シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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奥山大史監督作 映画「ぼくのお日さま」

2024-12-18 19:41:17 | シネマ(邦画)
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINEMAS
 
 
奥山大史監督作
映画「ぼくのお日さま」
 
 
(あらすじ)
吃音をもつホッケーが苦手な少年。
選手の夢を諦めたスケートのコーチ。
コーチに憧れるスケート少女。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、
淡くて切ない小さな恋たちの物語。
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生の
タクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。
タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、
冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。
ある日、苦手なアイスホッケーで
ケガをしたタクヤは、
フィギュアスケートの練習をする
少女・さくら(中西希亜良)と出会う。
「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、
心を奪われてしまうタクヤ。
一方、コーチ荒川(池松壮亮)のもと、
熱心に練習をするさくらは、
指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。
コーチが元フュギュアスケート男子の
選手だったことを友達づてに知る。
荒川は、選手の夢を諦め東京から
恋人・五十嵐(若葉竜也)の住む街に越してきた。
さくらの練習をみていたある日、
リンクの端でアイスホッケー靴のまま
フィギュアのステップを真似て、
何度も転ぶタクヤを見つける。
タクヤのさくらへの想いに気づき、
恋の応援をしたくなった荒川は、
スケート靴を貸してあげ、
タクヤの練習につきあうことに。
しばらくして荒川の提案で、
タクヤとさくらはペアで
アイスダンスの練習をはじめることになり……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
先に言います「秀作」でした。
 
面白い映画は
他に話題になってるのがありますが
”良い”映画に巡り合うなら
この作品を鑑賞して欲しい。
 
特に劇映画製作に
携わってる方は観ておくべきだと
上目線で言ってしまいます(笑)
 
観客は
雪が降りはじめてから
雪がとけるまでの物語と言う
まずは”魔法”にかかります。
 
夏は野球で
冬はアイスホッケーをすると言う
二面性の設定も良いですね。
 
特に野球が上手いわけでもなく
アイスホッケーが上手いわけでもない。
 
監督は観客に余白を与えたとも
言っているのですが
深堀りする映画は多いですが
これは”浅堀り”の映画
監督に才能があるので
それが中途半端にならないのが
この映画を「秀作」と言う理由です。
 
コーチの過去も描かれますが
ちゃんとした答えがなく
コーチと恋人と言われている男性と
BLなのか?深い友情なのか?
そこも”浅く”表現されている。
タクヤと友人との友情の比喩か?
 
タクヤの吃音も特に重要でないが
その設定がないと物足りない。
※この辺も一瞬だけの協調※
 
タクヤ→さくら
さくら→コーチ
コーチ→タクヤ
このトライアングルも△のままや。
※〇でも✕でもないのが余白※
 
そしてスタンダードサイズで魅せる力
画面の中心に、いつも何かがある。
 
映像の部分部分を撮って
チェキで置いときたい。
※写真サイズではダメ※
 
奥山大史監督の
世界にハマると浸れる。
 
シャーが晴れた後の
”お日さま”で心も晴れる。
 
 
 
 

 

 

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野本梢監督 映画「愛のくだらない」Movie's cafe MATERIAL 2024.12.20(金)~22(日)公開

2024-12-18 14:20:42 | シネマ(邦画)
Movie's cafe MATERIAL 2024.12.20(金)~22(日)公開
 
12月20日(金) 19:00〜  
12月21日(土) 12:00〜  
  14:30〜  
  17:00〜  
  19:30〜 アフタートークあり
12月22日(日) 12:00〜 アフタートークあり
  15:00〜 アフタートークあり
  18:00〜

野本監督ご来店予定!!

 

21日(土)19:30~
22日(日)12:00~
15:00~

料金:1,500円(税込)+1オーダー制
※特別鑑賞券ご利用できます!

 
 
野本梢監督の
映画「愛のくだらない」
 
(作品HP)
https://kudaranai-movie.com/
 
いやぁ〜良い作品です。
 
面白さの中に
真面目なテーマを掘り込んでいるのか?
真面目なテーマを
面白くしてるのか?
絶妙なバランスです。
 
一人の女性映画でありながら
二人の恋愛物語
多数多様の人間ドラマで
業界の裏事情など
この豊富さは何なんやろう?
 
田辺・弁慶映画祭
グランプリと映画com賞
ダブル受賞に納得。
 
この作品「くだらない」とは
誰も言わない!
 

 

高橋裕之のハイシーン「野本梢監督インタビュー」|高橋裕之のシネマ感ノート(シネマコミュニケーター)

高橋裕之のハイシーン「野本梢監督インタビュー」|高橋裕之のシネマ感ノート(シネマコミュニケーター)

映画「愛のくだらない」野本梢監督インタビューbyシネマコミュニケーター高橋裕之

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47年の時を経て K修復版にて劇場初公開 「ペパーミントソーダ」

2024-12-18 00:23:28 | 2024年関西公開作
(C)1977 - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - ALEXANDRE FILMS-TF1 STUDIO
 
47年の時を経て
K修復版にて劇場初公開
「ペパーミントソーダ」
1977年製作/101分/フランス
原題:Diabolo menthe
 
(HP)※あらすじ・概要※
 
<高橋裕之のシネマ感>
鑑賞動機は予告編
フランス女子高生もので
「ラ・ブーム」に近いかな?と思ったが
意外と「グリーイング・アップ」女子版?
 
おませな女子たちの日常は
POPな感じでした。
 
1977年製作で
1963年が舞台で
それを2024年に鑑賞する事は
貴重な体験であり自然レトロ映画に・・・
 
お国は違うが
1960年代~70年代の
若者世代は懐かしくもあり
今ではありえないだろうなな展開。
 
主人公と姉、
友達、恋人的な人とのエピソードもあり
”学校”が舞台なのも面白く楽しめる。
 
ディアーヌ・キュリス監督の
体験記も織り込まれてるとか?
監督のデビュー作であり
その後も女性映画を撮り続けた。
ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉
観れないかなあ?
 
フィルム時代の作品なんで
話の切り替えが急だったりするのも
1977年製作を感じさせる。
 
現代にも通用するPOPな作品でした。
 
”ペパーミントソーダ”は
どういう形で扱われているのか?
劇場で御確認を。
 
観客は女性比率が高かったです。
 
関西は1週間限定公開の為
Tジョイ京都と
Tジョイ梅田で
12月19日(木)までの上映
 
渋谷 ホワイトシネクイント上映中
 
名古屋 センチュリーシネマ12月20日(金)
 
その他も少し上映あり(HP)にて
 
来年、塚口サンサン劇場でやるのか?さて?
 
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