呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

①中学生の感想は希望!!

2017年10月25日 | ふうちゃんのそら
今年になって、中学生に『ふうちゃんのそら』を演じる機会を頂いています。

6月に片山中学校の全校生徒さん、9月に安浦中学校の吹奏楽部の生徒さんに観ていただく機会がありました。

片山中学校でのようすは、こちらからご覧ください。ポチッと


その、片山中学の3年生2クラス全員から、感想が送られてきました。
校長先生自ら、届けてくださいました。
ありがとうございました。



どの感想からも、生徒さんの心に響いたことが分かり感動しました。
一部を抜粋させていただきます。



・初めて体験した方のお話を聞くことができました。
私が最も印象に残っていることは、防空壕の中でのことです。
周りの人達がバタバタと倒れているすぐそこで、多くの人が死んでいくのはまるで目の前で起こっているかのように想像し、鳥肌が立ちました。

火の渦の中、生き抜いた先輩方をとても尊敬しました。
辛い体験を、私達に伝えてくださり、ありがとうございました。
心のなかに、ずっと刻んでおきます。



・紙芝居を観て、まるで自分がタイムスリップして実際に呉空襲を体験しているような気持ちになりました。
ふうちゃんが虹に向かって、手をあげて笑っているシーンで、みんなで「にじ」の歌を歌うところで感動しました。
平和の大切さがよく伝わってくる歌詞だったので、呉空襲にぴったりの歌だと思いました。



・私の祖父は戦争中に生まれたのですが、4~5歳であまり覚えていないと言っていました。
本当に体験している人は少なくなってきているし、それを語り継ぐ人もいなくなっていると分かりました。
社会の教科書に載っているから、戦争はもう過去のことと思ってしまいがちだけど、まだ経験している人が生きているということはとても貴重なことです。

お話を聞いて、平和って何だろう?当たり前って何だろう?と思いました。
私がいつも帰る家があって待っていてくれる家族がいるだけで本当に幸せだなと思いました。
紙芝居の主人公「ふうちゃん」のような思いをする人が、この世界からいなくなるようにできることをしたいと思いました。



・今、この時も世界には空を見上げるのが怖い子どもたちがいることを考えると、昔のことではないんだな〜と感じることができました。
私たちは"戦争をしてはいけない"と戦争の悲惨さを学んできましたが、今回、防空壕が人であふれたり、亡くなっていたりという知らなかったということを知れました。
何度も平和について考えることや、伝えていくことの大切さが分かりました。



・戦争の話を受け継ぐことの本当の意味を、思い知ったような衝撃的な感じでした。
戦争についてもっと知らなければいけないので、本などを読み、少しでも戦争について知ろうと思います。



・紙芝居を観て、とても悲しくて大人でも目を伏せてしまうような町のありさまを、まだ小さい子が見ていたんだと、改めて思いました。
そのようの情景は決して忘れることはできず、一生残り続けると思うので、戦争の残したものは怪我や病気など形として残るものだけでなく、心も傷としても一生残り続けるんだと、改めて感じました。



・中峠さんのお話で「昔のことだ」とか思わずに呉で起こった出来事なので、忘れずに生活していかないといけないと思いました。
紙芝居のふうちゃんが、虹を見上げているシーンで、なぜかホッとしてしまいました。
笑顔は大切でかかせないものだと、改めて思いました。

遠い国では、まだ戦争とかで苦しんでいる人がいっぱいいるので、今の自分の生活に感謝していきたしと思います。



・日本は終戦して、平和な国になったけど、世界では今も紛争や戦争がおきているので、世界から早く核兵器がなくなって、平和な世界になったらいいなと、紙芝居を観て思いました。



・戦争のことを「昔のこと」と自分の中でふたをしていたと思います。
しかし、中峠さんのお話を聞くことで、改めて空襲の凄さを知ることができました。

また、紙芝居があることで、悲しさで終わる紙芝居ではなく、少し心がぽかぽかして終わることができました。
次世代に繋げていくことが私たちの使命だと思いました。



・「この世界の片隅に」を、今日聞いた話や「ふうちゃんのそら」と、照らし合わせながら見たいと思います。



・平和に生きられているということが、とても凄いことなんだなあと思い、涙が出そうでした。
最後に歌った「明日はきっといい天気」という歌詞を聞いて、明日があるかどうかわからない昔があったということを改めて考えてみると、1日1日をとても大切にしていかなければいけないと思いました。
忘れないようにずっと伝えていくことが、私たちの責任なのかなと思いました。



・私が一番に思ったことは、私たちは戦争のない平和な世界を後世に伝えると言う使命があることです。
最後は、虹のかかった空を見たときの場面はとても心に残っています。

私たちがこうしてあたりまえのように家族と友達と過ごしたり、美しい空を見ることができるのは本当に幸せなんだと感じました。
そして私たちが、この喜びが永遠に続くように「平和」を伝えていくべきだと思います。



・中峠さんは、こんなに苦しい思いをしているのに、私たちにお話をしていただく勇気はとでもいることだと思います。
紙芝居を読んでくださった中峠さんの感情のこもった一つ一つの言葉は、その時のようすそのものなのではないかな、と思いました。



・虹を見て綺麗だと思えることが幸せだという言葉に驚きました。
今までそんなことを考えた事がなかったので、すごく心に残りました。
この幸せを続けていくことが、僕たちのやるべきことなんだと感じました。









安浦中学校につづきます





よこみちさんの童話、毎日新聞に連載中!!

2017年10月21日 | よこみちけいこさん
10月も半ばを過ぎましたが、

毎日新聞に、呉市在住の絵本・紙芝居作家よこみちけいこ先生の童話が連載中です
「読んであげて」というコーナーに毎日です。

題は「おばあちゃんは同級生」です。

10月1日から31日までの30日間です。
毎朝、新聞を取りにいくのが楽しみでしょうがないんです(はじめての体験)

こちらの告知記事をご覧くださいね。
よこみち先生、すてきです


86才のおばあちゃんが、ちいさな小学校に転入してくるところからお話が始まります。
このお話は、呉市の倉橋島でほんとうにあった出来事を取材されて、創作されています。

算数が好きなおばあちゃんは、小学校で勉強したいという願いが叶い5年生に。
毎日、1時間目が算数の授業となりました。
主人公は算数が大の苦手な女の子、実穂。
授業中も手を上げることができなくてモジモジしています。
実穂は、よこみちさんの小学校時代がモデルになっているんだそうだとか・・・


そんな感じで始まった童話ですが・・・



なんと! おばあちゃんは、島で有名な お産婆さん でした。
クラスの男子も、教頭先生も、島では1万人が、おばあちゃんに取りあげてもらったなんて凄い。
産後におっぱいが出にくかった実穂のお母さんは、おばあちゃんにマッサージをしてもらっておっぱいが出るようになったと聞きます。


そして、おばあちゃんによる「いのちの授業」も持たれました。


学校では「おばあちゃん」ではなく「河野さん」と呼び、クラスの仲間として接していたことも実話だそうです。


おばあちゃんと子ども達とのふれ合いを、あたたかい中にもホロッと来る展開に毎日わくわくします。
呉の土地ことばで会話が進むのも、味わいがあるんです。


そしてここは「読んであげてのコーナー」
お母さんやお父さんが、毎日子どもたちに読んでいることを思うと・・・・
「自分の生まれた時はどうだった?」「お母さんはおっぱいがすぐ出た?」「私、おっぱいよく飲んだ?」と親子の会話がたくさんうまれているのではないかなと嬉しくなります。



そんな素敵な童話「おばあちゃんは同級生」を、ぜひ読んであげてください。
これから後半も楽しみ!!
インターネットからもご覧になれます。ポチッと


この作品が、童話となって出版されることを望んでいます。
昨日の「呉かみばいのつどい」でも盛り上がりました。


『ふうちゃんのそら』を創られた、よこみちけいこ先生を応援していま〜す























「チャイルドフェスタINくれ」で紙芝居つながり

2017年10月21日 | 紙芝居
2017.9/3(日)10:30〜14:00


「第18回 チャイルドフェスタINくれ」にて、紙芝居を演じました〜の報告!!

今回のテーマは
「いろんな人とつながろう!笑顔のやりとりしませんか♪」


このステキなテーマに紙芝居がピッタリと、実行委員の「くれパステル」さんからご依頼を頂きました。
「紙芝居は人と人とを繋げるんですよね!!
コミュニケーションが深まる紙芝居は、笑顔と笑顔のやりとりができますよね!!」と
え〜スゴい直球どストライクの依頼ですよ〜


くれパステルさんは、以前お仲間の皆さんと子どもたちとで「呉かみしばいのつどい」に取材に来てくださった繋がりです。(もちろん笑顔の)
ありがとうございます。


はい、紙芝居のはじまり、はじまり〜
拍子木カチカチ鳴らしましたよ







プログラム
①『みんなでぽん』 脚本/画 まついのりこ
②『おにぎり おにぎり』 脚本/画 長野ヒデ子
③『はい タッチ』 脚本/画 とよたかずひろ
④『いもむしころころ』 脚本/画 長野ヒデ子
⑤『トンボくんのなかまたち』 写真/作 今森光彦
⑥『三びきのこねこ』 原作 ステーエフ 脚本 小林 純一 画 若山 憲




くれパステルさんのブログは、あったかいほのぼのブログですよ〜こちらからポチッと

全体のようすは、呉市すこやか子育て支援センターからご覧くださいポチッと









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「FMきりしま」ふうそらを発信!!

