SilverStone SST-LC10S-E-USB3.0 Silver 諸注意
HTPCケース、いや、横置きケースで組み立てるのは、このケースで4機種目です(自作にて)。更にシルバーストーンのケースでは3機種目です。経験された方は良くおわかりの、縦型ケースとは違った難しさがありますので、今後初めてトライされる方向けに、少し解説しておきます。
・マザーボードは極力小さいものを使いましょう。
ATX対応のケースでマイクロATXを使うのがベストではないかと思います。なぜかというと、フロントベイとマザーボードの縁がかなり接近するためです。
ATXの場合、添付の写真で赤線を引いたあたりにマザーボードの縁が来ます。ってことは、各ドライブから出てくるケーブルと、それを接続するマザー側のコネクタ(とマザーボードの端っこ)が、極めて接近するわけです。配線がひじょーにやりにくい。とりまわしだけでなく、コネクタに差し込む時も指が入らなくて、恐ろしく大変です。マザーがマイクロATXなら、その部分にスペースが生まれるので、かなり自由度が上がります。
・シリアルATAで。
今頃IDEということはないと思いますが、シリアルATAのような細いケーブルでないと、取り回しが困難です。
・電源は大掛かりではないものを。
電源によっては多数のケーブルが出ているものがありますが、過猶不及 です。余ったケーブルが邪魔になるので、使用しないベイの中などに、うまい具合に隠してしまいましょう。
・組み立ては順番や場所を考えて。
当然マザーは最初に。各ベイに取り付けるドライブは、なるべく上でフロントパネル側に寄せましょう。後から刺しにくいケーブルは、最初からコネクタに刺しておくとか。
・このケースでは、六角ボスは必要。
サウンドカードをとりつけようとして愕然。マザーのコネクターにちゃんと刺さらない!カードが浮き気味。・・よーく見たらマザーの位置が低い・・。待てよ、六角ボスを取り付けてないじゃん!ケースの取り付け部が絞ってあったのでボス不要と勝手に思い込んでいました。ボスを取り付けるために全バラか(;_;)と覚悟しましたが、幸いにも各ベイを外さなくても、マザーを外すことができました。
・光学ドライブの隠しぶたの貼り付け。
通常のケースと違って、光学ドライブのディスクトレイだけが表から見える仕様です。なのでディスクトレイの表側に、金属のプレート(板)をはって、見栄えを保つ構造です(ステルス式光学ドライブスロットと命名されている。)。えっ、貼る?!なんと両面テープで貼る仕様なのです。
それほど器用ではない私としては、クリアランスを確保しつつ、まっすぐ中央に貼る自信がないので、適当な厚さの紙でスペーサーを作り、それをあてがってはりつけ作業を行いました。
・最後に「これは設計がイマイチ」の件。
以前も書きましたが、ドライブベイの取り付けねじの位置は、最悪です。横で、しかもドライバーを突っ込まないと回せません。ちょっと残念。
・ファンがちょっとうるさい。
排気ファンが2個付いています。2個とも回すと少しうるさかったので、1個は回さないことにしました。ファンコントローラーを持っていたのですが、面倒なのでケーブルを抜いておしまし。
ちなみに前面ファン(ドライブ冷却用:上の写真のドライブベイとフロントパネルの間に取り付け部があります)も取り付け可能な構造です。
以上、思いつくままに。
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