「ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう」。これらも米国の哲学者であるウィリアム・ジェームズ氏の名言だ。その名言だが、早い話が結果は結果。その後にどうするか考えれば良い。さて今日は休みだ。最近はメガネの度が合わなくなり、blogの打ち込みにも難儀するが、レンズのコーティングも荒れており、乱反射のせいで余計に見づらくなっている。そんな状態での打ち込みだ。ようやく少しづつではあるが、気温も落ち着いてきており、湿気も徐々に減っているのか、日に日に過ごしやすくなっている。そんな感じなので、暑さで散漫になりがちな作業も、集中力がようやく続くようになり、夏場に出来なかった事が進み始めている。それが家庭の記録映像作品の編集だが、その二部も、もう少しで完成だ。残すはエンディングタイトルの字幕打ち(テロップ)と合成作業だ。尚、例のTRIOの「KX-7000」なるカセットデッキだが、今朝も相変らず、手を出しており、カウンターベルトを 1mmの太さにして、少し緩めた。変なピッチの変動も無くなってきたので、試聴中に残念な想いをする事もあまり無いが、こちらもようやくだ。
そこで何故、カウンターベルトが走行系に影響をするかだが、「KX-7000」なるカセットデッキは、モーターの主軸からキャプスタンベルトとカウンターベルトを共用しており、カウンターベルトのプーリーから巻取り軸に動力を得ている関係上、そんな事になっている。普通のカセットデッキは、モーターから直接、巻取り軸へ動力を送り出すのだが、こちらは何故か、カウンターから動力を得ている。つまり一般的な構造の物と違い、ゴムベルトのテンションの張り方が違うのだ。おまけにそのカウンターには、リードスイッチを作動させる為の磁石があり、ちょっとした事で狂いやすく、意外と調整が面倒なカセットデッキなのだ。それで散々の試聴の後にBGMとして、K・ベーム博士が1963年に初来日をした際のベートーヴェンの「第九」を聴いているのだが、何のストレス無しに聴けているので、まあまあ安心をしている次第だ。メインの装置で聴いているが、「正にアナログ」と言える深々とした音質には魅了される。極普通のノーマルテープだが、「この位ならば良いだろう」てなクオリティーだ。ドスン!と入る低音が良い。レベル調整は終わっているので。後から録音のテストでもしよう。