青い空に輝く白い月
この星にいる私がみえる
人生はいつだって今ここから始まっている
2019.6.15
図書館で借りた本
柚木麻子著「伊藤くんAtoE」
面白かったぁ
この本を読みながら
人間て面白いかもしれない なんて思ったよね
人間の感情なんて 面倒で
辛くて悲しくて苦しい事が多くて
いっそ植物や石ころにでもなったほうが
楽だよな なんて思う事もあるけれども
いや 植物や石ころが何を思ってどう感じているのかなんて
人間にはわからないけれどさ
もしかしたら ものすごく苦悩しているのかもしれないし
人間とはまったく違う領域で
ま それは置いておいて
人間の感情は興味深くて面白いのかもしれない
なんて 今更ながら思ったわけで
そんな事を思わせるこの本は
やっぱり面白くて凄くて
ほんでもって
こんなふうに 物語をお話を文章を書けるなんて
素直に単純に凄いなぁ と思うわけです
人間の感情てさ 電気信号なんて話も
あるけれど ならもっと簡単にしておいてよ
なんて思うけれども
簡単で単純だったらきっと 大したものは
うまれないのだろうな
複雑怪奇だからこそのものが あるのだろうな
人間がいなくたってこの星は
美しく素晴らしい世界を作っていて なりたっていたはずなのに
人間はおもたい感情をもってやってきて
一体何をしに来たのだろうな この星に
そんな事想う今日の月
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夕暮れ時の輝き始めの月
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広い宇宙の中にいるんだな ておもう
遠い遠い星のことをおもう
どういう法則で成り立っているのだろ ておもう
「今のわたし」
私は日本人で
日本の言葉で思って書いて
欲望も欲求もあって
間違いもして
他を傷つけもして
たまに自分を見失って
わからなくなって
そもそも自分てナニ?
自分と他は何が違うの
どうして違うの
なんでわからないの
そんな闇の中
苦しくもなって
それでも明日があるなら明日を
その次もあるのならその次も
日本で日本の言葉で思って喋って
書いて考えていく
2019.6.6