ボリビア カミナンド記

クリスマス・イヴ  

昨夜は24日、クリスマス・イヴ、ヘスス・クリスト(イエス・キリストのスペイン語読み)が誕生する前夜。
街ではクリスマスプレゼントを買う人で交通渋滞がそこここで起きていた。
ボリビアの多くの家庭ではこの日が来るのを4週間前から1週間に1本づつろうそくをともして心待ちに過ごしていく。最後の24日に全部のろうそくが燃え尽きるのである。

この日、ボリビア人の友人がイヴを一緒に過ごそうと私と夫を家に招待してくれたが、その時間、なんと夜の10時。贈り物を持って10時に出かけてみると、彼の家族以外に親戚など10人くらいが集まっていた。クリスマスは会社の同僚や恋人と過ごすのではなく、家族や親戚と過ごすのだそうである。そして新年を恋人と過ごす。

私たちは夜中の12時まで涼しいテラスでワインを飲みながら、おしゃべり。12時きっかりになると花火が始まる。あっちの家でもこっちの家でもバンバンとすさまじい花火の音。花火とクリスマス、私たちにはちょっと結びつかないが、お祝いの気持ちを表しているそうだ。

花火のあと、なんとディナーが待っていた。私たちはとっくに夕食をすませて行ったのに・・・、夜の12時から子どもも大人と一緒にディナーだという。ちょっとがんばってディナーに付き合い、そのあと、大人も子どももツリーの下のプレゼントをもらい大満足。このうちの10歳の一人娘には7,8個のプレゼントが・・・大人たちもそれぞれプレゼントをもらい、まんざらでもなさそう。夫は孫の手、私はオーデコロンの小瓶。

時計が2時を回って眠くなったので送ってもらい、家路に着く。が、途中、家々にはクリスマスの電飾が点滅する中、中庭でワインを飲んだり踊ったりしている人たちが多くいるのを見て驚いた。ボリビア人の友人の説明では明日の25日は多くの人が教会のミサに出るという。ボリビア人は陽気でタフである。

今日の写真は先のとがった美しい姿のピーニャ(松の一種)、クリスマスツリーにするという。

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