太った中年

日本男児たるもの

試食レポート

2011-10-31 | weblog

試食してほしいつーんで新規オープンするレストランへ行って来た。

まず気になったのがビルの3階で垂れ幕だけ。誰も分からないって。

 

近所のカレーハウスにいたスタッフがそのまま移行。皆よく働く。

店内は広々として綺麗だけど3階まで上がるのはつらい。

 

厨房も広い。彼がオーナーのシェフ弟でメニューの責任者。

フィリピンも厨房器具が高く、新品で揃えたため初期投資の予算をオーバーした。

 

バーベキュー用の仕込み。

カレー味のタレに漬け込む。

 

メインメニューとなるカレーチャーハン。イケル。

前のカレーハウスでは1日平均100食出たという。

 

これは新メニューのチキンパイ皮巻きカレー風味、バジルソース。

他にも新メニューを何品か食べた。悪くはないが思うほどインパクトはなかった。

それより問題はビル3階の集客だろう。

オーナーの兄弟は2人ともシェフであるためメニューのことで頭がいっぱいだ。

お店の宣伝、コマーシャルをどうするかなんて考えてもいない。

カレーハウスのときのお客に声を掛けているけど新規で顧客を開拓しないとね。

ビジネスモデルとして興味があるからこれからもエントリーしよう。ではまた。


パプアニューギニア人の夢

2011-10-30 | weblog

先般、ラリーのオッチャンから電話があってオッチャンの娘が働いているレストランへ行った。

なんとオッチャンは丸々太った髭モジャモジャ、アフロヘアーの黒人と一緒にいた。

「プリちゃん、彼はパプアニューギニア人の大金持ち」

席に着いた途端オッチャンから衝撃的な発言が飛び出した。

顔を見ればなるほどポリネシア系のパプアニューギニア人だった。

しかし、どうしてまたここにパプアニューギニア人がいるのかオッチャンに聞いた。

なんでもオッチャンの娘の同僚の母親とパプアニューギニア人の母親が懇意にしているらしい。

その伝手で観光に来たのかとパプアニューギニア人に聞けばそうではなかった。

第3空港前の開発地域へビジネス投資に来たと答えた。分嬢マンションを1戸購入したそうだ。

まあバリ島でサーフィンをするアフリカ人の富豪と会ったことがあるので驚きはしなかった。

それからパプアニューギニアのことについて何も知らなかったので彼に少し聞いてみた。

パプアニューギニアは英国連邦に属したキリスト教国家で公用語は英語。

なんかフィリピンと似ている。彼もイメージは程遠いが敬虔なクリスチャンでお酒は飲まない。

で、彼は分嬢マンションの他に商業施設でレストランを開業したい、どうしたらいいか聞いてきた。

この商業施設2Fのレストラン街は人気で連日人で溢れている。

「空き店舗がないから出店は難しい。申し込みをしても審査が厳しく何年先なるかわからない。」

そう答えるとパプアニューギニア人は落胆した。

第一パプアニューギニア人は観光ビザで滞在しているのでビザ変更をしないとビジネスは出来ない。

ビザのことを考えてもいなかったパプアニューギニア人はますます落胆した。

そしてラリーのオッチャンよりも年上に見えるパプアニューギニア人は35歳の独身だった。

「フィリピーナのガールフレンドが欲しい、フィリピーナと結婚したい」

レストラン開業の他もう一つのパプアニューギニア人の夢だった。

これはお金でなんとでもなるフィリピーナならクリアできるが、敬虔なクリスチャンだからなぁ。

彼はオッチャンの娘の同僚が好きみたいだけど、その子は会うのが嫌でオッチャンを紹介した。

もしかしたらフィリピーナのガールフレンドはレストラン開業よりもハードルが高いかもしれない。

それにヘタしたらパプアニューギニア人の富豪も身ぐるみ剥がされる惧れがある。

フィリピンはお金さえあればなんとでもなる国だが、お金があっても出来ないことがある。

パプアニューギニア人と話してそう思った次第だ。

彼は一旦帰国してまたフィリピンへ来る予定でいる。余程夢を実現させたいらしい。

再会を約束したけど困ったものだ。ではまた。


中華風うどん

2011-10-29 | weblog

昨日、知り合いのシェフから新規レストランのオープンがハロウィン後になると連絡があった。

仕込みが間に合わずメニューも最終決定していないとのこと。なんともフィリピン人らしい。

11月2日のオープン前に一度来てほしいつーから近々に行くつもり。

でもって、最近よく食べているのが上記写真のロミつーフィリピンの中華風うどん。

鶏ダシのとろみスープで太い中華麺を煮込み、茹で卵、鶏レバー、油揚げがトッピングされている。

細い麺の中華風ラーメンはマミーつーけどこっちは何故かイマイチだ。

酒を飲んで小腹がすいたときロミのとろみスープと太麺の食感がいいのかな。

夜、小腹がすいたときにはルガウつーお粥がある。以前はよく食べたけどちょっと飽きた。ロミがいいね。

それから彼女は以前エントリーした近所の雑貨店を手伝っている女子大生の妹。

彼女も日本人に好感を持っているが妻帯者はダメなので残念無念。ではまた。


チンポム、再び

2011-10-28 | weblog

渋谷に住むドブネズミを剥製にしてピカチュウに。日本のアーティスト集団「Chim↑Pom」の作品が海外で再び話題に

(ザイーガ)

岡本太郎の壁画にいたずらをして話題になったチンポム。インパクトのある作品だ。

それからチンポムには遠く及ばないけれども

丸亀製麺の「肉ごぼうぶっかけうどん」

ごを取ったら最強のネーミングになることを発見した。

怖いほどくだらないネタだった。ではまた。


マンガ食堂

2011-10-27 | weblog

また食い物ネタなんだけど今回はネットで発見した面白いサイトを紹介。

マンガ食堂 - 漫画の料理、レシピを再現

「マンガの料理(漫画飯)を再現するブログ。普段の料理の範囲でできるメニューに挑戦してみます。」

つーワケでフィクションであるマンガの料理を実際に再現するバカバカしさが面白いことこの上ない。

でもって意外だったのが冒頭写真のローピン。

TV アニメ 美味しんぼ 第061話 「非常食」

美味しんぼの山岡さんが作った中華風のパイ。こんなもの旨いのか、大袈裟だなぁと思っていた。

ところがマンガ食堂の評価は

「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ)のローピン

意外や意外、好評だったのだ。

フィリピンで貧乏暇有り生活をしているとこうしたちょっとしたことに喜びを感じるようになった。

それから近所のカレーハウスから独立したシェフのレストランが明日オープンする。

次回はそのレポート。食い物ネタが続く、ではまた。


野菜不足

2011-10-25 | weblog

Pinakbet(ピナクベット、フィリピンの野菜炒め煮)

フィリピンの食生活では慢性的な野菜不足に陥り、女房のように肉だけ食べるようになる。

これは野菜料理が極端に少ないつーより普段口に出来るのは上記のピナクベットだけだからだろう。

そして肉嫌いなのでほぼ毎日食堂でピナクベットを食べている。

で、以前ラリーのオッチャンから「ピナクベットはワシの故郷イロコスの料理やでぇ」つーことを聞いた。

オッチャンに「へぇ~定番のレシピってあるの」と聞いたところ「ある」とのこと。以下、そのレシピ。

・ナス

・かぼちゃ

・インゲン

・ゴーヤ

・オクラ

・タマネギ

・トマト

・ピーマン

・ニンニク

・ショウガ

以上をカットして油で炒める。

火が通ったら水を加えバゴオン・イスダ(魚のオキアミ塩漬)の身をほぐしながら投入。

塩とパティス(魚醤)で調味して完成。

オッチャンによると豚肉を入れるのとバゴオンだけの調味は邪道だと言っていた。

そんなワケでピナクベットで野菜不足を解消しているのだった。ではまた。


ホテル放射能

2011-10-22 | weblog

[健康ランド]副島隆彦氏が『ホテル放射能』を建設する意向を表明

評論家の副島隆彦氏が10月18日、自身の公式サイトで福島県に、『宗教研究家の中矢伸一(なかやしんいち)氏らと協力して、「健康ランド」とか、「低線量の放射線は人体に良い影響を与える」ことの証明としての「ホテル放射能」を建設』することを目指していると表明した。

