衆議院総選挙の結果が出ました。
しのび難いことに、日本は「主権在民」ではない国に一歩近づいてしまいました。
自民・公明・維新の改憲を是とする勢力が三分の二を超えました。彼らは言葉巧みに日本を戦争する国に導いてゆくことでしょう。
政権交代が争点と言われながら、投票率は55.93% と戦後3番目の低水準、国民が自らの主権を放棄しています。
政治不信などとのんきなことを言っている間に、事態はさらに悪化するのではないでしょうか。
国民が政治に背を向けている時は、悪い政治を進めるチャンスとなります。
苦難の太平洋戦争を経てようやく民主主義を手に入れました。我々はその大切さをしっかり身に着けなければいけないのに。
経済大国と言われた日本ですが、いまのGDP(国内総生産)は世界の23位、国民一人当たりの平均収入は24位、お隣の国韓国19位より低くなっています。民主主義進度を表す「報道の自由」は66位(韓国は42位)です。もはや先進国と言えず、G20の資格もない状況です。
これがいまの政治の現状です。そしてその政治を支えているのが我々国民です。
こんな国でいいのでしょうか? 憂いは尽きません。