「NHK連続人形劇のすべて」という本を借りてきました。紹介されている作品は
・チロリン村とくるみの木
・宇宙船シリカ
・銀河少年隊
・ひょっこりひょうたん島
・空中都市008
・ネコジャラ市の11人
・新八犬伝
・真田十勇士
・笛吹童子
・紅孔雀
・プリンプリン物語
・三国志
・ひげよさらば
・平家物語
など。
一番有名なのは「ひょっこりひょうたん島」でしょうが、放送が1964~69年ですので63年生まれの私は当然初回は見ておらず、なんかそういう番組やってましたねぇという程度の認識。008も主題歌聞いた事がある程度なので、ちゃんと記憶してるのは「ネコジャラ市の11人」から。
で、実はこの「ネコジャラ市の11人」を調べたくてこの本を借りてきました。妙に印象に残ってるわりにはちゃんとストーリー知らなくて「あれはなんだったのだろう?」と思って。これは1970~73年の放送なので、丁度私が小学校に入ったときに始まったもの。一応は「弱虫ネコと変てこな10人のマイホームタウン建設物語」となってますが、そんな話だったかなぁ?と。
解説によるとそもそも「草原でネズミたちにいじめられている一匹のネコ(ガンバルニャン)を助けに行った変てこな十人が、弱虫なガンバルニャンをもりたてて、夢のような楽しい“ネコジャラ市”を建設する」という話だったそうです。それが最終節のストーリーを読むと「ベンキョーチューは今年こそはネズミ東大に入学してみせると大はりきりだが、肝心のネズミ東大は大学紛争のため入学テストを中止してしまった。目的を失ったベンキョーチューは失望し自殺をしようとする。そこにミケとババも自殺しようとやってくる。じつは屋台のラーメンは大評判だったのだが、お客さんが道路で並んでいる間、みんな車にひかれて死んでしまい、その上屋台は銀行強盗にかっぱらわれてしまったのだ…」というもの。完全に子ども向けじゃないですね。
多分視聴者には受けなかったでしょう。このあたり私がいまだに「なんだかわからない」と思ってる所以でして、この本を読んでも結局なんだかわからなかったです。最初から最後まで見てよく覚えてるという人がいれば感想を聞いてみたいものだと。私は多分途中でというか早期に脱落したと思うので。なお、この後番組が「新八犬伝」でした。そっちはよく覚えてるのですけど。