る軍隊という位置付けを明確にするため「国防軍」となった。現行憲法の国民主権は守りながらも、国家元首は天皇と規定。国旗や国歌も新たに明記した。

いずれも自民党を支え、伝統を重んじる保守層を強く意識した改正だ。自民党が保守にこだわるのは、次期衆院選で民主党との差別化をはかるためだ。

自民、民主両党は消費税増税など政策面で重なる部分が多くなっている。自民党にとって改憲で「保守」をアピールすることは、民主党との違いを明確に示せる数少ない要素といえる。

だが、保守層の支持を意識して国を重んじるあまりに、国民に保障されている自由や権利には、現行憲法にはなかった一定の制限をつける傾向が見える。

現行憲法では、国民の自由や権利は「公共の福祉」に反しない範囲で保障されている。「公共の福祉」に反しないとは、自分と他者の人権が衝突した際にバランスよく調整することと解釈するのが通説だ。

新改憲案では「公共の福祉」は「公益及び公の秩序」となり、個人同士の関係よりも、国全体の秩序が優先される趣旨に変えている。背景には、党内にある「(現行憲法は)個人主義を助長しすぎる」という考え方がある。

新設された緊急事態条項でも、個人の自由や権利は制約され、国の指示に従うことが義務化される。基本的人権が最大限尊重されるとうたっているものの、時と場合によっては人権が侵害される事態も予想され、国民の間で賛否を呼ぶ可能性がある。

自民改憲草案要旨

【前文】日本国は、国民統合の象徴である天皇を頂く国家。日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を貴び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。

【天皇】天皇は、日本国の元首。国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。日本国民は、国旗および国歌を尊重しなければならない。

【九条】日本国民は、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇および武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。前項の規定は自衛権の発動を妨げない。内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。国は、領土、領海および領空を保全し、その資源を確保しなければならない。

【国民の権利義務】国および地方自治体その他の公共団体は、特定宗教のための教育、宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼の範囲を超えないものは、この限りではない。

【緊急事態】内閣総理大臣は、外部からの武力攻撃、社会秩序の混乱、地震等による自然災害において、緊急事態を宣言できる。

【憲法改正】衆院または参院の議員の発議により、両院のそれぞれの総議員の過半数の賛成で国会が議決、国民に提案してその承認を得なければならない。

(東京新聞)

国防軍はさておき、基本的人権の項目そのものを削除して緊急事態条項を新設。

あと【国民の権利義務】は公明党=創価学会が泣いて喜ぶだろう。ではまた。


扇動政治家

2012-04-27 | weblog

橋下氏、国政揺さぶる…衆院選にらみ再稼働批判

地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪市長が、国政への揺さぶりを強めている。

4日には関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、政府に8項目の申し入れを突きつけ、再稼働を目指す野田政権を激しく批判した。橋下氏の行動は次期衆院選で原発再稼働の争点化を狙う維新の選挙戦略と密接に絡んでおり、中央政界からは批判が出ている。

橋下氏は藤村官房長官との約25分間の会談の多くを、野田首相と関係3閣僚で政治判断するとした大飯原発再稼働手続きへの批判に費やした。橋下氏は主に、内閣府原子力安全委員会が「安全」と明言していない点に矛先を向けた。

「国民みんなは納得しない」

橋下氏はこう迫ったが、藤村氏は専門家の判断に基づいていると反論した。

藤村氏によると、会談はとげとげしい空気ではなかったとされる。しかし、橋下氏からは会談後、記者団に「国家運営の重大な危機だ」と、政府との対立をあおる言葉が目立った。

橋下氏が提出した8提案は国や電力会社にとっては、高いハードルを課する内容だ。

原発から100キロ圏内にある都道府県との安全協定が締結できる仕組み作りや、使用済み核燃料の最終処分体制の確立といった項目は、政府が容易に対処できない。政府関係者は「これを認めたら、今後、日本の原発は1基も再稼働できない」と批判し、政府側が対処できないことを分かって提案しているとみている。

橋下氏は次期衆院選で「8提案」を原発再稼働の条件として掲げ、是非を問う構えだ。維新幹部は「原発再稼働問題では、かなりの支持が見込める」と語り、次期衆院選の争点化を進める狙いを隠さない。

