AliExpress経由で購入したパチモンの中華製FFヒーターですが、無事動作確認と不良燃料ポンプを駆使して1ヶ月程に渡り重ね重ねのテストを終了したのは先日の話。
燃料タンクと燃料ポンプ(今度は大丈夫)も届き、部材は揃いました。
後は穴開けして取り付けるのみ!!ですが、今の時期、週末はスキーに行っちゃうのでナカナカ時間が・・・。
そんな折、いつも行ってるスキー場でコロナ感染者が出たとの情報が。
まぁ・・・我々来場者が持ち込んだ様な気がしてなりませんが
とりあえず様子見も兼ねて、今週末はスキーはお休み。
となると?『今でしょう!今しかないでしょう!!』と言うお告げが天から聞こえた様な。
思い切って工事開始しちゃいます!
E26キャラバンの場合、取付の定番個所は荷室の最後部の左右端どちらかみたい。
ただ、左側(助手席側)はマフラーが通ってるので、右側(運転席側)が多いのかな?
我が家のキャラバン、そこにギャレーもどきが設置してあります。
床面には排水タンクが陣取ってるので、諸々配置やタンクの交換とか面倒・・・。
で、前から気になってたのはセカンドシート下。
でもネットで検索しても、誰もシート下に設置した例が見つからなかったのですが、
最近になってYoutubeでシート下に取付した人の動画を発見!
やはりそこのスペースは取付可能だったんですな!!
となれば、我が家もそこがターゲットに。
ここ↑
運転席後ろのセカンドシート下の空間。
シート脚の前方部に添わせるように取付る予定。
取り付けるのは、一体型から分離した2Kwのヒーター本体。
では緊張の穴開け工程を。
車の下に潜り、加工目標の場所を確認&マーキング。
ワタクシの雑な作業のせいで、3回マーキングしてやっとセンターが出ました・・・。
そして緊張の瞬間・・・。
とりゃーっ!!と心の中で叫びながら2mmドリルで穴開け。
その2mmの穴を基準に、車内側から本加工用のマーキングをしました。
プレート(自作ステンレス製)をあてて、カーペットの一部をカット。
床面の鉄板が現れました。
そこに先ほどのプレートで加工穴をマーキング。
結局当初のセンターとずれてるし・・・。
ちなみに、ヒーター底面のパッキンと床面鉄板がピッタリ接する側を排気側にしました。
ここからはもう後戻りは出来ないと覚悟を決め、思い切り穴を開けていきます。
本体固定用ボルト穴&燃料パイプ接続部用に7mmドリルで5か所穴加工。
吸気・排気菅用には28mmの穴を開けたいので、下穴加工してから
こやつを使います。
ステップドリルって言うの?
今は便利な物が有るのね~。(Aliexpressで400円程でした)
ふぅ~、穴加工が無事完了。
試しにヒーターを設置してみます。
スコン!とハマりました。
OK!OK!!
次は車体下側から確認。
排気管は綺麗に出てますね。
吸気菅と燃料パイプ接続部の出幅が少ないけど・・・
これだけ出てるので、まぁ何とかなるでしょう。
それよりも穴加工のバリが気になって、この後しばらくバリ取りに夢中になってました・・・。
バリがある程度片付いたら、錆止めに下塗り用のプライマーを筆につけてヌリヌリ。
さて、今回ヒーターの取付は、
床鉄板→耐熱パテ層→ステンレス製ベースプレート→パッキン→ヒーター
の順になるように取付ます。
床鉄板とステンレス製ベースプレートの間のスペースはスペーサーを利用。
ディスクグラインダーで削り、ガタツキが無いように微調整。
ベースプレートと床鉄板は耐熱パテてんこ盛りでコーキング。
穴部以外はパテで埋まるように1本使い切りました。
今度は車体下部からの作業。
ヒーター本体を本固定。
通常は本体から出てるボルトねじ部にナット止めですが、この商品は逆。
本体にM6のネジ山が切ってあって、適当なネジ・ボルトで固定するタイプ。
結果として、作業と取付場所の幅が広がったので良かったかな?
とりあえず吸気ダクトを取りつけ。
ハマる部分が短いですが、
ホースバンドでしっかりと固定する事で問題なし。
吸気ホースの先端にはエアクリーナー(?)を取り付けて、ホース留めバンドで車体裏側のネジ穴を利用して固定。
何のネジ穴かはわかりませんが、トランスミッションの上方にM5サイズのネジが切られてました。
ここならばアンダーカバーとトランスミッションの影に隠れるので、路面からの水にさらされる恐れがありません。
かなり奥まっているので、相当苦労しました・・・この作業
お次は排気管。
散々テストしたからか、排気管がステンレス特融のキツネ色に焼けております。
根本をこれまたホースバンドで固定。
こちらのタイプの方が『面』ではなく『線』で食い込んで固定してくれそうなので、こちらにしてみました。
ダメなら後で交換すれば良いかな?と。
この排気管の取り回しが結構苦労しました。
寝ながらの作業なので上手く力が入らない事もあり、ナカナカ上手い具合に曲がってくれない・・・。
基本的に配管は出口に向かって常に下向きに傾斜させなければならないと言う縛りもあったので余計に。
何とか配管をまとめて、サイレンサーを固定。
ステンレス製のステーを自作で加工。
何とか配管が他の部品に干渉する事無く、ここまで来れました。
サイレンサーから先はうまい具合に車体の外に出口を導いてあげる作業です。
配管を支持するのに適切な場所を探しながらの作業。
スライドドア下部裏側に、ゴムのグロメットが取り付けてあるバカ穴を利用して、
M5サイズのナッターを取り付け。
そこに方サドルで配管を固定。
こんな感じですね。
さてお次は燃料関連の取付です。
燃料ポンプは作動音の軽減と剥き出しな環境を避ける目的も兼ねて、
こんなケースを用意してみました。
中にポンプが綺麗に入ります。
ケース自体に柔軟性はあまり無さそうなので、そのままだと消音効果は微妙かな~。
効果は不明ですが、ポンプの周りにスポンジ系のパッキンを巻きつけてからケースに収めました。
取付はステンレス金具を利用して車体下側に吊り下げ。
写真だとそう見えないですが、一応30度設定で。
お次はフューエルラインの整備を。
キャラバンは右スライドドアステップ前方のカバーを外すと、更に鉄の蓋があります。
(ちなみに左側のそこは車載工具入れになってます)
その鉄カバーを外すと、ABSのアクチュエーターがあるのですが、そこの隙間のスペースを利用します。
ホースを通して、
そこにフューエルフィルターを配置。
フューエルラインを車外に出すには、ABSアクチュエーターの隙間を利用。
この隙間から車体の下部に出せます。
下から見るとこんな感じですね。
黒い樹脂製のカバーから白いホースが出てるのが確認出来ると思います。
取り回しはこれで行こうと思います。
でも、実際は1か所穴加工が必要ですね。
ホースが通るだけの穴で良いので、マークした黒い点の所にφ5の穴を開けました。
フューエルラインをポンプにも本体にも取付して、車体に取り付けて初めての試運転です。
燃料タンクは最後に加工するので、とりあえずペットボトルで。
では・・・エア抜きして燃料をヒーターに送り込みます。
カチッ!カチッ!カチッ!とポンプが元気よく稼働。
ポンプケースとスポンジパッキン効果が意外と効いてて、ポンプの打音は角が丸い音質になってました。
エア抜きも完了して、いざスイッチ・オン!!
1発点火です
動作も安定しましたね
ではフューエルラインの仕上げに入ります。
ホースとポンプの配線がむき出しなのは気になるので、
コルゲートチューブで全部保護します。
仕様サイズはφ10。
切れ目からホースと配線を中に入れて、ビニールテープでコーティング。
完全遮断とはいきませんが、むき出しよりも何倍もマシなハズ。
最後は燃料タンクの設置ですね。
燃料タンクは付属の蓋が閉まらない不良品はプラゴミで捨てるとして・・・
新たに2.5リットルサイズの四角い物を購入。
そのタンクが、右スライドドアステップ・後方の蓋を開けたスペースにスッポリ入ります。
ただ、給油の際の出し入れが出来ないので、
内装の一部を切り取ります。
最小限に切り出すとこんな感じ。
ぴったし
加工が雑なのはスルーで・・・。
タンクの取り出しも出来ますので、給油も楽々。
万が一燃料がこぼれても、ステップの上なので掃除も楽でに済みそう。
燃料タンクの加工は、付属の部品は使わずに上から吸い出す方式にしました。
タンク上部に1箇所穴あけして、ホースを差込み。
その周りをシリコンでコーキングして漏れ対策。
これで基本的な設置は何とか完了ですね。
ただ一つ気になると言うか改善しなきゃいけない所も。
排気管の長さが足りなくて、排気出口がスライドドアの下なんです・・・。
出来ればもっと後方の、スライドドア端~リアタイヤの間に出したい所。
これはもう少し長い排気管を手配して付け替えるしかないですね。
あと、排気管出口の保護部品が無い(べバストとかの正規品にはある)ので、何か変わりの物を探して取付たいところ・・・。
完全な完成まではもうひと作業必要ですね
って、ヒーター取付したら世の中の気温が上がって暖かくなって来てるってのも・・・あるあるですね
全くもって真似はしない🤣
決して真似してはダメです😆
でも・・・取り付けは何だかんだで面白かったですよ😁
まだ記事には出来てませんが、雪降る高畑での稼働テストもクリアして来ました👍
使い方を間違わなければ、便利なアイテムだと思います。
本来は本物を装着出来れば・・・と言う気持ちは付き纏いますが😅