アニメ劇場版 君の膵臓をたべたい DVD
またアニメかよ!って声が聞こえそうですが(^_^;)。連休のお仕事ってことで、近所のツタヤで借りてきました。しかし、駐車場がほぼ満車でしたよ。
自己評価:★★★★★ 5点/5点
アマアマかもしれませんが、私のツボにはまったので満点。泣けるアニメでした。ちゃんと中身もあった。公開から時がたっているので、ネタばれで書きます。まだ見てない方は読まない方が吉。
作品的には、少しデフォルメはあるものの十分青春モノとして受け入れられる感じ。いきなりお通夜?告別式?から始まったので、間違いなくヒロイン(桜良)が亡くなるのは判った。膵臓の病気ってことで進行するので「ある愛の詩」(年ばれ。ふるっ。)的な展開かと思ったら、全く予想できない死が。しかも殺されるという。
原作とか読んでないので、私の中では犯人は「委員長だ!」ってことになっています。でも、犯人が誰かってことではなく、病気による寿命をまっとうする前に、全く予想できないできごとで死んでしまうことが大事なんですよね。というか、この物語は桜良の死の前後の2部構成と言ってよいでしょう。
主人公の「僕」の性格は、良くある「積極的に人との関わりを持たない」タイプです。そんな主人公が、桜良との出会いから、葛藤しつつ成長する姿が嬉しくなる。ここまで変わるかってところは、桜良のおかげってことなのです。桜良は自分の死でそれを完結させることまでたくらんでいたのか?そうであろうが無かろうが、遺書が間に合ってよかった。話は戻って、そもそもは「僕」は良いヤツなんです。そうでなければ桜良は近づかない。
初めのころのシーンで「僕」が桜良に「君の膵臓をたべたい」ってメールした場面があって、途中の話から、これって逆じゃない??と思いましたが、そう思わせることが目的だろうってことで考えてみました。これに似た言葉で「爪の垢を煎じてのみたい」が出てきますが、これが「たべたい」の伏線ではないでしょうか?カニバリズムとか病気が治るとかではなく、もっと桜良のことを知りたいみたな。それが、それがですよ、病気ではなく事件で殺されてしまうなんて、なんてことだ。
この作品を価値があるものとしている大きな理由は、もちろん原作の良さがあってこそだけど、桜良の声優さんがすごく良かったことに尽きるのではないか。一番セリフが多くて、死ぬと判っている女子高校生の破天荒な明るさなんて、どう演じますか?!人寄せなのか何かわからないけど、へたくそな女優とかあてがわれたら、作品死ぬし。
原作も実写版も見ていないので、ちょろっと検索したら実写版は原作にない12年後があるとか。12年後の「僕」は小栗旬だとか。ちょっと期待するよね。「アニメの実写版を期待しない派」で、極力見ないことにしているけど、今度借りてこよう。2019年5月4日追記:実写版、見ました。12年後からの視点、良いと思います。桜良役の 浜辺美波 ちゃん、かわいすぎ!演技もうまい!アニメ版を楽しむためにはアニメ版を先に見た方が良いです。(12年後に北川景子、上地雄輔 は、ありえへん。 北村匠海→小栗旬は、おけ。)
本作は、泣ける青春モノを探しているあなたに、大推薦します。
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