もう なくてもいいや
君がいい はあるのだから
ここにちゃんと 持っているのだから
2015.11.16
「桃源郷の記」 ていう本 読んだのですけど
中国の少数民族のお話で
緑に恵まれた山の連なる土地で
ほぼ自給自足で暮らしている
バーシャ村でのお話し
その中で ブランコの話があるのですが
お祭りの日に
大木に太い縄を吊るして ブランコを作って
乗るのですって
そのブランコは板があって座って漕ぐブランコではなく
一本の縄のみで
縄の結び目に足をかけて 立って漕ぐブランコ
そのブランコの周りは 子供たちの遊び場であり
夕方からは 若者たちの求愛活動の場になるのですって
若者が娘の手を引いてブランコに誘い
2人乗りをするわけです
写真もあるのですが 実に楽しそう
いいなぁ 私も乗ってみたい
誰を誘おう…
…誰もいない 誘う人いないしっ
けど大丈夫
そのブランコは 女子同士でも乗るのだそうだ
カップル限定では無い
いや その前にこのブランコは
若者達のものだ
トウが立った私などは 規格外かもネ
乗るけどね
そこに行ったら 乗りたいから
乗るけどね
乗らせてもらえたらば ね…
まあいい そんな もしかしたらの「たら話」は
えっと
このブランコと同じようなので
タイかどこかの山岳地帯の 少数民族の
求愛活動で
それぞれの家の窓から 若い男女が
笛を吹き合う
ていう映像を観たことあるのですが
なんだか じーーんときたことを覚えている
山の緑の中の こぢんまりとした質素な部屋で
お互いに ただただ笛を吹き合っていて
素朴でそれはきっと とても純粋で
美しい風景なのだけども
なんだか私は 悲しくもなってきてしまう風景
山のブランコや
笛の音で 恋を語らう
いいよねぇ~~
自分の暮らしを振り返り
もっと物事は 単純でいいのになー
て思う瞬間
文明社会は メンドーな事や
ややこしい事 雑多な事多いし
(その恩恵を受けまくって生活しているわけですが)
損得で いろいろ考えちゃうし
もっと単純なら 楽ちんなのにさ
日向ぼっこ中↓充電中(コンセントは残念ながら無い)
愛おしい
「夢の中の夢」
明日の朝 あの人は私の夢をみればいい
そうして私に 絶対逢いたくなればいい
すぐさま私に逢いたくなって
ぎゅって抱きしめたくなればいい
抱きしめたら 毎日私に触れないと
窒息してしまいそうな体になればいい
毎日私に逢いながら もう離れたくないと
ずっと一緒にいて欲しいと
深く思うようになればいい
あの人の中に 私がいっぱい詰まればいい
明日の朝 私があの人の夢の中に
入っていけばいい
1994.12.31