節電に住民支持ない場合は再稼働容認…橋下市長

関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に反対している大阪市の橋下市長は26日、市役所で報道陣に、「原発を再稼働させなくても(今夏の電力需要を)乗り切れるかどうかは関西府県民の努力次第。相当厳しいライフスタイルの変更をお願いすることになる。その負担が受け入れられないなら、再稼働は仕方がない」と述べ、節電策に住民の支持が得られない場合、再稼働を容認する意向を示した。

関西電力は今夏の電力需給について、ピーク時の7月に供給力が需要に比べて19・3%不足するとしたデータを発表している。

橋下市長は関電のデータの検証を求めているが、「検証を待っていたら対策が遅れる。今(関電が)出している数字を基に、今夏の節電策を考えざるを得ない」と述べ、再稼働しない場合を想定した今夏の節電策をまとめるよう関西広域連合に要請する考えだ。

橋下市長「大飯原発の再稼働なければ増税も」

大阪市の橋下徹市長は26日、関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働が認められない場合、代替エネルギー促進などにかかる行政コストの確保のため、「増税も検討しなければいけない」と述べた。

橋下氏は関西広域連合の7府県2政令市の首長による委員会で発言し、「もし再稼働を認めなければ(府県民に)応分の負担がある」とし、新たに発生する住民負担分を明示することを提案した。

(以上、読売新聞)

「原発全廃」の維新の会。一昨日までハシゲは大飯原子力発電所の再稼働反対。
 
ところが昨日、突然再稼働容認に変節。住民次第だと言うワケだ。何なんだ一体。
 
ハシゲはただの扇動政治家だった。ではまた。

無罪判決

2012-04-26 | weblog

陸山会事件、小沢氏に無罪判決…政局に影響必至

資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)に対し、東京地裁(大善文男裁判長)は26日午前、無罪(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。

政界の実力者に無罪判決が出たことで、今後の政局に影響が出るのは必至だ。検察官役の指定弁護士は控訴するかどうか検討する。

小沢元代表は、東京地検特捜部による捜査の結果、嫌疑不十分で不起訴となったが、東京第5検察審査会が2度にわたり「起訴すべきだ」と議決したため、昨年1月に強制起訴された。同年10月に始まった公判では無罪を主張していた。

起訴状では、小沢元代表は、陸山会が2004年10月に東京都世田谷区に秘書寮用地を購入した際、同会に貸した現金4億円を04年分の政治資金収支報告書に記載せず、土地代金の支出を翌05年分の収支報告書にずらして記載することについて、当時の秘書の報告を受け、了承したとされた。

陸山会事件では、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)ら元秘書3人が同法違反で起訴され、昨年9月、同地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けて控訴している。

09年5月施行の改正検察審査会法で強制起訴制度が導入されて以降、強制起訴事件での無罪判決は今回で2件目。

(読売新聞)

検察のメンツを保つため有罪判決だと思っていた。よかったですな。

いや、検察審査会の起訴議決は無効でないとしているから検察のメンツを立てた判決だ。

ではまた。


米軍再編

2012-04-24 | weblog

自衛隊がフィリピン基地使用 日米が検討開始、パラワン島有力

在日米軍再編見直しにからみ、米海兵隊と自衛隊がフィリピンの訓練施設を共同使用する方向で日米両政府が検討を始めたことが23日、分かった。パラワン島のフィリピン海、空軍基地が有力で、ルソン島の基地も候補として挙がっている。両政府は米自治領・北マリアナ諸島のテニアンの米軍基地を自衛隊が共同使用することでも合意しており、アジア・太平洋地域で複数の基地を共同使用することで、海洋進出を図る中国を牽(けん)制(せい)するのが狙いだ。

米政府は在沖縄海兵隊を移転し、米ハワイ、米グアム、豪州・ダーウィンを巡回する「ローテーション配置」の拠点の一つとしてフィリピンを検討しており、フィリピン政府と交渉中。パラワン島やルソン島の複数のフィリピン軍基地が候補地で、絞り込みの作業を進めている。

合意に達すれば、日米両政府にフィリピン政府も加わり共同訓練の本格的な協議に入る。両島は中国とフィリピンなどが南沙(英語名・スプラトリー)諸島の領有権を争う南シナ海に面する。パラワン島では米、フィリピン両軍が16日から定期合同軍事演習「バリカタン」を行っており、大地震を想定した図上演習には日本も初参加している。