副島氏らは、3月の原発事故の直後から、現地に入って活動を続け、『現在の福島程度の放射線量は人間の体に害を与えない』『福島では、誰も死なない。こんな微量の放射能のせいで、発病して死ぬ者はひとりもいない。そのように断言します。』との立場で情報を発信し、危険性を説く武田邦彦、広瀬隆、小出裕章、児玉龍彦の各氏らを、『バカな恐怖症言論を撒(ま)き散らしている。』と厳しく批判している。

その中でも、5月3日に、福島県郡山市で対談し、それをまとめた本を出版した武邦氏に対して、『そのうち、彼は、各方面の専門家たちから厳しい指弾を浴びて、消えていなくなるだろう。私も、そろそろ、この男の扇動言論と、確信犯としての犯罪者体質が、腹(はら)に据(す)えかねるようになってきた。』などと、特に手厳しく批判している。

双葉町に足を運び安全宣言

副島氏は政府が4月22日から福島第1原発の半径20km圏内を「警戒区域」に指定し、立ち入り禁止にするより前に、福島原発周辺に足を運び、自らガイガーカウンターで放射線量を計測。高い放射線量が出ていたが、「大丈夫」と安全宣言。

副島氏は、『この程度の放射能ぐらい どうと言うことはない。子供にも大丈夫。』と考えているといい、国が「警戒区域」に指定した件に関し、『住民でさえ立ち入れない完全封鎖区域にしたのは、国民の財産権の侵害(憲法29条違反)』であると批判している。

(以上、MERXより)

クレイジーソエジー、誰かなんとかしてくれ。ではまた。


好感度

2011-10-21 | weblog

久しぶりの更新。

先月20日に右足膝下に異常を感じたワケだがどうも坐骨神経痛らしい。

それでストレッチとマッサージでリハビリの日々を過ごしているのだった。

でもって冒頭写真は近所サリサリ(雑貨店)でお手伝いをしている女子大生。

先般、彼女から突然「日本人の男性を紹介して欲しい」と頼まれたのだ。

「オレでいいじゃん」とすかさず返事したら「奥さんのいる人はダメ」と断られた。

で、彼女だけでなく他のフィリピーナからも日本人の男性を紹介して欲しいと言われている。

彼女の妹からも日本人のボーイフレンドをリクエストされている。

しかしながら金目当てのフィリピーナと日本人男性の関係はトラブルになるので無視している。

でまあ、彼女の場合は単純に日本人男性に対して好感をもっているだけのようだった。

そして言葉の問題があってコミュニケーションは難しいことを彼女に伝えた。

ところが彼女はまだ期待しているようでなんとも難儀なのである。ではまた。


誤解されるニュース

2011-10-15 | weblog

外国人1万人に無料航空券…観光庁11億円予算

観光庁は、東日本大震災後に激減している外国人観光客の回復を狙い、2012年度に全世界から、旅費無料で1万人の一般観光客を日本に招待する方針を固めた。

募集は主にインターネットを通じて行い、応募者の旅行計画などが審査に合格すれば、日本への往復航空券を提供する。

こうして来日する旅行者には、日本滞在中にインターネットで世界へ情報発信してもらう方針だ。日本国内の滞在が安全・安心であることを口コミで世界的に広げる効果を見込んでいる。旅行者にはこのほか、震災後の日本旅行についてアンケート調査をしたり、新たな日本旅行のモデルとなるような旅行プランを提案してもらったりする。事業費として、観光庁は12年度予算の概算要求に11億円を盛り込んだ。

震災後、東京電力福島第一原子力発電所の事故もあり、海外の旅行者が日本を敬遠する状況が続いている。来日外国人数は、4月に前年同月比62・5%減まで落ち込んだ後、8月になっても同31・9%減の54万6800人にとどまった。

その前の2010年には、前年比26・8%増の約861万人で過去最高を更新していた。政府は将来的に来日外国人数を3000万人に引き上げる目標を掲げている。

(以上、読売新聞より)

「プリンス、日本がフィリピン人を1万人タダで日本へ招待するというてるけどホンマか?」

関西弁を話すラリーのオッチャンから電話があった。

「さっきな、下のオバチャンがテレビで見たとゆーとった。ワシ、タダで日本へ行きたいんや」

これは俄かに信じがたい話である。

「じゃインターネットで調べるよ」

でもってネットで調べたのが冒頭のニュースだった。案の定、フィリピン人だけではなかった。

以前、床屋のワンユー君も「ジャッキー・チェンが死んだ」と言った。

何のことはない、テレビのニュースで映画の死亡シーンが流れただけだった。

ニュースを勝手に誤解するのがフィリピン・スタイルかもしれない。

それから観光庁の金払って外人に安全キャンペーンはヤラセ・デキレースの官僚体質だ。

口コミ効果は期待できないどころかフィリピン人のように誤解される。ではまた。


TPP交渉参加

2011-10-14 | weblog

先般、野田首相はTPP交渉参加を表明した。今回はTPPネタをエントリー。

そもそもTPPはシンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ4ヶ国で貿易関税撤廃を協議したことから始まりそれを嗅ぎつけた米国が主導した。TPP参加国の相互経済発展が謳い文句である。しかし条約内容が非開示であることを考えれば、米国資本が中国経済を牽制し、参加国の経済支配をすることが真の狙いだろう、なーんていうと陰謀論みたいだけど実際そうである。加盟国間の貿易では農業品が注目されているけど他にも工業品、、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなど24分野に及ぶ。これって米国の対日要求である日米年次改革要望書の延長で米国がいかなる要望をしてくるかは現段階で不明なのだ。

日本人は過去20年間米国に追随することが繁栄だと思っていた。これは米国の巧みな操作による。今回も官僚とマスコミを利用した情報操作。現段階で参加国はオーストラリア、ベトナム、シンガポール、ブルネイの4ヶ国。不参加国は中国、韓国、フィリピン、タイ、インド、インドネシア。参加4ヶ国のGDPを合計しても中国一国の20%に満たず、TPP不参加の市場のほうが格段に大きい。ところが対米従属しか頭にない野田首相は国益など考えてもいない。民主党内では小沢派を中心した議員約180名がTPPに慎重な姿勢を示している。TPPを廻り再び党内の亀裂、混乱が起きるだろう。倒閣運動になるかもしれない。ではまた。


強者の論理

2011-10-13 | weblog

100年後の視点から現代日本の常識を考えてみる

100年後の歴史の教科書で平成の日本に見出しを付けるなら「大衆・弱者の権力の増大から始まる横暴により国力が衰退した平成時代」と書かれるのではないでしょうか?何故、100年後かと言えば、行き過ぎた個人主義が蔓延した現代の常識でディベートすれば多勢に無勢で勝てっこないからです。また、理不尽なことをこれから書かせていただきますが、震災も放射能も政治も理不尽なものなのです。世の中や人生から理不尽はなくならない必要悪と考えます。それならばなくす努力よりも上手く付き合って行く努力をお勧めしたいからです。

中国の発展は理想的な発展とは決して言えませんが、今後日本と中国の経済力の格差は引き離される一方になると予測しています。その最大の要因は弱者に対する理不尽がまかり通っているからです。共産党一党独裁という政治の安定が背景にあるからでしょう。対して日本の政治は弱者に媚びなければ政権を維持できないという状態です。昨今の兼業農家に媚びた政策を打ち出した政党が与党になる結果は偶然ではないはずです。将来日本の国力が弱ってしまったら、仁の精神である弱者救済の精神があっても見捨てるしかない時代が必ず到来するでしょう。

日本には沢山の弱者が存在します。産業の弱者と呼ばれる第一次産業・年齢の弱者であるお年寄り・自由経済の弱者である失業者や低所得者・道路交通法の弱者である歩行者や自転車・性別の弱者である女性・身体的弱者である障害者・・・これらの中にそれぞれの本分を忘れ義務を果たさなかった結果の弱者が紛れ込んでいないでしょうか。そんな輩が毎日のように声高に弱者の権利を主張しているように感じています。

