映画ときどき…

映画の事を中心に更新していきたいと思います

クィーンズギャンビット

2021年08月21日 23時50分42秒 | ドラマ

チェスの事が分からなくても楽しめるドラマ。

何か夢中になれる事を手に入れ、そこから逃げずに戦い抜いた一人の少女の姿は清々しく感じられた。

誰かが自分の事を考えてくれている。かけがえのない事であるにも関わらず見失ってしまう人間の弱さ。しかし、それを克服するのもまた、自分を見守る誰かなのである。

 

1960年代後半のファッションやインテリア、音楽が素敵です。


つつんで、ひらいて

2021年01月31日 17時49分00秒 | 映画
映画館で観ることが叶わず残念に思っていたが、1/27からAmazon primeで配信されていて早速、日曜の午後に‥


本が出来上がる工場の映像や紙を作る工場、カバーを折り込む?工場の映像は不思議と見ていて心落ち着きました。何でだろう?

それと反して菊池さんの創作映像は、産みの苦しみみたいなものが、伝わってきて、熱中する姿に心配になります(余計なお世話)。骨董市?や珈琲、音楽を聴く時間、ベランダの緑や時々訪れる猫たち。そんないろいろに囲まれる菊池さんの開放感あふれる表情にホッとしました。

紙の本について、その内なくなるだのと耳にしたりしますが、物語を読む時の記憶は全てひっくるめて記憶に残るので、本の存在自体が安定剤になったりします。私にとっては必要不可欠なものです。






罪の声

2020年10月31日 18時51分00秒 | 映画

原作と変わらず子供達がクローズアップされていて、辛くて悲しくて‥


阿久津が曽根達雄にぶつけた言葉そのままの想いです。

映像だと周りの景色が目に入るからか、事件にかかわる人とそれ以外の人との壁の無さに怖くなりました。

事件が起きる時というのは特別ではないのかもしれない。


沢山の人が関わった事件だと大変なことが起きてるにも関わらず、あまり責任を感じないまま罪を重ねてしまうように思えた。


友罪

2020年10月03日 07時21分00秒 | 映画
犯罪は増えたし、命は軽んじられていると思うこの頃。



例えばそれが身近な誰かが起こした事件だったらば。

自分はどう受け止めるか。

どの人の態度も納得できるし、否定できない気がした。


そこは引き返せる地点なのか、という事だけが大きくのしかかってくる。

周りの人みんなが巻き込まれてしまう。

当人は耐えるしかできない、その後の人生が全て償いになってしまう。


人の命を奪うとはそういう事だと教えられる。


マイ・ブックショップ

2020年05月06日 22時42分41秒 | 映画

小さなコミュニティで自分の夢を叶えようとしたフローレンス。

女性の起業に対して冷ややかな町の人々。

フローレンスにもう少し「したたかさ」があったらいいのにと思ってしまった。

女性の敵は女性というのは、いつの時代も共通なのかもしれない。

フローレンスに関わる町の人たちの心の動きが何となく解る。

一人一人が悪い事をしている意識のないまま手を下す感じ。集団心理学でこういうのありますよね。

自分の行動に責任を持たずに誰かのせいにしてしまう。

 

落としどころは違ったけどラッセ・ハルストレム監督の「ショコラ」もこんな感じだった。

案外、こういうの好きです。