チェスの事が分からなくても楽しめるドラマ。
何か夢中になれる事を手に入れ、そこから逃げずに戦い抜いた一人の少女の姿は清々しく感じられた。
誰かが自分の事を考えてくれている。かけがえのない事であるにも関わらず見失ってしまう人間の弱さ。しかし、それを克服するのもまた、自分を見守る誰かなのである。
1960年代後半のファッションやインテリア、音楽が素敵です。
チェスの事が分からなくても楽しめるドラマ。
何か夢中になれる事を手に入れ、そこから逃げずに戦い抜いた一人の少女の姿は清々しく感じられた。
誰かが自分の事を考えてくれている。かけがえのない事であるにも関わらず見失ってしまう人間の弱さ。しかし、それを克服するのもまた、自分を見守る誰かなのである。
1960年代後半のファッションやインテリア、音楽が素敵です。
原作と変わらず子供達がクローズアップされていて、辛くて悲しくて‥
映像だと周りの景色が目に入るからか、事件にかかわる人とそれ以外の人との壁の無さに怖くなりました。
事件が起きる時というのは特別ではないのかもしれない。
沢山の人が関わった事件だと大変なことが起きてるにも関わらず、あまり責任を感じないまま罪を重ねてしまうように思えた。
例えばそれが身近な誰かが起こした事件だったらば。
自分はどう受け止めるか。
どの人の態度も納得できるし、否定できない気がした。
そこは引き返せる地点なのか、という事だけが大きくのしかかってくる。
周りの人みんなが巻き込まれてしまう。
当人は耐えるしかできない、その後の人生が全て償いになってしまう。
人の命を奪うとはそういう事だと教えられる。
小さなコミュニティで自分の夢を叶えようとしたフローレンス。
女性の起業に対して冷ややかな町の人々。
フローレンスにもう少し「したたかさ」があったらいいのにと思ってしまった。
女性の敵は女性というのは、いつの時代も共通なのかもしれない。
フローレンスに関わる町の人たちの心の動きが何となく解る。
一人一人が悪い事をしている意識のないまま手を下す感じ。集団心理学でこういうのありますよね。
自分の行動に責任を持たずに誰かのせいにしてしまう。
落としどころは違ったけどラッセ・ハルストレム監督の「ショコラ」もこんな感じだった。
案外、こういうの好きです。