「絶対悲観主義」
楠木建著、講談社+α新書、2022年6月
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「絶対悲観主義者」の著者が仕事や生活の断片について書いたものを集めた本。
「絶対悲観主義」 とは「絶対に自分の思い通りにはならない」と考えることで、
仕事への構えをらくにするため(だけ)のものであって、
仕事の成果や成功を約束するものではないそうです。
大体のことは気のせいで済ませる著者も、健康と平和だけは気のせいでは済まされないと述べています。
全体的には「鈍感力」と通じるものがあるように感じました。
・品の良さの最上の定義は「欲望に対する速度が遅い」
・失敗の後は、エネルギーが戻ってくるのをひたすら待つのが最善の策
・正論は単なる建前論
など、自分も本書で述べられているような考え方でいたいですが、
経営学者として名を馳せている著者とは違い、しがない会社員ですので、
そうはいかないこともあります。
著者は発表することが大好きで、発表が先、オーディエンスは後、だそうです。
これはブログを書いている自分にも当てはまります。
最後の第14章は「初老の老後」というタイトルですが、著者が書評を連載している週刊現代について語っています。
この章が一番面白いです。
楠木建著、講談社+α新書、2022年6月
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「絶対悲観主義者」の著者が仕事や生活の断片について書いたものを集めた本。
「絶対悲観主義」 とは「絶対に自分の思い通りにはならない」と考えることで、
仕事への構えをらくにするため(だけ)のものであって、
仕事の成果や成功を約束するものではないそうです。
大体のことは気のせいで済ませる著者も、健康と平和だけは気のせいでは済まされないと述べています。
全体的には「鈍感力」と通じるものがあるように感じました。
・品の良さの最上の定義は「欲望に対する速度が遅い」
・失敗の後は、エネルギーが戻ってくるのをひたすら待つのが最善の策
・正論は単なる建前論
など、自分も本書で述べられているような考え方でいたいですが、
経営学者として名を馳せている著者とは違い、しがない会社員ですので、
そうはいかないこともあります。
著者は発表することが大好きで、発表が先、オーディエンスは後、だそうです。
これはブログを書いている自分にも当てはまります。
最後の第14章は「初老の老後」というタイトルですが、著者が書評を連載している週刊現代について語っています。
この章が一番面白いです。
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