さよならteacup

地方在住40代既婚男性の日常

断捨離教

2020-03-20 20:00:00 | 雑談
多くの人がそうであるように、オレも日々を過ごすにあたり物事に偏見を持たないようにしたいと思うし、少なからず実践できていると自負している。

しかし、だ。

断捨離だけは納得がいかない。

なんだよ「断捨離」って。今まで全く耳にしたことのない言葉が急に世の中に表れて、世間の人がさも以前から使ってますよといった体で話すのが気持ち悪い。

そう、この断捨離を言う言葉を初めて耳にした時の感想は「気持ち悪い」だ。何故かは分からないがまずはこの感情が生まれた。

そして断捨離という言葉が市民権を得て、本当に当たり前に使われる今となってはもはや恐ろしさを感じる。

オレからすればただの「片付け」の範疇でしか無い「断捨離」が、何か徳の高いありがたい教えのようなイメージを伴っている事の恐ろしさだ。

この断捨離の語源を調べてみると、クラターコンサルタントのやましたひでこという人物が生み出した造語だということが分かった。

これだ!

おそらくはオレが感じた得体の知れない気持ち悪さというのはここから来ているに違いない。クラターコンサルタントも意味が分からないが、いちコンサルタントが造った言葉というところに気持ち悪さの根源があるのだと思う。

しかもその言葉に大げさな意味を付けて発信する。もはやこれは新興宗教のそれと何ら変わりがないだろう。

もちろんこの断捨離に関わらず、似たような事例は数多くある。ただオレが気になるのは、この言葉に賛同するのが少数ならまだしも、多くの人が違和感なく使用していることだ。

商売の仕方としては非常に賢いやり方なのは理解できる。理解できるからといって好きなわけではない。しかしそれを受け入れるのもまた人生。

そういや最近物が増えて部屋が散らかってきたなぁ……よし、断捨離するか。



人生を変える断捨離
やましたひでこ

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