賀状から女性を主役に

１２月になってから亡くなった方の喪中のハガキを受け取り、年賀状整理は最終段階にしました。そんな中、最近の賀状の特徴の一つを見つけました。私宛のものは、釣り仲間を含め、殆どが奥様の名前が差出人のところに並んでおりました。

中に自分の名前を単記でだされている方は、なるほど、と分かるような気がしました。が、カミさんへ単記あてのものは、どうしたものかと考えてか、奥様単記で出されておりました。カミさんを最初に、私を横に並べても、出されたご婦人は私が顔なじみの方ですので、別に気を悪くしませんが、そのような習慣がまだ日本に根付いていないのでしょう。

女性の社会進出が普通な職場である医療の世界で５０年近く働いております。まだ責任の有る地位に占める女性の割合は、政府の目標と比べてかなり少ないと思います。４月から係長と呼ばれるようになりました、薬局長を引き受けることにしました、という女性の卒業生からの賀状も来るようになりました、嬉しいことです。

大変なことだと思いますが、共働きで子育てもして、責任のある立場についている女性は、少しづつ増えてきました。実力のある女性を、助けて盛り上げる環境にして欲しいと願っております。やる気がその職場や組織にあるかないか、だけです。今年の賀状は、お名前の存じ上げておられる方には、奥様の名前を並べて宛名書きすることにしました。女性の卒業生には、以前からご主人の名前を並べて書いております。