「これがいいと言われたものをただ闇雲にトレーニングするのではなく、自分の現在の状態を科学的に把握しながら意識的にトレーニングを行う姿が、ダンサーにも必要ではないか」
ーダンサーの身体調整なぜバイオメカニクスなのか 入江敦子氏より(2015)
自分自身は、今のトレーニングの主となっている=フェルデンクライス、合気道、山仕事へ行き着いたのには、理由があった。
西洋のバレエテクニックで身に付いた習慣が、必ずしも今自身が目指す表現へのアクセスを容易くしていないという事実を実感したからだ。今までの身体に染み付いた何を一旦捨て、そして何を身につけ、更に深めたいか、どんな感性で踊りを捉えたいかを稽古するのが=ダンストレーニングだとしたら、闇雲にトレーニングする事は、稽古していないに等しいのかもしれない。
ダンスに科学は、あるのか?
沢山のワークとダンスの関係性の事例に触れるのは、ただただ視点が広がり嬉しいのだ。
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こはやしも、微力ながら投稿させていただいた。
身体調整法としてのフェルデンクライス的アプローチ~持続可能な表現活動のために~