このような日本になった最大の要因はTVにあると考えます。今から30年前になります。TV番組制作に携わって「」という言葉を始めて聞いたのです。恥ずかしながら横浜で生まれ育った僕は差別という劣悪な差別があることを知りませんでした。差別用語として「百姓」や「朝鮮人」・・・などの言葉も放送できないと教わったのです。このような差別用語を控えるは当然だと理解出来ましたが、その後「ニートをバカにするな!ホームレスの人権侵害だ!イジメを助長している・・・」等とテレビ局やスポンサーにクレーム電話が入る度に弱者と認知される人々に関する表現を自粛するようになって行きました。どんな良い事でも度を越せば害になります。今では辛口コメンテーターの牙は大企業や政治家・公務員などの社会的強者のみに向かっています。弱者と認知されている人々への批判はヒステリックなクレームから番組降板に繋がるからです。そんな世相を背景に弱者は社会生活でどんどん国や強者への要求を強くしています。

被災地の復興が遅れ、放射能被害者が増え続けている今だから言いたいのです。補償金だとか補助金だとかは短期的には必要なのでしょうが、これらに依存して求め続ける精神は自分自身に弱者精神を植え付けることになり、数多くあるはずの人生の選択肢を制限した結果は不幸になってしまうのです。自らを弱者に仕立て上げた偽装弱者たちが作り上げた被害者意識による精神の安楽死に侵されないで下さい。「もののけ姫」の表現を借りるなら「たたり神」になるな!と。

僕は金持ち=強者だから言っているのではありません。今も昔も金に執着したことはありませんし、金持ち=強者だとも思っていません。

国立ファームがメジャーな会社になったら、二度とこのような発言は出来ないことでしょう。それは批判を浴びて会社か僕が抹殺されるからです。成功して強者になる前だから、僕と同じようにもがいている仲間に本音を言わせていただきました。

(以上、農業経営者連載 高橋がなり氏のコラムより)

上記コラムは日本の農業に対して「あんな平均年齢70歳の産業なんて保護する価値もない」と発言したTPP推進派の安住財務大臣と同じ考えだ。「昨今の兼業農家に媚びた政策を打ち出した政党が与党になる」とは小沢さんが掲げた農業者戸別所得補償制度のことだろう。それから100年後の日本を高橋がなり氏は新自由主義による弱肉強食を想定している。いつからこうなったんだろう、さもしいな。ではまた。


