モビリオ君に代わり、我家の新しい車となったNV350キャラバン君。
不細工な室内装飾も、何とか楽しくスキーシーズン車中泊生活を過ごせました。
そんなキャラバン君、初年度登録は平成29年6月。
我家に来たのは平成30年の3月ですが、ディーラー試乗車上りの中古車だったんですね。
そんな事も有り、初回の車検まで猶予は1年と4ヶ月弱。
4ナンバー貨物車は初回車検が2年なんで(普通乗用車は3年です)、今年はキャラバン君の車検の年なんです。
いままでモビリオ君の時は、昔から付き合いのあるホンダディーラーで点検から車検まで全てお願いしておりました。
前払い制の点検パックに入ると安くなりますし、何より安心。
でもね、キャラバン君の場合、2回目以降は毎年車検になる訳です(4ナンバーだから)。
ちなみにお世話になってる日産ディーラーで概算見積を出してもらったら、『だいたい10万位ですかね?』だそうで。
・・・えっ?毎年10万掛かるの??
しかも修理箇所や定期的なメンテ箇所が出て来れば、更に加算でしょ?
高っけぇ~・・・、ディーラー車検は無いな・・・こりゃ。
って事で、近所の民間車検場の整備工場に聞いてみたら、基本内容で66,000円と。
おっ、随分安くなったぞ。
で、そこのメカニックのお兄さんと話をしていると、
『ハイエースとかキャラバンにお乗りの方は、自分で車検通すから点検だけ、と言う依頼も多いですよ』と。
あ~、ユーザー車検って手があったね。
と言う事で、ユーザー車検の場合の料金を計算すると、そこの整備工場で12か月点検(9,720円)+自賠責保険(17,350円)+重量税(10,000円)+諸々諸経費(2,000円位?)=39,070円!!
毎年車検って事にプラスして車2台体制(軽のDAYZ)って事を考えると、安月給の我が家にはユーザー車検以外に選択肢は無さそう・・・。
よし、頑張るか・・・。
とりあえず諸々下調べを済ませ、ネットで予約を取りました。
我家の管轄は春日部車検場ですが、継続車検はどこで受けても良いらしい。
春日部は混んでるのでお隣の千葉県は野田車検場が良い・・・と言う情報もありましたが、蓋を開けてみたら春日部と変わらない。
他は・・・熊谷車検場はメチャメチャ空いてるけど、ちょっと遠いかな。
2週間前から予約が取れるとの事なので、ターゲットの6月5日の2週間前の5月22日に日付が変わった夜中0時に接続してみると・・・空いてる。
朝一の1ラウンドの予約を取りました。
よし、これで予約はOK。
後は車検に向けて準備だね。
とりあえず近所の民間車検場な整備工場に12か月点検を行ってもらいました。
ま、自分でやって記録簿に残しても良いんですが、点検位はプロの目で見てもらった方が良いかな?と言う事で。
5月26日(日)の夕方に車を預け、28日の夜に引き取り。
2年目で走行距離も14,000kmチョイなので、特に異常も無く。
車検対策として、パーキングブレーキとリアブレーキの利き具合を調整してもらいました。
これで9,720円(オイル交換無し)。
そのまま平日はキャラバン君に乗る事無く週末を迎え、荷室の整理。
車中泊道具等を降ろし、空荷状態にします。
湯沸しポットやらテーブルやら。(何故かテレビゲームもあるし)
自作のなんちゃってギャレ&電子レンジ収納台も当然外します。
整備工場のお兄さんに『これは絶対外さないと指摘されますよ!』って言われたし。
それからベッドキッドのベースも念の為外しておきます。
設計段階から車検時は外す前提で作ってますので、ボルトを外せば降ろせる様に簡単にしておきました。
約2時間程でスッキリとなりました。
走行充電装置や電気関連の配電盤やブレーカー等の部分は、外すと大変そうなのでそのままに。
タイヤハウスの上に乗せただけの状態でワイヤーで仮固定してあるだけなので、車検では荷物扱いで問題無いハズ。
床張りの下から生えてる各種電源のケーブルも・・・大丈夫でしょう、多分。
それと絶対忘れてはいけない物。
仕切(パーティション)バー。
これが無いと絶対車検通りません。
我家は運転席後ろは通年付けっぱなしですが、ここにテーブルを設置してあります。
後付テーブルって何となくダメそうな気がするので外しておきました。
仕切バーは2列目後ろにも有りますので、こちらも忘れずに。
噂では室内に置いておくだけで良いとも言われてますが、一応設置しておきました。
それからホイールキャップは外しておきます。
ホイールナットが露出しているタイプのホイールであれば問題ありませんが、純正鉄ッチンでホイールキャップが付いている場合は外さないとホイールナットの検査が出来ないんだそうで。
・・・と、ここまで準備を済ませておいて、いざ当日。
自宅から春日部の車検場までは30分あれば着く位置関係。
1ラウンドの受付は8時45分からとなってますが、テスター屋さんでヘッドライトの光軸検査をしてから本番を迎えたいので、8時少し前に自宅を出発。
春日部車検場近辺のテスター屋さんと言うと、ケイズさんと言うのが目の前にありますが、業者と一般で価格設定が違うんだそうで。
我々一般人がお願いした場合、光軸・サイドスリップ・排ガス・ブレーキ・速度計のフルコースで7,000円程掛かるんだとか!!
