TBS「サンデーモーニング」6月21日、
「風をよむ」のコーナーでの、ペンシルベニア大非常勤講師でピースボート共同代表を務める畠山澄子氏の発言;
「私は船で世界を回って被爆証言を届けるという活動をずっとしていて、サーロー節子さんとも一緒に回ったことがあるんですね」
「今回の広島開催のサミット、被爆者のみなさん本当に期待していたんです。被爆の実相を見れば、何か血の通った言葉が最終成果文書に入るんじゃないかと」
「ふたを開けたら核兵器廃絶という言葉もない、核兵器禁止条約という言葉もない、被害者援助の話もない。これまでのものと何も変わらないんですよ」
「中国、ロシアを責めるのもいいですけど、G7諸国は核軍縮にもきちんと取り組んでいるのかと被爆者の方は怒っているんですね」
(声をつまらせながら)
「被爆者の方は『でも、諦めない』とおっしゃっていた。だから私も諦めない」
岸田首相はサミット終了後の発言で「核兵器のない世界という理想に向けた基礎を確保し、核軍縮に向けた国際社会の機運をいま一度高めることができた」と成果を誇示していたが、何とも空々しいこと・・・。
日経の最新調査では、岸田政権の支持率が50%を超えたとか。
畠山さんの発言が一そう胸に響きます。