入社式といえば

　４月といえば入社式です。入社式の様子を報じるニュースを見ると、普通は「おお～硬くなってるなぁ。がんばれよ若造。」と思うのですが、今日見たのはフジテレビの入社式のニュース。

　音楽番組「僕らの音楽」の収録もかねてだそうで、青山テルマ、レミオメロン、ゆずなどのライブがあったとか。フジテレビというと年収が高いのが有名で「内定を貰った時点で年収７億確定」といわれる会社ですから、どうもこういうニュースはすんなりと耳に入ってきません。

　それだけ年収の高い人が集まっていながら、関西テレビが下請け会社に作らせた捏造番組をそのまま垂れ流したり、はねとびとかめちゃイケのような内輪ウケ番組を連発してたりするのを見るとムカムカきます。昨日のはねとびなんてのも、出演者の結婚相手を呼んでインタビューしてました。芸人は芸を見せろといつも思うのですが。

　そもそもマスメディアのあり方にも疑問を感じてまして、無所属で千葉県知事選挙に出馬した森田健作氏が実は自民党東京都衆院選挙区第２支部の代表であったというニュースが当選後に出てきたり、民主党小沢代表の秘書逮捕のニュースではどこの誰かもわからない「関係者の証言」や「政府筋の話」を垂れ流している状況。あの新入社員たちの中に「会社と対決してもメディアのあり方を変えてやる！」と思うくらいの人がいればいいのですが。

　私の場合は２３年前の４月１日が入社式で、大阪にいたのがいきなり仙台支店への配属を言い渡され、人事担当者に「仙台の寮はどんな様子ですか？」と聞いたところ、「ん～東北は仙台にしか拠点がないからどうせ出張ばっかりになるんで寮なんて関係ないよ。どんなところでも。」と言われ大ショック。

　実際に送り込まれた寮はというと、同期社員と６畳一間に同居だったということであの２年間は思い出したくもありません。福利厚生もプライバシーもあったもんじゃなかったですから記憶から消去したいくらいです。

　そういう経験があるので幸せそうな新入社員を見ると反発するんでしょうね。ということで、この春に社会人になった皆さん、せいぜい苦労して下さい。サラリーマンを２０年以上やってる人に尊敬の念を抱けるようになったら仲良くしてあげます。（←意地悪）