[c]2023「卍」製作委員会
谷崎潤一郎原作
映画「卍MANJI」
〈あらすじ〉
服のセレクトショップオーナー
柿内園子は、歯科医である夫・孝太郎の支えを得て
店の経営に情熱を注いでいた。
ある⽇園子がよいモデルがいないかと
孝太郎に相談したところ、
あてがあると若い女性・光子を紹介する。
光子は孝太郎が偶然立ち寄った
喫茶店の店員だった。
さっそく光子を起用して
新作服の撮影に臨む園子。
気取ってポーズを決める光子を
園子は夢中になって撮ってゆく。
後⽇、光子がモデルになった服は
若い客を中心に飛ぶように売れていった。
園子と光子は仕事を通して親しくなり、
二人の様子は姉妹に間違われるほど
仲良さそうに映った。
ある⽇、二人は撮影と称して
海岸までドライブする。
夕暮れになっても帰りたくない二人は
どちらともなく唇を重ねる。
園子の抑えていた感情がほとばしり
光子を強く求めると、
光子はそれを喜ぶように受け入れる。
女性二人、最初はぎこちなく、
しだいに激しく愛し合うようになる。
だが後⽇、ショップに
光子の彼氏だと名乗る男・
エイジがやってくる。
光子と園子の関係に気付いているエイジは
「光子を二人で共有しよう」と言い出す。
そして同じ頃、孝太郎が二人の情事を
裏付ける証拠を見つけ出し…。
〈高橋裕之のシネマ感〉
谷崎潤一郎の「卍」が原作
映画化も何度かされ
大筋も知ってましたが
映画としては初めてでした。
LGBTQ時代、令和版「卍」に。
新解釈での小谷香織脚本
出会いも展開も卍関係も
明るい部分が会った。
園子と光子のラブシーンも
長かったなあ〜(笑)
夫、光太郎との絡みは自然体
エイジもソフトだった。
男女四人が中心だが
やはり園子と光子の愛情物語。
過去の作品を鑑賞済みの方は
見比べて観てください。
今度は「鍵」の令和版を期待する。
井土紀州監督関連作品としては4本連続
小原徳子さん出演作としても4本目
大西信満さん出演作としては
10本目の鑑賞作になった。
広島県 | 福山駅前シネマモード | 10/6(金)~10/12(木) |
広島県 | 横川シネマ | 10/7(土)~10/13(金) |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます