ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

初盆、友は粉になって

2011-08-08 10:00:46 | 釣り
大学を卒業後、アメリカに渡り50年近くアイオワとイリノイの州境の街に住んだ友が昨年11月に亡くなった。腎がんの再発だった。今年は初盆なので故郷の北海道に納骨に息子さん2人を伴って奥さんが帰国した。

声をかけて数人が親子3人を囲む会食をもった。洗いものは洗剤に漬け、釣り帰りの後始末などはそこそこにして、フナ釣りのあとなのでドブ臭くないように、念入りにシャワーを浴び出かけた。

3組の夫婦は、彼の自宅を訪問したことがあったが、私は初めての対面だった。彼は幼馴染の奥さんと、アメリカで生まれた子供2人には家庭内でも英語で通したので、医師になった長男、弁護士になった二男は日本語が話せなかった。

北海道には身寄りが少なくなって草ぼうぼうの墓だったという。二人の息子さんには、墓守になってほしいので連れて来たようだった。ひとしきり亡き友の話題で盛り上がって時間をかなりオーバーした。デザートが出された時に思い切って尋ねた。「お骨はどのようにして持ってこられたのですか」、「骨ではなく夫は粉になって帰ってきたの」と奥さんが応えた。アメリカで火葬をすると、火力が強い所では粉にして遺族にかえされるのだと。粉になっているがお骨である証明書を持っていた。合掌。


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