日米両政府は、日本側がテニアンの米軍基地整備費を拠出することで合意しており、政府関係者は「テニアンの事例がモデルケースになる」と指摘。フィリピンの訓練施設整備費について、日本が一定額を負担することも検討する。

日米がフィリピンの訓練施設共同使用の検討を始めたのは、米軍、自衛隊を分散配置することで、中国などによる第一撃を受けた後も反撃できる「抗(こう)站(たん)性」を強化することが狙い。25日に両政府が発表する共同文書では、日米同盟をアジア・太平洋地域の安定と繁栄のための「公共財」と位置付け、日米同盟の抑止力向上を図る。

フィリピンは第二次世界大戦の激戦地。同国の世論の一部には「反米軍」の感情が根強いが、自衛隊が訓練に参加することへの反応は不透明だ。米軍は冷戦終結に伴いスービック基地とクラーク基地から撤退している。

(産経ニュース)

へぇーって感じのニュース。米軍再編が始動している。米国は領土問題について争っている当事国で解決するよう言っているが中国の海洋進出が脅威なのだろう。ではまた。


領土問題

2012-04-20 | weblog

2012年4月19日(木)

毎日新聞2面に「石原都知事『政府にほえづらかかせる』。『波紋広げる尖閣購入』。地権者『個人で管理、限界』『寝耳に水の都庁』」と言う大きな見出しに目が留まる。「石原氏は購入を表明した16日、報道陣に『面白い話だろ。これで政府にほえづらかかせてやろう。何もしなかったんだから、連中』と語った」と書かれている。何とも思い切った言い方である。

尖閣諸島は日本が実効支配している。よく領土問題について北方領土・竹島・尖閣という勉強不足の人が居るが、日本における領土問題は北方領土と竹島である。領土問題は国家主権にかかわる一番大事な問題である。

島所有者が売る意思があるなら国が購入することも一つの考えだ。しかし尖閣は沖縄県の行政範囲である。沖縄県を抜きにして話が進められる事はいかがなものだろうか。尖閣諸島で日中間が緊張状態になれば、その影響をもろに受けるのは沖縄である。沖縄の意思を十分確認して国も東京都も表明すべきでないか。上から目線でのやり方では、沖縄県民が受け入れない事は、普天間の辺野古移設で十分わかっているのではないか。

国・都、関係者はよくよく沖縄の意向を精査して対応しなくてはならないのである。

今日は朝から閣僚、元総理、党幹事長と様々な件で意見交換したが、色々な受け止め認識があり、やはり政治は生き物だと痛感する。大変参考になった1日である。

(ムネオ日記)

昨日、行政区である石垣市議会が尖閣諸島を国が購入するよう求める意見書を賛成多数で可決したからそれが地元の意向というワケだ。話は変わるがフィリピンで暮らしていると部屋からモノが少しづつなくなっていく。フィリピン人の誰かが勝手にもっていくのだろう。同様に民主党政権になってから領土が少しづつ減っているような気がするのは単なる気のせいか。ではまた。


尖閣諸島購入

2012-04-17 | weblog

東京都が尖閣諸島購入へ ワシントンで石原知事が明言 「日本人が日本の国土を守る」

東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べ、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者と交渉を開始したことを明らかにした。

代理人を通じて詰めの交渉を続けているといい、基本的な売買の合意はすでに得ているもようだ。購入後は、沖縄県や石垣市に共同所有を提案する考え。

石原知事によると、売買交渉は昨年末に開始。山東昭子参院議員を通じて地権者の埼玉県在住の男性と会談する機会があり、男性が「東京都が買ってくれるのなら売ります」と話したという。

都の購入予定エリアは、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島で、価格は「10~15億円になる見込み」(関係者)。会見では、「都の予算は都民のために使うのが大原則では」との質問も出たが、石原知事は「大原則は国のためだ」と述べた。

今年中に、専門家による審議会に諮り、都議会の同意を得る方針。現在、3島は、国が年間2450万円で賃借しており、来年3月31日の契約期限が切れるのを待って、都への所有権移転を目指す。

石原知事は尖閣諸島について、「極めて重要な島々であり、所有者は代々、国益を常に念頭に置いて、これを守ってきてくれた」と強調。過去には、数名の仲間と尖閣諸島に上陸し、灯台を建設した経緯があるが、「当時の外務省が時期尚早として海図に載せなかった」と批判した。

尖閣諸島をめぐっては平成22(2010)年9月、領海を侵犯した中国漁船が海上保安庁の巡視艇に衝突を繰り返し、船長が逮捕される事件が発生。中国の反発を受け船長を処分保留で釈放するなど日本政府の対応に批判が集まった。

石原知事は「日本の国土を守るために島を取得するのに何か文句ありますか。ないでしょう。やることを着実にやらないと政治は信頼を失う。まさか東京が尖閣諸島を買うことで米国が反対することはないでしょう」と話した。

石原知事は会見後、「尖閣諸島の周辺は豊穣(ほうじょう)な漁場で、自然エネルギーの開発でも大きな可能性がある。世界遺産に登録された小笠原のような豊かな自然も世界的に貴重なもの。都がこれまで培ってきたノウハウも生かしながら、この島々を舞台としてさまざまな施策を展開すべく、購入に向けて検討に入る」とするコメントを出した。

(産経ニュース)

ちょっと思いつかない発想、なかなかやるものですな。ではまた。


国際的監視

2012-04-15 | weblog

4月15日

1971(昭和46)年秋、中国で重大事件が起きた。ナンバー2だった林彪副主席がトップの毛沢東主席を爆殺しようとして失敗、飛行機で逃げる途中、墜落して死亡したとされている。しかし当の中国は、これほどの事件を1年近くもひた隠しにしたのだ。

▼当時、産経新聞など日本のメディアの多くは、文化大革命以来中国から追放されていた。それでも流れてくるわずかな情報をもとに「異変説」を打ち出した。逆に1社だけ記者が北京に残っていた朝日新聞は、表面的な理由を挙げてこれを否定し続けた。

▼それから40年余りたっても、一党独裁国の情報を得るさいの特異さは変わっていない。北朝鮮の「ミサイル」発射と失敗の一報をもたらしたのは、北に招待されていた記者たちではなかった。日、米、韓など「外」からウオッチしていたメディアだった。

▼米軍の早期警戒衛星が、寸時に発射の熱源を感知、米国や韓国のイージス艦が追尾に成功した航跡から「失敗」が確認され、速報が世界中を駆け回ったのだ。残念ながら日本政府は確認に手間取り、公表が遅れたが、国際的な監視システムは機能したといってもいい。

▼これだけ丸裸にされてはさすがの北朝鮮も「降参」のようだった。珍しく4時間余り後には朝鮮中央テレビが失敗を認めてしまった。このことは「ならず者」とさえ言われるこの国への対応の仕方に、大きな示唆を与えているような気がしてならない。

▼この国の懐に入ったところで得るものは少ない。それより軍事面でも政治面でも監視を徹底し「すべて分かっているぞ」とメッセージを送り続ける。そのことが制裁とともに、拉致事件や核問題での解決策や抑止力になるはずだ。

(産経抄)

キ印国家に国際的な監視が必要なことは言うまでもない。ではまた。


ミサイル失敗

2012-04-14 | weblog

石原知事「防衛力、情報力の貧弱さ露呈」

米国を訪問中の東京都の石原慎太郎知事は13日午後(日本時間14日未明)、北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射で、政府の「発射確認」が手間取り説明が二転三転したことについて、「自民党政権時代から培ってきた日本の防衛力の貧弱さ、情報力の貧弱さが明かされたということだ」などと語った。訪問先の米国務省で、同行記者団の質問に答えた。

石原知事はこの日、カート・キャンベル国務次官補と会談。米軍横田基地の軍民共用化問題や、北朝鮮情勢などについて意見を交わした。

会談後、石原知事は記者団に、ミサイル発射の失敗について「あの程度のものという報告でしかなかった」と語った。また、「隣国の北朝鮮が打ち出したミサイルの情報の確認を、日本が外国に比べて遅れているというのは、今の日本の国家のザマだ」と、政府対応の遅れを厳しく批判した。

その一方で、石原知事は、「(ミサイルが)もう少し飛んで、日本領空に来たときに撃ち落とせばよかった。それは、日本の防衛力の顕示になった」と強調した。

(産経ニュース)

防衛省:「本当なのか」「確認中だ」 北朝鮮ミサイル発射

「本当なのか」「防衛省としてはつかんでいない。今、確認中だ」−−。北朝鮮の弾道ミサイル発射予告期間2日目の13日朝、防衛省は喧騒(けんそう)に包まれた。午前7時50分すぎ、韓国メディアが「ミサイル発射」を報じたとの情報が流れると、庁舎10階の広報室に報道陣が殺到。職員たちは電話などで確認に追われる一方、幹部からは「発射が事実なのに自衛隊が確認できなかったとしたら大失態だ」との声も漏れ、緊張が走った。

広報室内では数台並べられたテレビに記者や職員、迷彩服姿の自衛隊員らがくぎ付けに。午前8時7分、「日本政府は発射を確認していないと発表した」とのニュースに一瞬安心した空気に包まれた。その後「韓国が発射確認と発表」「米国も確認した」との報道が続いたが、職員は「まだ確認できていない」と繰り返すばかり。「近海に落ちた」「短距離ミサイルが撃たれた」などの情報も流れるなか、時間だけが過ぎた。

(毎日新聞)

昨日はツイッターで内閣府のツイートを見ていた。

「確認していない」を繰り返すだけだった。

これじゃあ余計に不安になる。ではまた。


ミサイル発射

2012-04-13 | weblog

北朝鮮がミサイル発射 韓国TVなど報道

韓国KBSテレビなどは、北朝鮮が13日午前、朝鮮半島西側北部の中国との国境に近い「西海衛星発射場」から「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射したと報じた。ミサイルは3段式とみられ、北朝鮮平安北道鉄山郡東倉里(トンチャンリ)の基地から南方の黄海上空へ発射されたとみられる。

北朝鮮の弾道ミサイル発射は2009年4月5日、北東部の咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)から「テポドン2号」改良型が発射されて以来3年ぶり。東倉里の基地からの長距離弾道ミサイル発射は初めて。

北朝鮮は先月16日に発射計画を予告。4月12~16日までの間に衛星と称する「光明星3号」を運搬ロケット「銀河3号」で打ち上げるとしていた。

(産経ニュース)

我が国はまだ未確認。どうやら失敗したようだ。

韓国「発射」、中国「発射」、米国「発射」、日本「わからない」

政府の情報収集能力は一体どうなっているのか。

北朝鮮もミサイル発射失敗を認めた。


ミサイル予告

2012-04-12 | weblog

12日の天気は晴れ 北朝鮮・東倉里周辺

北朝鮮の平壌放送が11日伝えた同国の天気予報によると、北西部東倉里のミサイル発射施設がある平安北道鉄山郡から北西約55キロの新義州市の12日の天気はおおむね晴れで、風速は4~7メートルだという。ラヂオプレス(RP)が報じた。

北朝鮮は「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルについて、12~16日の午前7時から正午の間に発射すると予告している。

(産経ニュース)

今日かもしれない。発射したら追記しよう。

本日不発。


原発再稼働利権

2012-04-11 | weblog

大飯原発:関連工事 おおい町長が役員の会社が大量受注

関西電力大飯原発の地元、福井県おおい町の時岡忍町長(74)が取締役を務める金属加工会社「日新工機」(同町)が10年までの6年間に関電発注の原発関連工事を少なくとも65件、計4億4800万円受注していたことが分かった。直接受注だけでも19件、約3億円分ある。大飯原発3、4号機の再稼働には、福井県やおおい町の同意が前提とされており、町関係者は「原発と利害関係の深い町長に公正な判断ができるのか」と指摘する。

県などによると、同社は、時岡町長が88年に創業し、96年に町収入役になるまで社長を務めた。長男(42)が後を継ぎ、自身は取締役に退いたが、株の約3割を保有し、2番目の株主だという。原発の維持・補修を中心に業績を伸ばし、10年度の売り上げは約3億円。

関電から直接受注した主な工事は、大飯原発2号機屋内外昇降設備他修繕工事1030万円(08年)や3、4号機ETA排水処理設備点検工事3610万円(10年)など。

時岡町長は取材に、「現在は経営にタッチしておらず、報酬も受け取っていない。会社と政治は別で、会社のことが再稼働の判断に影響することはない」と話している。

大飯原発の出力量(4基で471万キロワット)は関電の原発で最大だが、現在全てが定期検査で停止中。関電は3号機の安全評価(ストレステスト)の結果を昨年10月、経済産業省原子力安全・保安院に全国で初めて提出。4号機も翌月に提出し、野田佳彦首相らは今月5日、再稼働に必要な安全性の判断基準を了承した。首相らが今後の協議で安全と判断すれば、福井県知事や時岡町長に説明を行うとみられる。

(毎日新聞)

地元企業に金をバラ撒いて原発をつくるのが原子力ムラ。

この町長も身内で稼いでいた。そりゃ拙いでしょう。ではまた。


IAEA批判

2012-04-10 | weblog

「核兵器のない世界へ、ともに努力を」 鳩山氏がイラン大統領に

イランを訪問している民主党の鳩山由紀夫元首相は8日午後、同国のアハマディネジャド大統領と会談した。国営通信によると、鳩山氏は「信頼関係の構築、国際的な法や規制を順守することは極めて重要だ」と指摘、「核兵器のない世界を実現するため、ともに努力すべきだ」と述べた。

アハマディネジャド氏は「イランは核兵器に完全に反対の立場」「核兵器のない世界を築くために努力することは必要不可欠だ」などと強調。13日に再開される国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国との協議で「現実的な提案をする」と話した。

これに先立ち、鳩山氏は7日午後にイランのサレヒ外相と会談。サレヒ氏は、イランの核開発は平和利用が目的であり、その権利を放棄することは決してないと述べた。

(産経ニュース)

「鳩山氏がIAEA批判」とイラン大統領府発表

イランを訪問していた民主党の鳩山由紀夫元首相は8日、テヘランの大統領府でアフマディネジャド大統領と会談した。

大統領府は、鳩山氏が会談の中で、「国際原子力機関(IAEA)がイランを含む特定の国に二重基準的な対応をとっていることは不公平だ」と語った、と発表した。発言が実際にあったかどうかは不明だが、鳩山氏の訪問をIAEA批判や核開発活動の正当化に利用しようとするイラン側の意図をのぞかせた。

鳩山氏や大統領府によると、核問題をめぐるイランと国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6か国との協議について、鳩山氏が「国際社会の信頼を得るような結果を出す努力」を求めたのに対し、大統領は「現実的な提案がある」と語った。「提案」の内容は明らかにされていない。

(読売新聞)

鳩山さんのイラン訪問に否定的な人は「そらみたことか、やっぱりイランに利用された」とほくそ笑む。

当然ながら鳩山さんは読売新聞のねつ造だと抗議した。では何故イランはIAEAを批判しているだろうか。

「IAEA天野事務局長は、特定の国の影響下にある」

オランダ駐在のガリーブアーバーディー・イラン大使が、「IAEA・国際原子力機関の天野事務局長は一部の大国の影響下にあり、技術的・法的な側面を持たない意見を述べている」と語りました。

ガリーブアーバーディー大使は、オランダの日刊紙のインタビューで、「残念ながらIAEA定例理事会は政治的な組織に、IAEA事務局長もまた政治的な役職に変わってしまった」と語りました。

また、「イランの核開発に関して、天野事務局長が2011年11月の報告で主張した内容は、アメリカの情報機関の報告に基づいたものであり、IAEA独自の報告ではない」と述べました。

さらに、イランへの追加制裁について、「イランは30年以上もの間、さまざまな制裁、特にアメリカからの制裁に直面してきたが、そのような制裁にもかかわらず、多くの成長や進歩を続けてきた」と語りました。

ガリーブアーバーディー大使はイランに対するシオニスト政権イスラエルによる脅迫について、「この政権は中東地域の脅迫・侵略行為の元凶であり、何らかの措置が講じられるとすれば、それはイスラエルに対するものとなるべきだ」と強調しました。

(イラン・ラジオ)