せっかく安く済ませようと思っても、予備テストで7,000円は・・・ちょっとデカイ。
野田の車検場の目の前のテスター屋さん(坂自動車さん)などは、フルチェックで1,500円だってのに。
業者さんだと1,500円程度でみてもらえるのかもしれませんが、我々一般ユーザーには辛い所。
最初、野田車検場に持ち込もうと考えたのも、テスター屋さんがリーズナブルだったから。
では何故春日部にしたのか??
ふっふっふ・・・見つけたんですね、素敵なテスター屋さんを。
web情報は見つからないんですが、春日部の軽自動車車検場の目の前にあるテスター屋さんで、『白光電機有限会社』さん。
テスター屋業界では有名なんでしょうか?
東京の足立車検場の前にもあり、そちらは一見さんお断りとか言われてますが、春日部では普通に見てもらえました。
光軸調整とサイドスリップ測定の結果、ヘッドライトの光軸を少々調整してもらいました。
サイドスリップはOKだった事もあり、この内容で1,000円丁度でした!!
安っ!!
ちなみにサイドスリップの調整が必要な場合は+500円なんだそうです。
対応して下さった方々も丁寧だったし、毎年ここで見てもらう事に決定~。
それではその足で車検場へ向かいます。
ここから春日部車検場へは車で2~3分で到着。
空いてる駐車場に車を停めて、ここで忘れずに走行距離の写真を。
それから、車検証や各種証明書などは、バインダーでまとめておくと良いらしいです。
自賠責の名義がディーラーなのは、ディーラー試乗車上りの中古車だからです。
では早速書類手続きすべく、建物へ。
今はユーザー車検も珍しい時代ではない為、丁寧に順路案内が書いてありました。
21の継続検査の一般持ち込みのユーザー車検って所ですね。
⑦番カウンター→⑮番カウンター→コースで検査→⑯カウンターの順番です。
最初に⑦番カウンターに行って、必要書類3枚を貰い、ここで重量税と各種手数料の印紙代(11,700円)も支払ます。
自賠責保険は同じ建物の中の『代書』カウンターの所で手続きが出来ました。
4ナンバーで1年車検なので、1年保険で17,350円。
次に隣の建物に移動し、3枚の書類に書き込みをします。
書類の書き方は丁寧な見本があるので、それを参考に仕上げます。
ちなみに見本のある所は⑮番カウンター前の記入テーブルの所。
見本に沿って埋めて行きます。
まずは継続検査申請書。
鉛筆で書く箇所とボールペンで各箇所があるので注意。
それから印鑑を忘れない事。(認印でOK)
次に重量税納付書。
こちらも車検証に全て記載が有るので、よく見れば大丈夫。
重量税の算出方法ですが、⑦番カウンターのお姉さんが記載してくれました。
ちなみに重量税は国交省の重量税参照サイトで計算・確認が出来ます。
車検証を見ながら車台番号を入力する事で調べられます。
我家のキャラバン君はエコカーの部類になるとかで10,000円でした。
ここで注意する事は、『車両重量』と『車両総重量』ですね。
普通乗用車(5ナンバーや3ナンバー)は車両重量ですが、4ナンバーは『車両総重量』になるので注意。
さて最後は検査ラインで必要となる検査表。
これも見本通りに書くだけなので難しい事はありません。
注意点は『予約番号』の書き忘れ。
ネットで予約した後に来るメールに書いてある『予約番号』がここで必要となります。
そこだけ忘れない様に注意しておけばOK。
全て書き終えたら、⑮番のカウンターへ提出。
各箇所に判子を押してもらい、いざ検査ラインへ。
車に乗って、検査ラインに並んでる列へ並びます。
『不慣れな方は4番レーンへ』との案内があったので、迷う事無く4番に並びます。
5番でも良いみたいですが、最終判定窓口が4番レーンにあるので4番で良いかな・・・と。
周りの方々の動きを見学しながら順番を待ちます。
次の次位に、検査ラインの建物に入るかな~??位のタイミングで検査員がやって来ました。
外回りのチェックと車体番号等のチェックです。
車体番号とエンジン形式を確認してもらい、ヘッドライト、左右ウィンカー、ワイパー、ホーンとチェック。
次に後ろにまわり、テールランプチェック。
フロントと同様にライト、ウィンカーに加え、バックランプ、ブレーキランプ、ハザードとチェック。
最後に室内チェック。
走行充電装置一式は何も聞かれる事無くクリア。
仕切バーの確認を済ませ、『ハイ、OKですね』と。
ここで一応『実は初めてなんです・・・』と告げると、『大丈夫ですよ、サポートの係員をつけますね』と優しいお言葉。
