ボリビア カミナンド記

スルマ・ユガー

土曜の夜、お世話になった協力隊の友人を呼んで、日本食を楽しんだ。
ボリビアで手に入る食材と日本から持ってきた乾物類ををせいぜい利用して作った日本食。干し椎茸、こんにゃく、ごぼうなどの入った筑前煮、ひじきとごぼう、人参、インゲンのかき揚げ、かぼちゃの煮物、インゲンの胡麻和え、エビフライ、牛ステーキ(ボリビアでは経済的な料理なのだ!)わかめと干しえびとキュウリの酢の物などを作ってウワリ・ビール(ボリビアのビール)で乾杯をした。日本食を食べていると日本にいるような不思議な錯覚にとらわれて戸惑ってしまった。


食事のあと、近くのライブハウス「タペクワ」に出かけた。ライブが始まるのは夜10時半、遅いのだ。
その日の出演者はスルマ・ユガー、彼女はボリビアの歌い手、たっぷりの声量でボリビアのアップテンポの曲を次々に歌った。エネルギッシュだ。お客はみんないい気持ちでテンポに乗ってタターン、タターンという独特の手拍子で身体をゆすっている。私たちも自然に体が動く。


クルセーニャ(サンタクルスの人)で満員のライブハウス、彼女はクルセーニャではないけれど、サンタクルス讃唱歌「ビバ・サンタクルス」を歌ってお客は大喜び、また、ボリビアの民族楽器サンポーニャの競演はみんな息をのんで聞き入った。盛り上がったライブ、私たちは12時半で切り上げて帰ったが、ライブは明け方?2時か3時ごろまで続くという。夜が遅いことはちっとも気にしてないボリビア人である。あー、なんとタフ。。。
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