明日のことなど 誰にもわからないのに
明日のことなど 何もわからないのに
もっと自由でいいはずなのに
2015.5.23
約20年
一緒に暮らしてきた娘が
家を出て行って
思いのほか さみしかったりしている
今まで 家にいない事は
何度かあって
旅行に行ったり
遊びに行ったりでね
そういう時は 全然さみしくなんてなくて
むしろ 家での独り時間を
楽しんでいたのだけども
「家にいない」 と
「家を出て行った」 とでは
全然違うのですね
こんな気持ちになるなんて と
初めて味わう感情に
自分でびっくりしていたりする
子育ての最終目標は
自立してもらう事 と思っているので
自分で生活していく てのは
喜ばしい事なのですけどね
虚無感 というの?
燃え尽き症候群的な?
なんだか突然 ぽかーんと
放り出された感じ かしら?
あとは
子育て終了時の
ああすれば良かった
こうすれば良かった の後悔ばかり
自分 いたらなさすぎ
この 最終地点がわかっていれば
あの時ああしたのに こうしたのに
とか思うのだけども
その時は 必死なのだよね
まあ 大切なのは
あの子が 楽しく元気に
生活しているっていう事
元気で楽しくやっているなら
それで オーケ
さて 私はどうしよっかな
箪笥の中や 引き出しの中や
部屋中に 隙間がたくさん出来た
この先を どうやって
過ごしていくかな
君らは↓ずっと一緒

たまに
どっちが先に死んでしまうのだろ
とか 思う
いや なんか意地の悪い想像っぽいけどもさ
すごく仲がいいからさ
残されたほうを心配してしまう
とか
余計なお世話だろうけどさ
大切なのは 今だ
不確かな未来じゃなく
今 幸せでいてもらうこと
「ベランダでの一風景」
私の幸せの形が
青い空の下で風に揺れている
健康的な日差しを浴びて
今朝洗った家族の洗濯物達が
いい風をうけて揺れている
その下では
育てる植物が
根を張り葉を伸ばし
花を咲かせ実をつける
そばで猫が寝そべり欠伸する
今この瞬間
私の幸せが全部つまっている
それは
なんという事のない
ただの普通の日常
2015.8.14