そのまま待って、いざ順番がやって来て検査ラインの中へ。
春日部車検場の場合、検査の順番は
サイドスリップテスト→スピードメーター検査→そのままの位置でヘッドライト光軸検査→同じ位置でブレーキテスト→前進して排ガス検査→検査票に判子(機械)→前進して下回り検査→判子(機械)→最終判定窓口→終了となります。
でもディーゼル車は排ガステスト内容が異なる為、検査ラインに入って早々に行います。
ここは係の方がやってくれるので、車に乗ってるだけ。
なので、順番も変わって来て、
排ガス検査→サイドスリップテスト→スピードメーター検査→そのままの位置でヘッドライト光軸検査→同じ位置でブレーキテスト→前進して排ガス検査の所で検査票に判子(機械)→前進して下回り検査→判子(機械)→最終判定窓口→終了となります。
最初の排ガス検査が終わった時点で初老の係員の方がサポートとして横についてくれました。
いきなり『呼んだ?』って。
もしかして役所独特の無愛想な感じの人なのかも・・・最初緊張感が走りましたが、『自分で持ち込みするのが初めてなんで、お願いします』と丁重に伝えると、急に笑顔になって『大丈夫、この先数十メートル進むだけで検査なんてすぐ終わるからね!』って。
『一番大事なのは緊張しない事。気楽に行きましょう~!』って、良い人でした。
サポートの方のお蔭もあり、全て一発OKで検査ラインを通過出来ました。
『ほらね、簡単だったでしょ!?お帰りは安全運転でお気を付けて!』って。
サポートの方、有難う御座いました!
そんなサポート係の方から教わったポイント。
・サイドスリップテストはハンドルを真っ直ぐにゆっくり前進
・スピードメーターテストは30km/h辺りまで一気にあげて、ジワジワ40km/hまで上げ、40km/hを越えた辺りで長めのパッシング。
・ブレーキテストは表示が『ゆっくり』となってても思い切り踏む!!
整備的に異常が無ければこれでほぼOKだそうです。
検査票の右下、『適合』の所に印が押してあるのが検査OKの証。
晴れて全検査をパスして、今度は再び建物に戻り、新しい車検証とシールの発行をお願いしに行きます。
窓口は⑯番カウンター。
備え付けのクリアファイルに4枚の書類(旧車検証・申請書・検査票・重量税納付書)を入れてカウンターのボックスへ。
クリアファイルに入ってる引換カードを手に番号が呼ばれるのを待つ事2~3分。
『お疲れ様でした~』と新しい車検証と、
これまた新しいシールを貰って
継続車検が無事終了となりました。
この時点での時間は9時45分頃。
時間にしてみれば1時間前後で車検は終わると言う事になりました。
さて今回掛かった費用ですが、
白光電機さんで見てもらったテスター代 1,000円。
重量税 10,000円。
検査証紙費用印紙代 1,300円。
検査登録印紙代 400円
自賠責保険 17,350円
12か月点検費用 9,720円
合計で39,770円で継続車検が出来ました!!
毎年車検な車なので、低コストで車検がクリア出来るのは有り難い限りです。
これは来年も持ち込みでユーザー車検で決まりですね!!
意外と楽しかったし
これは軽のDAYZ君もユーザー車検にしちゃうのもアリかもしれないな~。
場所が変わってもやる事は一緒だろうし。
まだ2年近く先の話だけど・・・。
有給等で平日に時間が取れそうなら、チャレンジしてみるのも良いかもしれませんよ。
白髪の男性(推定70歳前後)や見るからにOL風の若い女性も居ましたから、決してユーザー車検は敷居が高い物では無いですね。
自分でやると、一段と愛着も沸きますし
とりあえずこれでまた1年、ゴリゴリ乗れます
うちのは8ナンバーだから2年おき。来月2回目の車検。
今回はデフ、トランスファー、ATFの駆動系の油脂全交換するつもりだからだいぶかかりそうだけど長距離やるから、安心料かな。
ディーラー車検で8万切りは安いですね!?
しかも2年車検だから、年額4万切りって、今回のユーザー車検と変わらないじゃないですか!
・・・って、うちの近所の日産が高すぎるのかも!?
車は機械物ですから、油脂関連のメンテは気にしておきたいですね〜。
我が家は今の所エンジンオイル以外の油脂関連はやってませんが、ブレーキフルードやデフオイルも視野に入れておかないとな・・・とは思っております。
でも、メーカーの指定交換サイクルがエライ長いんですよね・・・。
商用車だから・・・なんですかね?