仕入れの問題

2011-10-12 | weblog

またレストラン開業のネタ。オナーシェフの目下の課題は食材の仕入れ。

近所のカレーハウスはオープンしてから暫く仕入れは華僑が社長の会社が担当していた。

それが今度独立したマネジャーシェフに代わり、仕入れが出来るようになって独立したワケだ。

で、新規オープンのお店にはカレーハウスと同じ価格で卸せないと業者が言い始めたそうだ。

シェフは5%高くなるからトンデモナイ、新しい仕入れ先を探していると悩んでいた。

どんな商売でも仕入れは命で特に食べ物屋の仕入れは難しい。

例えばラーメン屋でネギがなくなればラーメンを出せなくなるから捨てることを前提に仕入れをする。

仕入れロスを極力抑え、しかも売り切れを作らない至難の業だ。

冒頭写真はカレーハウスの人気メニュー台湾ビーフのテイクアウト。

これは1日で200食売れて数日品切れになったことが何度かあった。

売れ過ぎによる品切れ。勿論、牛肉は売っているが、質が悪く仕入れることができなかったようだ。

鶏肉は安定しているがフィリピンの牛肉は難しいと言っていた。

それから日本の名店、太陽カレーは無敵の品切れ王だったなぁ、相変わらず続いているんですかね。

そんなワケで苦難のレストラン開業ネタだった。ではまた。


マニラの月給

2011-10-11 | weblog

世界都市別月給比較・ランキングによるとマニラは44位で月給24,800円なんだそうだ。

大体そんなものかつー感じだった。地方は当然もっと低い。

近所のカレーハウスだとウェイトレスで8千~9千円。シェフは1万4千~1万6千円。

但し、住居と食事付きだから条件としては非常にいい。

下の床屋のワンユー君は住居と食事付きで6千円。週一で酒を飲みに行ってそれで終わり。

ラリーのオッチャンの娘はホテル・レストランでキャッシャーをしていて1万6千円。

隣部屋にいたデブ専のドームスは大手薬局の薬剤師で3万6千円だった。

まあ皆、それなりの生活をしてるな。

それから何度も言うけどフィリピン人の金銭感覚は極めてルーズで有れば有るだけ使ってしまう。

消費欲が強く借金も平気でしつこくタカる。お金については相手にしないことが肝要だ。

「フィリピン人を信用するな」とはjet師範の箴言、肝に銘じよう。

あとラリーのオッチャンも日本にいるころフィリピン人の男と金銭トラブルがあったそうだ。

そのときからフィリピン人が大嫌いになっとボヤいていた。ではまた。


新規レストラン

2011-10-09 | weblog

先般、近所のカレーハウスへ行ったところスタッフが大幅に代わっていた。

聞けばシェフ2人が独立してスタッフを数名引き連れて新規にレストランを開業するとのこと。

親しくしていたシェフが一度来てほしいと言っていたのでラリーのオッチャンと行って来た。

不動産契約が終わり、内装工事が始まったばかり。来月初旬オープン予定。

物件は場所もよく広さも60席分あり充分。問題はビルの3階にあることだ。

見晴らしはいいけどお客を3階まで上がらせるのは並大抵ではない。

でも物件がないから仕方なく決断したそうだ。苦戦を強いられそうだ。

でまあ、ラリーのオッチャンは昔、レストランを経営していたのでシェフがアドバイスを求めたワケだ。

2人のシェフはレストランを経営するのはまったく初めてだから不安になるのだろうな。

で、基本的に前のカレーハウスと同じスタイルからスタートして随時メニューを変えていくそうだ。

なんたって前のカレーハウスはひと月60万ペソ(120万円)の平均売上げだった。

これはフィリピンのローカル・レストランとしては驚異的な数字で独立したくなるのも無理はない。

2人の兄弟シェフは月の売上げ50万ペソはイケルと踏んでいるようだが苦しいだろうなぁ。

以下、50万ペソで利益を概算してみると

粗利 45%で22.5万ペソ

これから経費を引く

家賃・水道・光熱費 5万ペソ

人件費 5万ペソ

雑費・その他 2.5万ペソ

利益 10万ペソ

これを兄弟2人で折半することになる。前のカレーハウスのときは月給8千ペソだからタマンネェ。

初期投資が30万ペソだから非常においしいビジネスだ。

オープンしたらまたアップしよう。ではまた。


フィリピン人の頭脳

2011-10-08 | weblog

前々エントリーでフィリピン大学工学部について記されていた。

果たしてフィリピン大学のレベルでどんなものか気になってしらべてみた。

アジア大学ランキング2011

フィリピン大学は63位、東京理科大と大体同レベルだった。

それから先般、弁護士と打ち合わせのときフィリピンの学校制度が来年から変わるようなことを言っていた。今までは、エレメンタリースクール、ハイスクール、大学の6・4・4制。それが日本と同じ6・3・3・4制が施行されるそうだ。いい加減なフィリピンのことだから変わらないだろう。また以前、大学生KAZUによればエレメンタリースクールは日本の小学校、ハイスクールは中学、大学が高校、大学院が大学相当程度の扱いらしい。で、下の食堂にハイスクール卒の女の子が働いている。彼女は足し算、引き算ができない。カリキュレーター(電卓)を使っても間違える信じがたい頭脳である。いつも計算を間違えるので最近は別の食堂でメシを食っている。

こうした金勘定のできない子は3人目でもうじき食堂をクビになるだろう。

学校制度を変更したところでフィリピン人の頭脳は変わらないと思う。ではまた。