我が家の玄関には12枚の犬シールが貼ってあります。春に狂犬病予防注射と登録をした後頂くシールです。
私の住んでる市では 【赤】 【青】 【黄】 の3色がローテーションで配布されるんです。
なぜか?【青】のシールだけ端っこがすぐ剥がれて、かろうじてくっついている状態なんですよ
(両面テープ使用)
10年ほど前一緒に働いていた若い子が、りんごの事をとても気に入ってくれてね・・・・
その子は仕事を辞めてからも町のどこかで会うと必ず 「りんごちゃん、○歳になったんですね~」 と言ってくれました。
自分んちのわんこの年齢も時々「ん?」と思うのに、なんでこの子は他人の犬の年齢に詳しいんだろう????
「時々○○さんの家の前、通るんですよ!その時に玄関の犬シールの毎数見てるんです!」 納得です~

今でもそのままの犬シールです。
12歳の終わりごろ発病したりんご、病院の先生から 「次の狂犬病の予防注射は受けないように」 そうきつく言われました。
弱った身体のりんごは免疫力も落ちている為、その予防注射は代えって良くないそうです。
白衣と注射が怖いりんごには申し訳ないんだけど、毎年この予防注射は別の意味で楽しみにしていました・・・
町内の公民館で実施されるその日、顔見知りのわんこ達がうなだれながらその恐怖の場に向かいます。いるいる!わんこ揃い踏みだ~
最初はお散歩だと嬉しそうに歩くりんごですが、だんだん会場に近付くと身体を踏ん張って前に進もうとしません。
「お願いします~ほら!頑張れ~!終わったらおやつあげるから。頑張れ~!」
毎年ミッキーのお母さんが大きい声で騒いでいます。ミッキーはりんごには強気の先輩お姉さんわんこですが注射が怖いの。
公民館の入口でギャンギャン叫んでいるミッキー姉さん。りんごにしてみたらきっとそんなミッキーはこう見えたはず
「うそ~
あの強いミッキーお姉さんが・・・しっぽがお股の間に・・・・怖いよ~怖いよ~りんごも怖いよ~
」
「ミッキー!頑張れ~」
笑いながら声援を送っていましたが、あまりに震えるりんごに私もドキドキしてきました。「大丈夫!すぐに終わるから」
次はりんごの番です。りんごは小さいから抱っこをしたまま注射を受けても良いと言われました。
でも、これがまた怖いんですよ・・・りんごは嫌がり腕の中でもがいているし、白衣のおじさんは注射器を構えてじわりじわり迫って来るし・・・・
「おじさ~ん!お願いだから間違えて私に打たないでよ~」
実は、りんごが13枚目の犬シールを貰うはずだった2009年の春、狂犬病予防注射実施の日

たまたま休日の私は遠くから公民館の様子を見てました・・・ごめん!本当はこっそり見に行ったんです
顔見知りのわんこはいませんでしたが、泣いてる子
震えてる子
逃げ出しそうな子
あの頃と同じ光景が広がっていました。
本当ならりんごもここにいて、またブルブル震えてるはずなのに・・・・13歳のりんごに、2009年度の鑑札札と犬シールはありません。
玄関先に張られるはずだった13枚目の犬シール、もう二度と貼る事は出来ません。何度数えても12枚のシール・・・・

4か月くらいのりんごです。こんなに堂々としてるのに、注射は怖いのね。
先日、犬シールを気にしてくれた子にばったり会いました。2人の男の子を連れています。もう10年以上経つもんね。
「お母さん、この人誰?」「お母さんが昔お世話になった○○さんで、りんごちゃんのお母さんだよ。」
「りんごちゃんって誰?」無邪気に聞く子供さんでした。
世間話の後に「あの~りんごちゃんは?」「あっ、りんごね2年前に亡くなったの。」
「やっぱり・・・犬シールが増えてないからもしかしたらと思ってました。」
この子は今でもりんごの犬シールを見てくれてたんだ!鼻の奥がつんと痛くなり涙が出そうになった私です。
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なぜか?【青】のシールだけ端っこがすぐ剥がれて、かろうじてくっついている状態なんですよ

10年ほど前一緒に働いていた若い子が、りんごの事をとても気に入ってくれてね・・・・

その子は仕事を辞めてからも町のどこかで会うと必ず 「りんごちゃん、○歳になったんですね~」 と言ってくれました。
自分んちのわんこの年齢も時々「ん?」と思うのに、なんでこの子は他人の犬の年齢に詳しいんだろう????
「時々○○さんの家の前、通るんですよ!その時に玄関の犬シールの毎数見てるんです!」 納得です~


今でもそのままの犬シールです。
12歳の終わりごろ発病したりんご、病院の先生から 「次の狂犬病の予防注射は受けないように」 そうきつく言われました。
弱った身体のりんごは免疫力も落ちている為、その予防注射は代えって良くないそうです。

白衣と注射が怖いりんごには申し訳ないんだけど、毎年この予防注射は別の意味で楽しみにしていました・・・

町内の公民館で実施されるその日、顔見知りのわんこ達がうなだれながらその恐怖の場に向かいます。いるいる!わんこ揃い踏みだ~

最初はお散歩だと嬉しそうに歩くりんごですが、だんだん会場に近付くと身体を踏ん張って前に進もうとしません。

「お願いします~ほら!頑張れ~!終わったらおやつあげるから。頑張れ~!」
毎年ミッキーのお母さんが大きい声で騒いでいます。ミッキーはりんごには強気の先輩お姉さんわんこですが注射が怖いの。
公民館の入口でギャンギャン叫んでいるミッキー姉さん。りんごにしてみたらきっとそんなミッキーはこう見えたはず
「うそ~


「ミッキー!頑張れ~」

次はりんごの番です。りんごは小さいから抱っこをしたまま注射を受けても良いと言われました。
でも、これがまた怖いんですよ・・・りんごは嫌がり腕の中でもがいているし、白衣のおじさんは注射器を構えてじわりじわり迫って来るし・・・・


実は、りんごが13枚目の犬シールを貰うはずだった2009年の春、狂犬病予防注射実施の日


たまたま休日の私は遠くから公民館の様子を見てました・・・ごめん!本当はこっそり見に行ったんです

顔見知りのわんこはいませんでしたが、泣いてる子



本当ならりんごもここにいて、またブルブル震えてるはずなのに・・・・13歳のりんごに、2009年度の鑑札札と犬シールはありません。



4か月くらいのりんごです。こんなに堂々としてるのに、注射は怖いのね。

「お母さん、この人誰?」「お母さんが昔お世話になった○○さんで、りんごちゃんのお母さんだよ。」
「りんごちゃんって誰?」無邪気に聞く子供さんでした。
世間話の後に「あの~りんごちゃんは?」「あっ、りんごね2年前に亡くなったの。」
「やっぱり・・・犬シールが増えてないからもしかしたらと思ってました。」
この子は今でもりんごの犬シールを見てくれてたんだ!鼻の奥がつんと痛くなり涙が出そうになった私です。

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