【会 場】如春荘(福島県立美術館前)
【日 時】2024年4月6日(土)13時30分〜16時
【カフェマスター】あをだま
【定 員】20名
【参加申込】メッセージからお申し込みください。
【会場費・資料代】300円
◯今回は、サリンジャー文学の一編である『フラニーとゾーイ』(野崎孝訳)に焦点を当てます。
◯「アメリカ東部の小さな大学町、エゴとスノッブのはびこる周囲の状況に耐えきれず、病的なまでに鋭敏になっているフラニー。傷心の彼女に理解を示しつつも、生きる喜びと人間的なつながりを回復させようと、さまざまな説得を試みる兄ゾーイー。しゃれた会話の中に心の微妙なふるえを的確に写しとって、青春の懊悩と焦燥をあざやかにえぐり出し、若者の感受性を代弁する連作二編。」(新潮文庫版紹介文より)
◯サリンジャーの文学は、一般的に若者のものとされがちですが、彼の作品には、おとなになっても感じる孤独や寂しさ、寄る辺のなさ……共感を呼ぶ要素がたくさん詰まっています。今回は、若者だけでなく、かつての若者(自称含む!)も一緒になって、この作品を読み解き味わいたいと思います。これまでに歩んできた人生が長い人もそれほど長くはない人も、それぞれの視点から感じたことや考えたことを共有し、本作品についてお互いに考えを深めていける時間にしたいと思います。