特定の国とは勿論アメリカ、これはウィキリークスが暴露した。

イランは核開発に関して、「天野事務局長はアメリカ情報機関の手先だ」と非難しているワケだ。

日本の場合、アメリカ情報機関の手先なら天下の読売新聞がそうだ。

であるからアメリカはIAEAとマスコミを使い日本の原子力をコントロールしていることがわかる。

今回、鳩山さんの対米自立、独自外交を高く評価したい。ではまた。


占領下の憲法

2012-04-09 | weblog

「占領統治のため作られた憲法は無効、破棄し作り直しを」石原知事、陸自第1師団50年式典で訴え

多くの部隊が東日本大震災の被災地支援に就いた陸上自衛隊第1師団の創立50周年記念式典が8日、東京都内の練馬駐屯地であり、来賓の石原慎太郎都知事は祝辞で、危険地域でも自衛隊の武器使用が限定される現状などを批判した上で「敗戦後の占領統治のために作られた憲法が独立後もまだ続き、その拘束のなかで国を守る軍隊が自由に行動できない。こんなものは無効で破棄し、みんなで新しい憲法を即座に作ったらいい」と述べ、国全体で憲法について考え直すよう来場した人々に訴えた。

石原知事は「戦後、大きな危機にさらされずにきたが平和の毒にも侵され、物の考え方が安易になった。自分で国を守る気概がない民族が栄えたことはない」と指摘し、「国家の基本法である憲法を基本的に考え直さなくてはいけない。私たちが自衛隊に期待するなら国全体の意思でバックアップしなければ、体をはって戦う崇高な仕事にどうやって報いられるのか。自衛隊が火急のときに命がけで戦える大きな素地をみんなで志して作ろうじゃありませんか」と訴えかけた。

隊員約1400人、戦車など車両約140両による行進も行われ、石原知事は反怖謙一師団長とともに観閲した。

(産経ニュース)

石原閣下の正論。「占領下に制定された憲法は国際法上無効」。これは一九〇七年に締結されたハーグ条約に明記されている原則である。また、日本が終戦後に受諾したポツダム宣言にも日本国の統治形態は国民の「自由に表明せる意思に従う」という条項がある。従って昭和二十六年にサンフランシスコ講和条約が締結され、国際的に独立国として承認されたことを契機に、占領下に制定された憲法は無効であると宣言し、もう一度、大日本帝国憲法に戻って、それから新しい憲法を制定すべきであったのだ。ところが日本人は何もせず進歩知識人の護憲派が跋扈した。「護憲」と言うといかにも信念があるようだが、その実態は思考停止の馴れ合い感覚で、平和な現体制のままでいいではないかという無責任な考えが支配し、憲法の議論をすることさえタブー視された。石原閣下曰く「自分で国を守る気概がない民族が栄えたことはない」どころか亡びる可能性だってある。まずは改憲規定のハードルを下げることを目標にすべきだ。ではまた。


ツイスト・ダガー

2012-04-08 | weblog

Twisted Dagger Designed Specifically For Killing People

別にナイフマニアではないが上記を発見。タイトルが「殺人のため特別にデザインされた」となっているけど大袈裟だ。ツイスト・ダガーは、マイクロテック・ナイブズ社というナイフファクトリーの創設者Tony Marfioneがデザインしたもの。Tony Marfioneはたまに量産品ではないカスタムモデルを作っている。このナイフも昨年Tony Marfioneがカスタムナイフとしてプロトタイプを作り、その後に限定生産で量産品が作られた。プロトタイプは2,000ドル程度、量産品は800~1000ドル程で流通した。マニアのためのコレクターズアイテムだろう。

ではまた。


鳩はイラン、亀は離党

2012-04-07 | weblog

「鳩山氏、行くタイミングでない」 イラン訪問に前原政調会長

民主党の前原誠司政調会長は7日の読売テレビ番組で、鳩山由紀夫元首相のイラン訪問について「今は行くタイミングではない」と批判した。

元外相の前原氏は、核開発を進めるイランに対し欧米諸国や日本が圧力を強めようとしていることを踏まえ「微妙な時期でイランに利用されないことを願っている」と述べた。

一方、鳩山氏の訪問を許可した民主党の対応については「議員個人として行くのであり、民主党が派遣したのではない」と説明した。

亀井亜紀子氏「静香氏は、ごみは捨てろと」

国民新党からの離党を決めた亀井亜紀子参院議員は6日、連立残留を表明した自見庄三郎郵政改革担当相らについて「いつまでもあの6人相手に争っているのはバカらしいと考えている。(亀井静香氏から)ゴミは捨てろ、といわれた」と述べた。都内で記者団に語った。

(以上、産経ニュース)

鳩ポッポのイラン訪問は対米自立、独自外交つーことで評価できる。

亀ちゃんは代表のまま離党するワケだが、石原新党は期待できない。

ではまた。