特定失踪者家族からの手紙（6）宮本直樹さん

■平沼拉致議連会長へ、特定失踪者家族からの手紙（6）宮本直樹さん（平成14年3月、都内で失踪）のご両親

※それぞれの失踪状況については調査会のホームページをご覧下さい。

　私は行方がわからない宮本直樹の父親です。

　我が家二男が今から六年六ヶ月前二〇〇二年三月三日に家を出てカーフェリーの中に荷物を置きざりにして本人が見当たらないとの連絡をうけ北九州の海上保安本部から二日後の三月五日に知り突然の出来事でとまどいを感じ大きなショックをうけ悲しい日々を送っているのです。

　その後拉致ではないか届で調査会の方々皆様に御世話になっているのです。

　いつまでも悲しんでばかりいられず集会等に参加しております。

　いまでも最寄りの警察に公開そう査を依頼しポスターを作成し承認をもらい、都内の駅、繁華街、警察署、カーフェリーにのったと思われる船会社に協力を得て何千、何百枚と配布しはって頂きました。

　それでも何ら情報もなく、テレビ、新聞、雑誌等に訴えつづけました。こうして家族でできることはここまでです。このように特定失踪者がいることを風化させることなくさがし続けるには国民の数多く知ってもらうことだと思います。

　今日国会の先生方のお忙しい中をこうしてお願いすることになりましたが今後共力をお借してさがし続けていきたい思いますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

宮本正栄
宮本はるみ
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氏　　　名 ：宮本　直樹
失踪年月日 ：平成14(2002)年3月3日
ふり　がな ：みやもと なおき 生年月日 昭和52(1977)年11月9日
性　　　別 ：男
当時の年齢 ：25
身長 体重　：178センチ 66～8キロ
公　　　開： 　第3次公開
当時の身分 ：フリーター(主に清掃業務)
特　　　徴 ：筋肉質、がっしりした体格 靴のサイズ27.5センチ 鼻の下から唇にかけて手術痕あり、視力は要コンタクト。
失踪　場所 ：東京都荒川区
失踪　状況 ：午後3時30分頃、「今夜は夕飯はいらない」と行って自宅を出ていった。いつもと全く変わらなかった。5日朝、新門司港の海上保安庁より電話で「3月3日19時10分発のフェリー船室に荷物だけ残し、本人が見あたらない」との連絡。荷物には免許証、財布、眼鏡、コンタクトレンズなど身の回りのもの一切があった。東京湾フェリー乗り場から乗ったと思われるが、降りた形跡なし。同フェリーは朝5時に新門司港(福岡)着。時々1人旅に出かけることはあったが、心配かけるようなことはなかった。