さよならteacup

電子書籍端末の話

auから発売さている東芝のbiblioという読書を売りにしているケータイがある。コイツを見たときに今は亡き電子書籍端末「シグマブック」を思い出した。

Panasonic ΣBook(シグマブック) オリジナルカバー付 特別パッケージPanasonic ΣBook(シグマブック) オリジナルカバー付 特別パッケージ

パナソニック 2004-02-20
売り上げランキング : 87269

Amazonで詳しく見る

シグマブックは2003年に松下から発売された電子書籍端末で、当時書店でコイツを見たときの衝撃は相当なものだった。SDカードにコンテンツが収めることでいくつもの書籍を持ち歩くことが出来る優れものだ。そのコンセプトは本好きなら誰でも一度は夢見るものだった。

発売当時はかなり話題になったが、その高価な端末価格(約40,000円)とコンテンツの少なさからあまり人気は出なかった。コンテンツをダウンロードして端末に入れるといった、今では当たり前のことが当時は理解されづらかったということもあるだろう。裏を返せば早すぎた機種とも言える。
ケータイの高機能、大画面化よる進化でその役割をほとんど奪われてしまった感のある電子書籍端末だが、日本未発売ではあるもののamazonKindleは電子書籍端末の未来を担う商品と言える。



コイツのスゴイのは、この端末で完結してしまうところだ。つまりこの本体がネットに繋がってコンテンツをダウンロードしてくれる。さらにダウンロードの際にかかる通信料は無料!!というおまけつき。もちろん外部メモリーにも対応しているので、PC経由で購入した書籍にも対応している。

シグマブックを見たときに「これでネットに繋がってダウンロード出来たら無敵だな」と感じた想いが現実になってしまっている。

たださっきも言ったように、ケータイの尋常ではない進化によって、今となっては電子書籍端末の存在価値に疑問が出てきている。おそらくKindleが日本で発売されても一部のマニアに受けるだけで、ほとんどの人が見向きもしないだろう。

PS3発売の時にも感じたことだが、普及のカギはハードよりもソフト。コンテンツの充実とインフラの整備が必須だろう。電子書籍自体が問題の多い分野なので先は長いだろうが、いずれメインストリームになるとオレは思う。なるべく多くの出版社が共通の規格で電子書籍を販売してくれたらなぁとマジで思うって話ヽ(*´Д`)ノ
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「デジタル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事