しかし雨の日に履いた後は通常よりもアフターケアをしっかりしなければならないのも事実。そのケアを怠るとどうなるかというと……こうなるんだよねヽ(*´Д`)ノ
見てもらえれば分かる通り、靴から塩が吹いている。ケアが甘かった証拠だ。こうなるとステインリムーバーで汚れを落とすか、ひどいようなら丸洗いって話になるのだが、そこでのケアを失敗するとどうなるか……その結果こうなる!
これはどういう状態かというと、リムーバーで削りすぎた故に銀面が剥がれてしまっている。つまりは削りすぎたってことだね。
こうなるといくらシュークリームを塗っても色は乗らず、ワックスで鏡面仕上げしようとしても曇ってしまう。こういった事は失敗を重ねて経験を積んでいくものだが、唯一もっているストレートチップなのでかなりの痛手だ。
そこで何とか補修できないかと検索してみると、コロンブスからアドカラーというプロも愛用しているという補修材が販売されていることを知る。そいつをさっそく東急ハンズで購入。
要は革用の絵の具みたいなもので、色落ちや傷の付いた箇所に同じ色で塗ってやれば元通りというヤツだ。価格も315円とお求めになりやすいが、業務用のシールがなんとも頼もしい。
使い方は至って簡単。補修したい箇所を400番程度のペーパーで削ってならしてやる。言うまでもないがこの作業が仕上がりに大きな影響をあたえるので抜かりのないように。
この時にペーパーがけでならすことの出来ないくらいの傷がある場合には、別売りのアドベースで一旦埋めてからアドカラーで補修という2段作業になる。アドベースは名前から分かる通りパテみたいなものだね。
ならし作業が終わったら絵の具を使うのと同じ要領でアドカラーを補修箇所に塗る。今回は幸い黒靴なので色の調合をする必要が無かったが、色靴の場合はいくつかの色を用意して自分で色を作らなければならないので結構大変だ。
アドカラーを塗り終えて乾いたら、あとは普段通りにシュークリームを塗ってパレードグロスで鏡面仕上げだ。アドカラーがしっかりと固着しているためパレードグロスが曇らず光っているのが分かる。
と、まぁ作業自体は非常にシンプルで初めての人でも30分もあれば終わってしまうだろう。ちなみにオレは最初のならし作業が甘くて仕上がりに満足いってない部分がある。とりあえず数日内に必要になるので、それが終わったらやり直すことにしよう。
銀面が剥がれた時には青ざめてしまったが、いざ補修作業を行ってみると簡単で仕上がりも悪くないので、それほどの事でもなかったなと思う。もちろんこういった補修作業自体を快く思っていない革靴愛好者もいるのだろうが、オレは同じ革靴好きでも実用第一派なので全く気にならない。
そんなわけでみんなも革靴にダメージがあっても結構何とかなるものだから、あまり大事にしすぎずにガンガン履いてみてはどうだろう?何よりも靴は履くためにあるんぜって話(´∀`)
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