氷河が崩落する所をずっと見たいと思っていた。翌日朝早く氷河見学バスツアーは出発した。カラファテからペリトモレノ氷河までバスで2時間くらい、南極からの強い風の中、荒涼とした岩だらけの荒地の中の一本道を氷河目指してひた走る。今は夏、気温15度くらいで快適。
氷河は気温の高い夏、12月から3月ごろがシーズンで、歴代の大崩落の写真を見ると3月が断然多い。また、時間は午前より午後の方が氷が解けやすく、崩落が起こりやすいらしい。と、こんなことは行ってみて初めて知るのである・・・残念ながら私たちが行ったのは1月、そして午前・・・
目の前に広がったのは憧れのペリトモレノ氷河。岩山と岩山の間にせめぎあいながらも微動だにせずどうだ!という風にこちらへ挑んでくるみたいだ。この氷河は幅が5km!その先端部分を私たちは見ているのだが、この氷河は奥へ35kmも続いているそうだ。(近くにはもっと大きいウプサラ氷河というのもある)
氷河は実際には少しずつアルヘンティーノ湖の分流(水道)へせり出していて動いている(1日2mくらい)。上流から押されて氷河の先端部分が毎日崩落しているのだ。
透き通るような青い色をしている。心臓に響くような大音響がする、見ると既に水に落ちた後で白い水煙が舞っている、光より音のほうが遅いので、音がして振り向いても遅いのだ。目を凝らしていないと見逃してしまう。どこかでパーン!というはじけるような音がした。これは氷河の中で亀裂が入った音らしい。銃声のようだ。(想像)
この氷河は対岸の遊歩道から見られるようになっているし、
下から船で見ることもできた。崩落した氷河のかけら、が近くで見るとこんなに大きい。
氷河を堪能した一日、夢見心地の一日であった・・・
最新の画像もっと見る
最近の「パタゴニア」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 北海道(23)
- 身体 病気(19)
- 菜園の楽しみ(59)
- コロナウィルス(12)
- 移住地 オキナワ(6)
- ラパス、タリハ、コチャバンバ(8)
- ボリビアの 花 動物(51)
- ウユニ塩湖、チチカカ湖(10)
- スクレ、ポトシ、ラパス(12)
- メキシコ(12)
- 食事処(34)
- サン ホセ デ チキートス(5)
- 暮らし(255)
- アマゾン川(15)
- ポトシ(0)
- 文化、芸術(184)
- 国内旅行(78)
- サンタクルスの生活(69)
- サンタクルスの自然(7)
- 日本の風俗、習慣(16)
- ジブチ(3)
- アルゼンチン(14)
- メキシコ(0)
- パタゴニア(6)
- クロアチア(10)
- スイス(1)
- フランス(12)
- サンタクルスの食べ物(18)
- ボリビアの政治(25)
- 私にまつわること(23)
- 日本の自然(73)
- ボリビア(帰国後)(33)
- さぬきうどん(21)
- 「ボリビアの風」展覧会(0)
- ご挨拶(6)
- 政治(12)
- ボリビア国内の地域(5)
- ボリビア以外の南米地域(2)
- 近場のお出かけ(16)
- 海外(3)
- 食べ物(19)
- 親(5)
- 放射能(24)
- インポート(11)
バックナンバー
2012年
人気記事