2017年10月19日 | ふうちゃんのそら
今、今、聴きました〜
10月19日(金)12:15〜12:30
ラジオって、スマホから全国のものが聴けるんですね♬

FMきりしま 「YU遊thursday」



呉で一緒に「おはなし会」や「紙芝居」の活動をしていた、
榎園早百合さんが生出演されました。

榎園さんは、呉から鹿児島へ5年前に引っ越されて
おはなし会「モチモチの木」や、紙芝居の会「桜の樹」を立ち上げて活動を続けている
素敵な3人の子どものお母さんです。
人柄から信頼が厚く、人と人とを繋ぎ、しっかりと鹿児島に根をはられての活動です。

呉にいる時に毎年、中峠さんから語りで聴いていた呉空襲の体験が、
待ち望んでいた、形(絵本と紙芝居)となりました。

榎園さんは、鹿児島のこども達にも、このお話を伝えることができる、伝えたい!!との想いから小学校での朝読(全クラスにと仲間と一緒に)、児童会、書店や公園でも
『ふうちゃんのそら』の読み語りを続けられています。

今回のラジオ出演は、榎園さんのFacebookを読まれた
アナウンサーの皆元祐子さんからご連絡があったそうです。



Facebookの文章の一部を、こちらにご紹介します。

戦争体験者の生の声が作品になっていますので、「ふうちゃんのそら」には、次世代に伝わる力があります。

戦争について、子どもたちに伝える事は、経験のない私には難しく、しかし、素晴らしいこの作品のおかげで、
戦争の悲惨さ、平和の尊さを子どもたちに伝えやすくなりました。

「ふうちゃんのそら」は、読んだ子どもたちの心が傷つかないよう配慮されて創られています。
最後は明るく優しく終わります。




その想いを受けてアナウンサーの皆元さんが何度も何度も、
「この本は、広めないといけない本ですね。」とおっしゃって頂きました。
ありがとうございます。


全国でスマホからラジオが聴けるって凄いと、今日知った私ですが・・・


早速、岐阜の紙芝居の仲間からラインが届きました。
「絵本を手に放送を聴きました。嬉しかったのな?泣けました。
 ふうちゃんがたくさんの人の気持ちを包みながら、広がっていくのを感じます。
 ほんとうに力のある良い作品に触れることができて感動しています。」

東京の紙芝居仲間からも
「放送聴きましたよ!広がっていますよね!世界中に広げていきましょう!」

呉の仲間から
「榎園さんのお声聴きました〜嬉しかった。素晴らしい活動ですね。
 お話が終わると拍手してました。アナウンサーの方の感性も素敵でした。
 頼もしい榎園さん。素晴らしいです。」

つづいても呉の仲間から
「久々の榎園さんの優しい声、ステキなお話でしたね。グッときました。」

番組内でも、榎園さんの鹿児島のお仲間「モチモチの木」の仲間からエールが届いていましたね。



榎園さん、FMきりしまの皆さん、ほんとうに、ありがとうございました。
心から感謝を込めて。


鹿児島へ、きりしまへ届け〜


素敵なお二人の2ショットが届きました。
再放送は、10/21(土) 15:00〜だそうです。









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「ナツのかみしばいまつり」は熱く(午後の部)

2017年10月16日 | 呉かみしばいのつどい例会
つづきです

8月18日(金)9:30〜14:30まで
つばき会館606号室(和室)にて
「第1回   ナツのかみしばいまつり」 がドド〜ンと開催されました

入口はこんな感じで、時間内は出入自由です。



午後の部のはじまりはじまり 


15. 『三原市 みはらしえ〜ぞ〜 築城450年』
    作 ねむの木(自作)


16. 『きつねとごんろく』
    脚本・画 馬場のぼる


17. 『だい、きらい だい、すき』
    脚本・画 福本華菜(自作)


18. 『へんし〜ん』
    脚本・画 松井エイコ


19. 『るるのおうち』
    脚本・画 まついのりこ


20. 『まんまるまんま たんたかかん』
    脚本 荒木文子 久住卓也


21. 『やさしいおともだち』
    脚本 武田雪夫 画 瀬名恵子



22. 『かしこいカンフ』インドのおはなし
    再話 ラメンドラ・クマール 訳・脚色 野坂悦子 画 田島征三



皆さんお疲れサマでした〜


初の「ナツのかみしばいまつり」は
皆さんのお力で盛大に開催することができました。

ご覧いただいたラインナップでお分かりいただいたと思いますが・・・・
こんなにも紙芝居愛があふれている祭りになるなんて〜〜わぁ〜〜ん、嬉しいよ

楽しかった、嬉しかった、子どもも大人も紙芝居で盛り上がったよ〜

遠くからも参加いただき、皆さんほんとにありがとうございました。



次回、かみしばいのつどい例会」は、
10/20(金)9:30〜12:30まで
つばき会館402号室でお待ちしております。

秋の紙芝居をたくさん用意していますよ
紙芝居に興味のある方はどなたでも歓迎ですヨ
子どもさんも一緒にどうぞ
(会員制ではないので、そのつど参加費100円です)