NPO法人BIO de BIO (ビオ・デ・ビオ)  ~生物多様性のある循環の暮らしをめざして~

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第二回 田んぼの生き物調査(ビオデビオ主催)

2008年08月04日 | ★田んぼの生き物調査
くみこさんから、レポートが届きました!
7月20日(日)第二回 田んぼの生き物調査(ビオデビオ主催)
in 新城市福津農園(自然農法の師匠、松沢氏のお宅) です。

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2回目の松沢田んぼでの生きもの調査を7月20日(日)行いました。

快晴で熱中症の心配されるようないい天気でした。

今回は、新たに参加してくださった大府の戸田夫妻と

浜松の市川夫妻を加えて、14名で行いました。

 

アゾラが水面を覆っていたため水中を見ることができず

手探りでの探索となりました。


↑アゾラ(草を生えにくくするなどの効果があるため、
松沢田では、毎年田んぼに投入している)

けれど さすが松沢田んぼです。

無造作に金魚網ですくってみるだけでオタマジャクシや子負い虫が

わさわさとれました。

今回は前回より、子負い虫がたくさん見つかりました。

大中小いろいろなサイズのものをたくさん捕まえたので

トレイの中で共食いが始まってしまいました。

動くものは、なんでも餌なんですね。

水生昆虫は、肉食のものが多くみんな生きるために

どん欲な食欲を持っているようです。

そんな肉食昆虫の餌となることの多いオタマジャクシの

目つきが悪いのもうなずけることです。

その他目立ったものは、赤腹イモリの幼生が多数いたことです。

ウーパールーパーを思い出させるお茶目な姿です。

フワフワした頸飾りは、外鰓です。



今回もたくさんの生きものと出会えました。

アゾラの上を渡っていくアリやアマガエルを見れるのも

松沢田んぼならではですね。

そして肉食昆虫をたくさん見つけることができた松沢田んぼは、

餌となる生きものが無数にいる素敵な田んぼだと思いました。

次回の調査で、またより多くの出会いを楽しみにしています。



今回の調査で出会った生きもの
メダカ・ドジョウ・赤腹イモリ・ヒメダカ・マツモ虫・チビゲンゴロウ・子負い虫・トノサマガエル・ツチガエル・沼ガエル・各種オタマジャクシ・糸ミミズ・ユスリカ・カゲロウの幼虫・ケラ・姫アメンボ・菱バッタ・走りグモ・ヤゴ





オオバコ・蕗・血止め草・シロツメ草・キツネのボタン・ギシギシ・コナギ・イ・
シャジクモ・アオミドロ・タチスズメヒエ


特別参加で小川田んぼで見つけたイシガメの赤ちゃんも顔見せしました。

text by Kumiko



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