「人生は無限の教訓に満ちあふれている。しかしどの一つとってみても、万人にあてはまるものはない。それを教訓にするかどうかは、君自身の選択にかかっている」。こちらは小説家の山本周五郎氏の名言。つまり基準と言うのも人それぞれで、ひとつのものはない。それは環境によるからだ。さてその山本 周五郎氏だが、黒澤映画では、お馴染みの小説家だ。しかしながら実際は「椿三十郎」「赤ひげ」「どですかでん」の三作品だけである。映画では派手な印象もあるが、原作が意外と素朴なのが「椿三十郎」だ。映画の方は三船敏郎さんの個性を活かすべく内容になったが、読み返してみると、2000年に公開された「雨あがる」の方が、山本周五郎氏ならではの素朴さが表現されていると思う。尚、当作品の制作は曾ての黒澤組が久々に集まった事で、如何にも黒澤映画を観ているような作品となった。此処で改めて氏を振り返るが、Wikipediaによると、「山本 周五郎(やまもと しゅうごろう、1903年(明治36年)6月22日 - 1967年(昭和42年)2月14日)は、日本の小説家。本名:清水 三十六(しみず さとむ)。質店の徒弟、雑誌記者などを経て文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説を書いた」とある。尚、氏は文壇には意外と付き合いはなく、出版社を通じた人の繋がりしかなかった。それで業界に擦れなかった事で、作風が何処となく、のんびりしているのだろう。そんな感じがする。久々に「雨あがる」でも観直してみよう。
そこで「さて巷では?」だが、北海道礼文島北方の日本の領海上空にて、23日に領空侵犯した、ロシア軍の哨戒機については、鈴木知事の要請により、林官房長官が苦言を呈したものの、今回は、自衛隊の戦闘機を緊急発進させ「フレア」による警告を初めて実施する事態となり、決してウクライナが、対岸の火事ではない事を改めて知らしめた。それか日米首脳を決める直前なのは、やはり関連がないとは言えず、曾てのトランプ大統領と安倍総理による強硬な軍事体制に戻るのを警戒した節もある。確かにロシアは、それでは色々とやりづらいだろう。そんなものだとは思うが如何なものか?それだけに現在、与党の自民党総裁選挙は注目だ。尚、立憲民主党の方は、元総理の野田公彦氏が代表となったが、「政権交代」を目指す割にはマニフェストすら上げず、何をやりたいのかが解らない。毎度の事ではあるが、その前に支持率を回復させる事が先だろう。
ロシアの狙いを専門家喝破「常態化狙っている」北海道沖領空侵犯 鈴木知事怒り…官房長官に要請
https://m.stv.jp/news/stvnews/kiji/stb35a688048754b979fca6057708333ff.html
「国ガチャに当たったと言える国をつくろう」 野田佳彦元首相、立憲民主党の新代表に選出も、
投票前の決意表明に賛否
https://www.chunichi.co.jp/article/961996