「偽りがこれほど真実のように見えてしまうのなら、確かな幸福を確信できる人などいる?」。こちらはいつもの「フランケンシュタイン 或いは現代のプロメテウス」(英国の女流作家、メアリー・シェリー原作)からエリザベス(フランケンシュタインの婚約者)の台詞だ。何だか各社媒体の現状にも通じるが、これを国家ぐるみでしているのがアノ国か?今更だが、いい加減にしてほしい。話は変わるが、今日は今上陛下の誕生日である。さて経済だが、今や【日経平均株価」は、何とバブル期の史上最高値(終値)を上回る勢いだ。しかしながら"実体経済とシンクロをしてるか?"と言うと些か疑問で、ならば「実感をしているのは何処の層か?」と言う事になる。それで昨日も述べたが、その割には庶民の暮らしは益々苦しくなるばかりだ。誠にバランスが悪い。それを是正するのが政府の役目でもあるのだが、アノ有り様である。実情を説明するのも馬鹿馬鹿しい。【役人天国】とは、よく言ったものだ。バブル崩壊後は特に酷いのではないか?やはりアノ人が原因か?
そんな現状だからこそ、趣味に逃げる。オーディオラックの上は、すっかり様変わりである。先月までは、Victorの中級機とSONYのビギナー機(カセットデッキ)が鎮座していたが、今やTRIOの中級機とNECのビギナー機が鎮座する。つまり年を明けてからは一新した訳だが、それを引き金に、また何かが一新しそうな気がする。その予想はまだ解らないが、6月辺りに転機がありそうだ。勿論、根拠はない。その頃までは、TEACの高級機が復帰する予定だ。
此処で訃報だ。女優の山本陽子さんが亡くなった。享年は81歳だ。亡くなった父が若き日にファンだった。この前に1977年の松竹映画「八つ墓村」で、その姿を見たばかりだ。山本さんは第7期日活ニューフェイスとしても知られているが、綺麗な女優さんだった。なので日活映画に多数出演をしているが、即座に浮かぶのがゴジラ対策の日活映画「大巨獣ガッパ」と松竹映画「八つ墓村」とは不思議だ。それと主人公の名前の由来が何処にも書かれていない庄司卓著のSF小説である「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」は、原作者にそれなりの拘りがあったと思う。それが浮かぶ世代の年齢も知れるが、これも"昭和の思い出"か?有名人の訃報が続くが、やはりそれなりの年齢なので尚更だ。
山本陽子さん死去 芸能界から惜しむ声…高橋英樹、辰巳琢朗、藤田朋子ら悲痛「憧れの大先輩」(スポニチアネックス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c867b5d7e8fe1b3bfb6e231597164a3e49f08395
オノ・ヨーコさんを「真に祝福」 英ロンドンで回顧展(AFP=時事)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb455c2ebe35c731a05984e0b89041c8a2869508?page=2
では、もうひとりのようこさんだ。即ち小野洋子。カタカナで「オノ・ヨーコ」とした方がピン!とくるだろう。そのヨーコさんと言えば、前衛芸術家だが、フルクサス運動の影響を受けており、独特の芸術活動をしている。その作品は、哲学的であったり、自身も体を張るパフォーマンスもある。そしてシュールだ。まだ日本人が海外旅行も珍しい時代に渡米し、傍から見れば、何でそんなに自由に振る舞えるのかが不思議な程の人だった。「この人は、どうやって収入を得てるのだろうか?」と。芸術は所詮、金持ちの道楽である。そこからして庶民ではないが、確かに安田財閥のお嬢は違う。そんな事を思ったりする。最後の旦那がジョン・レノンと言う事もあり、ビートルズが解散した時は、色々と言われたものだ。当年91歳。ロンドンで回顧展が行われ、主催者も「何か思う処があったのか?」と感じる処もある。あれ程の御高齢だ。失礼ながら、「今やっておかないと」てな感じもあったと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます