ダイアモンドアンテナの5バンドダイポールを上げたが
50Mhz用としては給電点は低いし、ゲインが基本的に
「0db」なので最初から専用アンテナを計画していた。
せめて2eleのHB9CV上げたかったのだが残念ながら
ローテーターを設置できないのでほぼ半固定での設置となる。
「手モテーター」と言う手もあるが、ベランダへはセカンドの
部屋を通る事となり「QRM」が激しそうなので非常用??(hi
本当は昔移動運用で愛用した「ヘンテナ」を使用したかったのだが
(本当に良く飛んだ!)何しろ上方向に「3m」のエレメントとなり
物理的に拙宅での固定使用は無理・・・
とにかく少しでもゲインの取れる固定して使用できそうな
アンテナを頭ひねりつつWebをさすらうと・・・有りました!
デルタループ!!一説にはシングルながら2~3dbほど取れることと
ダイポールより「8の字」が狭くなるものの、前後(フロント・バック)は
そこそこ広がるので東西に向けておけば関東・甲・駿あたりは
何とかカバーできそうだし、Eスポであればあまり気にしなくても良さそう。
更に、水平偏波で打ち上げ角が高そうで、周囲の影響を受けづらいとの情報。
難点はループ自体「1λ=約6m」必要で結構上方高に大きめとなる。
(三角形として一辺約2m必要)
また給電点の三角の角度によりインピーダンスが変化するため
バランが必要。
まぁこれは他のアンテナでもマッチングが必要なので・・・
とにかくこいつで行くことにして製作に入る。
(写真を撮り忘れたのと絵が描けないので簡単な説明)
ホームセンターで12Φのアルミパイプ(1m×2)とそれを止める
U字ボルト、ナット、幅広のワッシャを購入。
100均でプラスティック製の「まな板」×2→重ねて使用し強度確保
プラスティックの「タッパ」(3個入りだけど他にも使用予定)
電気屋でTV用5C-2V-75Ω(3mで都合が良い)
買ったのは上記のみ。
他に昔作ったアンテナの残骸から8Φ50cm×2と10Φ1m×2
2mmのステンレスワイヤを倉庫から引っ張り出し準備完了。
(その他ビス、ナット、タッピングビス、圧着端子等適量)
100均のまな板を重ねてビスで2ヶ所ほど留めて適当な大きさに
カット(そのままでも良いけど受風時考えて少し小さくした)
そこに12ΦのアルミパイプをU字ボルトで止めるのだが
その際の角度として「正三角形(60°)」でインピーダンスが
約100Ωとの事なのでバランの作戦予定から採用。
因みに直角(90°)で約200Ω、角度を鋭角にして行くと50Ωに
近づくが縦に長くなり・・・どうなんだ?
12Φに10Φを入れ、それではエレメント長が足りないのと
(12に10を最低4~5cm入れて固定が必要なため)調整用に
8Φを10Φに入れる。
約2mの全長の(実際は短縮率をかけて使用中心周波数を考慮して計算)
アルミパイプエレメントを2本作り、8Φ先端を潰しステンワイヤに
圧着端子を付けた物をタッピングビスで留める。
(ワイヤも正三角形なので基本的にパイプエレメントと同長)
給電は100Ωぴったりではないものの、75Ωのケーブルで
1/4λ長(約1.5m)の「シュペルトップバラン」を作り、残りの
1/4λ長(約1.5m)を「Qマッチ」として使用(切らなくて良い)
終端に100Ωの抵抗を付けて借りてきた(hi)アンテナアナライザで
計ったところバッチリ50ΩになっておりOK!
エレメント長は給電部からのリード線含めると計算値近く。
やや長めだったので8Φパイプの出し入れで調整。
典型的なカットアンドトライだったが、50.1~50.8までは1.2以内(!)
50.3あたりで1.1(!!)
51.0付近から52.0付近まで1.3以内(全てKeyDownで50W出力、SWR計での確認)
では実働では・・・5バンドダイポールとの切り替えで他局受信。
Sメータ読みではあるが2~3UP。ダイポールでは聞こえないもしくは
S1程度の信号が2~3になりRS55がRS58ほどにUPする。
取りあえずサイドもきれている。
今シーズンのEスポもおかげで十分楽しめた!
まぁ但し、シングルで給電点もやっとこ屋根の上から少し出ている程度なので
G・Wの伸びには不満が残るが、聞こえない局とは交信できず、
「出られない」と「出ることが出来る」は大違い!って事で・・・hi
因みに適当なマストが無かったことも有り、HF用バンザイダイポールも
今回のデルタループも移動用の伸縮ポール4.5mを使用し
台風や長期不在時は手動「クランクダウン」で家族・近所の
無用な(?)QRMを避けている(hi・hi
by JJ1WGG
全体
給電部
中間補強部
ベランダ突き出し・・・もう売ってない?
ベランダの屋根出っ張りを避けるためにギリギリ
*追記:もう少し詳細
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