シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

ダリオ・アルジェント監督”動物3部作”第3弾 ③「4匹の蝿」 Four Flies on Grey Velvet Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:38:03 | 2024年関西公開作
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
(HP)
 
(予告編)
 
”動物3部作”第3弾
③「4匹の蝿」
Four Flies on Grey Velvet
 
(あらすじ)
ロックバンドのドラマー、
ロベルトは黒いハットの男に付きまとわれていた。
ある晩、限界に達したロベルトは男に詰め寄るも、
揉み合いの末に誤って彼を殺害。
その現場を覆面を被った謎の人物に撮影されてしまう。
やがて脅迫電話がロベルトを襲い、
彼の周りでは不可解な殺人事件が起こり始める。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
第七芸術劇場での鑑賞以来
14年ぶりに再鑑賞。
 
動物キーワードは”蝿”
巻き込み巻き込まれ展開
 
ダリオの原点全開な作品で
「深い紅淵」に繋がる感じ。
 
サングラス、黒ハット、黒コート。
 
前半からダリオノワール。
 
劇場は「オペラ座 血の喝采」に繋がる?
 
主人公が「人を殺した」事を
悩んでいるが人に打ち明けていくのが
不思議ではあるが面白さも感じる。
 
人は殺されていくが
意外と犯人像がわからない展開
 
人形的仮面が不気味
 
驚きと共に話が転調
 
「サスペリア」を
想い出すシーンもあった。
 
なんで、そんな事なるの?
のラブシーンも(笑)
 
LGBTQスパイスもあります。
 
順番に殺されていくと
登場人物が減っていくので
犯人が絞られるはずだが
観客も直ぐには辿り着けない。
 
そして”四匹の蝿”が登場
 
何を意味するのか?
 
ラスト10分で犯人が明かされるが~
 
ダリオ作品の犯人像には
やはり共通項があるね。
 
そんな事で殺人をするなんて~
 
公開情報
 
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)〜
 
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルジェントの監督デビュー2作目 「わたしは目撃者」(1970年)Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:35:32 | 2024年関西公開作
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
(HP)
 
(予告編)
 
アルジェントの監督デビュー2作目
 
②「わたしは目撃者」(1970年)
英題:The Cat o' Nine Tails
 
(あらすじ)
遺伝学研究所での謎多き侵入事件と、
所員である博士の列車での轢殺事件。
関係者が次々と殺される中、
盲目の元新聞記者フランコ・アルノと
若き新聞記者ジョルダーニは、
決死の覚悟で犯人を追い詰めていく。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
二作目の動物キーワードは”猫”
前作の”作家”の次は
”新聞記者”が犯人捜しを・・・
また”カルロ”や(笑)
冒頭からダリオの世界観
”赤い血”も約15分で登場。
展開が気になる。
”盲目”人物も登場で
最近見た「ダークグラス」との
共通点を見い出す。
お得意の”首絞めシーン”も。
※オンライン試写なので
気になった箇所を
再確認、ちゃんと伏線があった。※
ダリオはLGT要素も多様する。
色んな人物が犯人像に・・・
(6人?9尾の猫。)
アートを見せるね、やはり。
映像カットの繋がりも
意外と重要だったりする。
ダリオ監督作品の
鑑賞の順番にもより
初見の方は
衝撃があるが
ファンは金太郎飴的な事が
詰まっているのが嬉しい。
(自分自身もです)
ジャーロへの助走な作品。
(いやすでに完成か?)
建物前を歩くシーン
煙草を吸うシーンなども
ダリオ観を感じる。
真相に近づいても
また離れていく。
そんな行動をする?
な展開は少し笑いも。
諸々のシーンは
次世代のホラー映画でも
引用されてたような感じもする。
※1度目に結末がわかり
2度目観ると更に展開が
凄く納得できる。※
 
11年前に
十三シアターセブンで
鑑賞して以来の再鑑賞。
 
公開情報
 
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)〜
 
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
 
送信
 
 
シェア
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルジェントの監督デビュー作 「歓びの毒牙(きば)」(1969年)Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:33:42 | 2024年関西公開作

©TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights Reserved.
 
 
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
アルジェントの監督デビュー作
①「歓びの毒牙(きば)」(1969年)
The Bird with the Crystal Plumage
1969年/イタリア・西ドイツ/97分
カラー/スコープサイズ/イタリア語モノラル 
 
(あらすじ)
アメリカ人作家サム・ダルマスは
ローマに滞在中、
ギャラリーで起こった
殺人未遂事件を偶然目撃する。
謎の連続殺人事件に巻き込まれた彼は
帰国を断念し、現場で耳にした
《鳥の鳴き声》を手がかりに
真相を解き明かそうとする。
<高橋裕之のシネマ感>
今作の動物は”鳥”
10年前に
十三シアターセブンで
鑑賞して以来、2度目の鑑賞。
デビュー作で
後に繋がる”アルジェント“色が満載。
”黒革”、”赤い服”、”ナイフ”
そして音楽。
登場人物の一人が”カルロ”で
今更ながら変に納得
※ファンならわかる※
事件の目撃
アート物の数々・・・
事件の目撃者(作家)が
違和感から犯人を捜し始める
この展開が好きです。
”絵”もキーワードに?
やはりアルジェントの映画が好きだ。
 
 
公開情報
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)~
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
「(C) TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights
Reserved.(C)1971 SEDA SPETTACOLI ALL RIGHTS RESEVED. (C)SURF FILM SrI ALL
RIGHTS RESERVED.」
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「痴人の愛」Rー15 奈月セナさん(主演・ナオミ役)ZOOMインタビュー

2024-12-11 09:07:27 | 高橋裕之のシネマ感ハイシーンYouTube(動画)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲斐さやか監督作 映画「徒花 ADABANA」 12月14日(土)十三第七芸術劇場公開

2024-12-11 09:03:25 | 2024年関西公開作
(C)2024「徒花 ADABANA」製作委員会 / DISSIDENZ
 
 12月14日(土)十三第七芸術劇場公開
 
甲斐さやか監督作
映画「徒花 ADABANA」
(あらすじ)
裕福な家庭で育った新次(井浦新)は、
妻との間に一人娘も生まれ、
周りから見れば誰もが望むような
理想的な家族を築いていた。
しかし、
死の危険も伴うような病気にむしばまれ、
とある病院で療養している。
手術を前にした新次には、
臨床心理士のまほろ(水原希子)が
心理状態を常にケアしていた。
しかし毎日眠れず、食欲も湧かず、
不安に苛まれている新次。
まほろから
「普段、ためこんでいたことを話すと、
手術に良い結果をもたらす」と言われ、
過去の記憶を辿る。
そこで新次は、海辺で知り合った
謎の「海の女」(三浦透子)の記憶や、
幼い頃の母親(斉藤由貴)からの
「強くなりなさい、そうすれば守られるから」
と言われた記憶を呼び起こすのだった。
記憶がよみがえったことで、
さらに不安がぬぐえなくなった新次は、
まほろに「それ」という存在に
会わせてほしいと懇願する。
「それ」とは、病気の人間に提供される、
全く同じ見た目の“もう一人の自分(それ)”であった。
「それ」を持つのは、
一部の恵まれた上層階級の人間だけ。
選ばれない人間たちには、
「それ」を持つことすら許されなかった。
新次は、「それ」と対面し、
自分とまったく同じ姿をしながらも、
今の自分とは異なる内面を持ち、
また純粋で知的な「それ」に
関心を持ちのめりこんでいく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
題名が”和”的だけどSFドラマ。
 
近未来の物語なんで
病気や手術も法律で管理されている。
 
でも”生命”の話だ。
 
政略結婚が主人公に影響してる。
 
不思議な感覚で展開する。
 
「それ」の存在が話の中心に
次第になってくる。
 
新次と「それ」の二役の
井浦新の演技から目が離せない。
今更ながら新境地
 
特撮やCGを使わず
雰囲気や撮り方、
内容でSF感を出せた作品。
 
終始不思議な展開
 
長編2作目だけど
監督色がなんとなく出てると思います。
 
東京 下北沢トリウッド 03-3414-0433 12/13(金) 〜 12/29(日)
 
静岡 CINEMAe_ra 053-489-5539 12/13(金) 〜 12/26(木)
三重 伊勢 進富座 0596-28-2875 12/13(金) 〜 12/26(木)
愛媛 シネマルナティック 089-933-9240 12/14(土) 〜

 

高知 あかつきシアター 0880-43-2110 12/13(金) 〜 12/25(水)
※12/19(木)休館日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベネズエラ 「博士の綺奏曲」  いよいよシネマ神戸12月14日(土)公開

2024-12-11 08:59:23 | 2024年関西公開作
(C)Bendita films/Cinemago
 
<作品紹介パターン>
 
 いよいよシネマ神戸12月14日(土)公開
 
ベネズエラ
「博士の綺奏曲」
2021年製作/78分
 
(あらすじ)
研究所に勤めながらも、
オルタナティヴ・ロックバンド
「ロス・ピジャミスタス」の
ボーカルを務めていた
アンドレス(へスース・ヌネス)は、
汚職にまみれた政権が主催する音楽祭に
メンバーたちが無断で参加しようとしていたのを知り、
脱退を決意する。
バンドを離れ、ソロでの活動を開始した
アンドレスのもとに現れた、
顔なき奏者「ビースト」たち。
混乱と貧困が日常を蝕んでいくベネズエラで、
アンドレスはビーストたちとともに、
孤高のアルバム制作を試みる……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
映像がアート的で美しい。
 
”幸せの黄色い”感覚が印象的。
 
監督が製作した劇中曲も良い。
 
話の展開は単純だが
魅せる聴かせる映画。
 
そんなシーンまで
アートになるんだと関心。
 
顔なき奏者「ビースト」が
幻想的な存在。
 
音楽映画な響きもある。
 
癒されるね。
 
ポストカードにしたいカットも。
 
80年代風なPVノリが懐かしい。
 
史上最高のベネズエラ映画でした。
(あまり観たことないけど)
 
 
 
映画配給レーベル Cinemago 
滝澤令央さんインタビュー

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする