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ボリビア カミナンド記

雨の中 光悦展へ

表紙の画像は
本阿弥光悦展の入り口の看板。
光悦の作った蓋の丸い硯箱。船橋蒔絵硯箱。
普通は平なのに、
丸いのを作るところが、光悦の秀でた所らしい。


さて、今日は昨日と打って変わって晴天☀️
でも昨日は雨の降る真冬の寒さでした!☔️

祭日だったけどこの寒さ!人出は無いだろうと
娘と上野の博物館へ出かけました。

11時に待ち合わせ、着いてみたら当日チケット売り場は100メートル近くの長蛇の列!

チケットを行きがけにコンビニで買うはずが、コンビニ見つからず、長蛇の列に並ぶ羽目に!

国立博物館入り口では光悦展も金色堂展も同じ列に並んでいたので、こんな長蛇の列に!

でもチケット販売機は10ヶ所もあったのでスイスイと進み、結局20分くらいで買えました。

後で分かったのですが、金色堂展の方はチケットが買えても混雑していて入場制限で30分待ちだったのです。光悦展の方はすぐ入場できました^_^
金色堂は人気があるのですねー
孫の学校では金色堂展を推奨していたようです。
だから、お子さんもいたのですねー


本阿弥光悦と言えば私はお茶碗か光悦垣くらいしか知らなかったのですが、
実は
刀剣が本阿弥家の家業、その家業の環境の中で育った光悦はセンスを養い、
家の宗旨、法華経を尊び、
写経や知人への手紙にその書は素晴らしいセンスを発揮し、
その字体は光悦流とまで呼ばれるほどになったとか。

で、言わずもがな、のお茶碗は
楽家から土を調達し、
作陶したら焼くのも楽家に頼んでいたとか。

楽家は茶道の中では最高位にある茶碗作りの名人の家系。

その楽家に土を所望するなど、懇意な仲だったことがよく分かります。

自由闊達な光悦だからこそ、
そのような付き合いも出来たのでしょう。

この展覧会の私の目的はお茶碗。
光悦の黒楽茶碗、赤楽茶碗など。
長次郎の無一物、道入の赤楽など光悦以外の楽茶碗の数々も見たかったのです。 

刀はよくわからないのでささーと見て、
その後、書をいっぱい見たので疲れて、
目的のお茶碗を見る頃には集中力が欠けて
肝心のお茶碗をしっかり見ることができなくてちょっと残念でした。

その上、写真も撮れなくて今となっては思い出すのも難しい!残念!

光悦の書は、これまでのきちんと型に収まった書き方ではなく、
濃い字、薄い字、大きい字、小さい字、書体の違う字などを
リズミカルに組み合わせ、
なんとも見る(読む)人に印象深く迫って行ってるように感じました。

こちらが↓
俵屋宗達が描いた鶴の絵の下書きの上に
飛んでいるかのようにしたためた和歌、
書と言うよりデザイン、総合芸術のような
筆運び!


近くで見ると↓

美しい一幅の絵にさえ見えます。
まあ、字を読むことができないせいもあるかもしれませんが。

こうして2時間近く見て回り、
足も疲れ座りたい所だったけど、
約束の時間に遅れるといけないので、
平成館(博物館)を後にしました。

博物館の外に出ると冷たい雨は降り続いていました。ホントに寒い日でした。

雨の中、歩いて孫たちと待ち合わせていた上野駅アトレにあるレカンへ向かいました。

レカンはブロ友のお◯かさんが書かれていたブーランジェリー。
去年の秋も真似て一度行っていて
今回は孫たちを連れて行きました。
お◯かさん、ありがとうございました😊

孫たちはフレンチは久しぶりだったみたいで、喜んでいましたー
長くパリに住んでいた娘が日本のフレンチの方が美味しい、私たちに合っているって。
え、本当?と私は半信半疑。
フランスは生クリームを多く使うから日本人の舌には長く食べているとしつこいのかもしれませんね。

豚肉とお魚(何だったかなー)のスープ、パルメザンチーズ添え
スープがとても美味しい!

タラのタコ添え、メインディッシュ

孫たちは鶏(のなんでしょう?)に焼いたオレンジ添え。↓
左のオレンジ色はオレンジの皮の乾燥粉末みたいなのを散らしています。
味見すると苦味があるものの香りがあり止まらない不思議な美味しさ。
その後は
デザート。
ミルクアイスとチェリーのクラフティ

先日のフレンチもそうでしたが、
今回も材料費の高騰からか
お店は全体のボリュームを落として
お値段そのまま、と言う感じでした。
もちろん、お料理はどれも美味しくいただきました。

以前はもっとお皿の上の品数が多かったかなと。
世の中がなんでも値上がりなので致し方ないですね。

食事が終わったら孫は祭日だと言うのに
塾の自習室へ行くと言う、その後塾の授業だとか。
今の子ども達は忙しい!
娘や息子の時はこれほど忙しくはなかったように思うのですがどうなんでしょう?

そこへ行くと高齢者の私は
なんとゆったりと時間を使うことができることでしょうね〜
最終ゴールが見えてきた今、人生で一番”生きる”を実感できる年代なのかもしれませんね。
生きていてよかったと思える日々を!



コメント一覧

bolicaminando
おたかさん、こんばんは🌆
そうなんです!おたかさんのブログを見て
行ってみたいと思ったのです。
それにしても、お茶碗が本命の人たちはほぼほぼ
お茶碗に辿り着く頃、疲れ果てていたのではないかしら?
おたかさんのブログを見て、
見る順番はお茶碗からにしようと思って行ったのに、
会場では順番通り、書に引き込まれて膨大な作品全部見てしまいました💦
最初にお茶碗を見るべきでした👀

もう一度お茶碗、見に行きたいですね〜
割引有りだと余計にありがたいですが…^_^

レカン、スタッフの接客、好感が持てましたよ。
集合写真、写しましょうか、ってそつのない対応でした^_^
おたかさん
bolicaminandoさん、こんばんは
光悦展行かれたのですね
私と同じような疲れ方、見方をされていて苦笑い
私も本名の茶碗のコーナーにたどり着いた頃は、スタミナ切れしていました
でも、光悦の書はたっぷりと堪能出来て満足満足
刀と漆芸はパスして、書と茶碗はもう一度行きたいぐらいです
リピーターには、割引券出してくれないですかねぇ😅
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