呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

呉かみしばいのつどい6月例会

2017年06月20日 | 呉かみしばいのつどい例会

偶数月の第3金曜 9時30分〜12時30分くらいまで
呉かみしばいのつどいの例会を開催しています。
会の名前は略して【かみつど】です。
よろしくお願いします。

場所は、呉のつばき会館401号室 (参加費100円です)
どなたでも、お越しください。
出入りも自由です。

6月例会は、16日でした。
今回は、夏を前にした季節の作品を中心に、積極的に演じ合い、学び合いました。




今回は、お電話をいただき、
このブログを読んでくださった方の参加もありました。
ありがとうございます。



『ごん助じいさまと えんま大王』熊本民話
  脚本 わしお としこ 画  伊野 孝行 (教育画劇)


この作品は、紙芝居唯一の賞、第53回 高橋五山賞に選ばれました。
【高橋五山賞は、教育紙芝居の生みの親、高橋五山氏の業績を記念して、1961年に創設された。ただ単に、五山賞ともいう。
年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に贈られる。高橋五山賞審査委員会(財団法人文民教育協会子どもの文化研究所 主催) 】wikipediaより。

脚本のわしおとしこさんは紙芝居作品を多く手がけられて、紙芝居文化を牽引されていらっしゃる大御所の先生です。
そして、この面白い昔話しに、ピッタリな絵を描かれたのが、伊野孝行さん。
「絵がいいよねぇ〜味がある〜」と、かみつどでも口々に、、、。
伊野孝行さんは、イラストレーターだそうです。
ブログをみつけたので、こちらからご覧ください。ポチッと



『うめぼしさん』
  脚本 神沢利子 画 ましませつこ (童心社)

詩のように、美しい文章です。
うめぼしさん、うめぼしさんと、梅干しさんに話しかけながら、詩のもつリズム大切に演じられました。
梅干しがどうやって出来るかもわかるので、小学生にいいかね〜と、話しました。
紙芝居作品から、絵本になった作品のなで、絵本も見てね〜と手渡せます。




『仙人のおくりもの』
  脚本・画 渡辺 享子 (童心社)

韓国の昔話です。
継母にいじめられていた主人公のヒヨドンの前に、鳳仙(ほうせん)仙人が表れて、、、、
仙人から、お土産にもらった種をまくと、きれいな花が咲きました。
6月〜9月に咲くホウセンカの由来が、描かれています。
演じた方の写真が撮れていませんでした。ごめんなさい
ホウセンカはこちらです。





『かっぱのすもう』
  脚本 渋谷 勲 画 梅田 俊作 監修 松谷みよ子  (童心社)

田植が終わって緑の苗が美しい、この時期にピッタリの民話の紙芝居です。
かっぱが、ひょこひょこと出て来るようすも、紙芝居ならではの効果があります。
楽しんで演じると伝わるな〜と思いました。




あらしのうみのゆうれい』
  原作 小泉八雲「漂流」より  脚本・画 諸橋精光 (童心社)
この作品は「こわいこわい おはなし」となっています。
私も「こっちこ〜い・・・こっちこ〜い・・・
夜は練習するのも怖いですが、なぜこの紙芝居かと言うと、

来る7/25(火)19時〜 熊野町民図書館にて
「真夜中の図書館(仮)」というイベントが毎年あって、図書館にこども達が来るきっかけ作りをされています。
真暗な中、紙芝居を2作品。
下からライトを充てて演じます。
演じる私達も、下から照らされて怖さ半端ないです
「こっちこ〜い・・・こっちこ〜い・・・」怖い怖い・・・
幼稚園さんから小学校低学年が、抽選で50名。
ん〜小さい子には話しが長いので、もう少し作品選びをすることにしました。





『くちのあかないかばヒッポポくん』
  脚本 わしおとしこ  画 田畑 精一  (童心社)


口があかなくなったカバのピポポ君は、ご飯が食べられないので、すっかり元気がなくなってしまいました。
「どうしたのかな?」
さあ、ピポポ君はどうなるのでしょうか?
文部科学省選定 第23回五山賞 画家賞です。
童心社のホームページから、ご覧ください。
中身も少し見れますポチッと






『蜘蛛の糸』
  ほるぷの紙芝居 黄金期名作選
  原作 芥川 竜之介    構成 鈴木 景山   画 羽室 邦彦  (ほるぷ出版1984年)


紙芝居の大きさが、中になるので、いつもの並の舞台に入りません。
中峠さんのマイ舞台で、演じていただきました。
原作に忠実な脚本となっています。
昭和16年に、日本教育紙芝居教會から発行された作品です。
第2次世界大戦が始まった年です。

語りは丁寧に、説得力のある表現に、引き込まれました。

ほんとうに怖い紙芝居というのは、こういう作品ではないのでしょうか。
小さい時に幻灯で観た『蜘蛛の糸』が今も忘れられません。





『だい、きらい だい、すき』
  脚本・画 福本華菜(小6) 自作


姉と弟の日常を切り取った作品です。
弟、大ちゃんとのケンカ、大泣きをしているド迫力の1場面のインパクトが最高です。
心の変化がちゃんと、場面、場面にあらわれて、胸が熱くなりました。





『おむすび山とおつきさま』
  脚本・画 福本 展大(小3) 自作


展大君の、初作品。
ネコとブタの2人は、おむすび山を登ります。
おもしろいのは、登っているとワカメが降ってくるところ。
後ろ向きの、ネコとブタの場面はしびれます。
こどもの発想は想像を超えます〜〜




こんな感じで、あっという間の3時間でした。
ありがとうございました。




次回の例会は、
8月18日(金)
9:30〜12:30
つばき会館402号室です。

夏休みなので、こども連れも歓迎です
どなたでも、いらしてください。





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