矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障害児アートセラピー

2016-01-24 17:54:39 | みんなの美術
雪降らなくて良かった

先日の放課後等デイサービスでの美術

アートセラピー(療法)

でした

自由創作で、

心の循環を良くし、潜在能力を伸ばし、知的好奇心を育てる‼️

だから、10人いても皆別々の事をして良いのです


この日は、シールに夢中になったR君。
彼の中では、必要な色・いらない色が決まっているようです。

裏返したらいつのまにか別バージョンが!


中学生のK君。めずらしく立体です!

自分のお気に入りで大切なものを隠すように、最後は箱を閉じていました。
思春期ですもの…秘密を持ちたい年頃ですよね♪


いつも立体・平面を同じくらいのボリュームで創作するMさん。色使いは常に
虹色です🌈

うん、素敵♪


お兄ちゃんと遊ぶのも大好きな元気いっぱいのK君。 お寿司のトレーを使って
を創作しました!

自立心がぐんぐん伸びてきてるね!


やっぱり粘土大好きなAさん。
選んだ色は初春をイメージするパステルグリーンとレモンイエロー🍋

混ざり合う途中経過をみたスタッフの女性が、「カップに入れたらサーティーワンのアイスクリームみたい!」すかさず私も「フレッシュで美味しそう!」と
食いしん坊コメントを…
重度知的障害のAさんは、ニコニコしながら触ってて、その笑顔に私が癒やされのです。


はち切れんばかりに元気いっぱいのKさん。 発散しているよ! 粘土にボンドを混ぜ込みグチャグチャを楽しんで、最後は紙に貼り付けた

手がすごいよ! おうちや学校でやったら「何やってるの! 」って叱られちゃうかな?でも、ここは大丈夫。安全で安心できる場所だから。

だから子どもは、自分をさらけ出すことができる。そうして、信頼関係ができてくる。

心に抱えたモヤモヤを吐き出せる場所を提供するのが、
アート療法士としての役割


ますます積極的に人と関わろうしてきたH君。ぬり絵だって、そのタッチに気持ちが現れてるぞ! 目のクリクリした可愛いい子。

作品にはその子のが現れます。

形にならなくても、プロセスからキャッチする事もできるのです。

むしろ、そこでどう過ごしているかというその人の様子・状態が大事なのかもしれません。

アート療法では、
それらを総合的に読みとって理解していくことが重要です。


施設などで集団で実施する場合は、
様々な制限がでてくる為、なかなか
きめ細やかな対応ができなく、それが
残念でなりません。

自宅プチアトリエは、やはり個人対個人を大切に、子ども・ママに優しいアートセラピーを
提供していきたいと思います

アートセラピーの役割も、臨床美術の役割も根っこは同じだと思うのです。

このあたりはアトリエ活動の核になるので、じっくりと熟考したいと思います