かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

かわいくてクスリにもなる彼

2010-02-16 17:57:09 | いまおもうこと
気づけば1日がつぎつぎとながれていくなぁ

2月がはんぶんすぎちゃった

雪なんて久しぶりとすこしうきうきしていたら、今月は何回降ったでしょうか‥ちゃぶぃです



先日わたしが外出中に遊びにきた甥っ子のお土産"ブタメン"

帰宅した私に真っ先に渡しにきたブタメンのほかに、?なんちゃらマン?よくわからん正義の味方のカード数枚があったのでさりげなく返却
あれは彼の大事なカードだと思われるので

かしこちゃんのメガネがおっきいからチューできないと、母にこっそりうち明けたらみんなに言われちゃって真っ赤な顔して怒る4才

彼のちいさな気づかいとかやさしさが大人びていてどきりとすることがあるけれど、気づけばすくすく育ち、小さな男の子から小さな紳士になっていくのね

どんな男子になるのかな

例えば10年後、久しぶりに伯母さん(わたし)と会ったら老けてひどいもんだ‥といわれないよう、小綺麗にしていたいものです

それがなにより難しい

彼に会うのがよいクスリになっております

またあそぼうね

なけた

2010-02-16 15:44:44 | いまおもうこと
4月でしばらくさようならの歌舞伎座

電光掲示板の残り日数が二桁になっていた(14日撮影)
終わりのときがゆっくりと確実に近づいている



2月は十七代中村勘三郎さんの二十三回忌追善公演

昼の部「俊寛」について

昨年の幸四郎さん演じる俊寛と今月の勘三郎さん演じる俊寛はまったく違うものでした

勘三郎さんはとても人間味あふれた俊寛で、その人間くささが高僧とはいえみんな同じ人間なんだと思わせます

かたや幸四郎さん俊寛は心情乱れてもどこか品格があり、あまり取り乱すことない高潔な俊寛だったようにおもいます

勘三郎さん俊寛は、泣けた‥

いままでたくさんではないですが歌舞伎を見てきて、初めてなけた

この世へと戻っていく人々に必死の形相で声が涸れるまで叫びつづけ、木々の枝の隙間からわずかに見えるであろう船をおう姿

船が見えるうちはまだこの世とつながっているのだというように、それを確認するように叫ぶ

その絶望がこちらまで押し寄せてきて息苦しくなった

人を助けるために人を殺め、自らすすんであの世に留まると決めた俊寛に待ちうける暗い深い穴へ落ちていくような日々、計り知れない孤独の闇が歌舞伎座を覆い、舞台と観客という線を忘れていました

幕がおりはじめてはっとした

ラストの放心しきった俊寛を、音声ガイドでは悟りという言葉で伝えていました


歌舞伎だけにあらず、演じ手がかわるとちがった表現で新たな見方が加わりますね

まだ発表されませんが、4月の演目が楽しみです