一緒に栄養科の大学院生に講義していた後輩が長崎の新しい大学に移り、家をハウステンボス近くに構えたというメールが入りました。数人が一つの研究室で生活しているといつかは、意を決して自分の進路を見つけて移っていくのが日本であろうがアメリカであろうが大学の人事異動なのです。
昨年、札幌の職場での勤務に疲れ、小樽への非常勤での転職に踏み切ってから早１年が経ちました。同じ職場にいる高校の同期生に以前、小樽に来ないかい、と言われたことがあったのを思い出して小樽のオーナーに会いました。やんちゃでがさつな私に比べて、やさしく落ち着いた人柄に感服して人生最後になるであろう職場としてソフトランデイングしました。
定年退職してから小樽は２度目の転職でした。最初の歓迎会で、オーナーから介護スタッフの国家試験対策の話が持ち出されました。その後、半年が過ぎようとした時に体調の不調を訴え、後継者がいないことからオーナーが急遽、職場を他の地の後輩に譲り、１１月に他の法人の管理になりました。
今考えると、国家資格が有ると法人が変わって方針が変わってもスタッフが困らないだろう、また資格があるなら自分で進路を見つけることも可能だという、親心だったんです。６人の合格者が出たことを一番喜んで呉れたのは、手術が成功して退院してきたオーナーでした。晴れて小樽の埠頭で釣りが出来るようになりましたが、まだ寒いですね。
