カモノハシのミルクから抗生物質が効かないスーパー耐性菌対策の役に立つ可能性がある珍しい物質を発見した
オーストラリアの研究者は、カモノハシのミルクから抗生物質が効かないスーパー耐性菌対策の役に立つ可能性がある珍しい物質を発見した。サイエンスデイリーが報じた。
カモノハシのミルクの抗菌作用は2010年に発見。現在、生化学者の実験の最中にこの特質を持つたんぱく質の合成に成功した。
カモノハシのメスは腹部の乳腺から出るミルクで子供を育てる。したがって、ミルクは周囲の環境からの更なる脅威にさらされ、どうやら、これを受けて特別な種類の防御作用が作り出された。
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)、オーストラリア国立研究局、ディーキン大学の研究チームは、さらなる研究をすることでスーパー耐性菌に対する物質を創り出すためにカモノハシのミルクかその類似物質を使うことができるようになると期待している。


フウチョウの黒い羽が、受けた光をほぼ全て吸収
ハーバード大学のダコタ・マッコイさんが率いるチームは、極楽鳥とも呼ばれるフウチョウの黒い羽が、受けた光をほぼ全て吸収することを明らかにした。
世界で「最も黒い物質」と考えられているのは人工物ベンタブラック。ベンタブラックは顕微鏡で観察すると、人間の髪の毛の1万倍細いカーボンナノチューブが垂直に立ち並ぶ「森」を思われる構造をしている。

ベンタブラックは受けた可視光ないし不可視光の99.965%を吸収する。そのため、ベンタブラックがコーティングした物体は人間の目には真っ黒な空間に見え、目視では凹凸の有無が認識できない。
今回の発見により、最先端技術で作られた人工物ベンタブラックに対抗できる自然界の物質が存在することが示された。科学誌『Nature Communications』に掲載された論文では、フウチョウのオスの黒い羽を研究した結果が示されている。

フウチョウ科の一部の鳥の黒い羽の光の吸収率を分析した結果、吸収率が99.95%以上だと確認した。走査顕微鏡(SEM)で羽の構造を調べたところ、ベンタブラックの構造と酷似していることも明らかになった。
おまけ
オーストラリアの研究者は、カモノハシのミルクから抗生物質が効かないスーパー耐性菌対策の役に立つ可能性がある珍しい物質を発見した。サイエンスデイリーが報じた。
カモノハシのミルクの抗菌作用は2010年に発見。現在、生化学者の実験の最中にこの特質を持つたんぱく質の合成に成功した。
カモノハシのメスは腹部の乳腺から出るミルクで子供を育てる。したがって、ミルクは周囲の環境からの更なる脅威にさらされ、どうやら、これを受けて特別な種類の防御作用が作り出された。
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)、オーストラリア国立研究局、ディーキン大学の研究チームは、さらなる研究をすることでスーパー耐性菌に対する物質を創り出すためにカモノハシのミルクかその類似物質を使うことができるようになると期待している。


フウチョウの黒い羽が、受けた光をほぼ全て吸収
ハーバード大学のダコタ・マッコイさんが率いるチームは、極楽鳥とも呼ばれるフウチョウの黒い羽が、受けた光をほぼ全て吸収することを明らかにした。
世界で「最も黒い物質」と考えられているのは人工物ベンタブラック。ベンタブラックは顕微鏡で観察すると、人間の髪の毛の1万倍細いカーボンナノチューブが垂直に立ち並ぶ「森」を思われる構造をしている。

ベンタブラックは受けた可視光ないし不可視光の99.965%を吸収する。そのため、ベンタブラックがコーティングした物体は人間の目には真っ黒な空間に見え、目視では凹凸の有無が認識できない。
今回の発見により、最先端技術で作られた人工物ベンタブラックに対抗できる自然界の物質が存在することが示された。科学誌『Nature Communications』に掲載された論文では、フウチョウのオスの黒い羽を研究した結果が示されている。

フウチョウ科の一部の鳥の黒い羽の光の吸収率を分析した結果、吸収率が99.95%以上だと確認した。走査顕微鏡(SEM)で羽の構造を調べたところ、ベンタブラックの構造と酷似していることも明らかになった。
おまけ
