来たる3月14日(土)にフォーラム福島にて開催される第14回エチカ福島を企画した荒川さんからの趣意書です。
多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
私がこの映画に出会ったのは、2年前。南会津の只見町です。
その頃、仕事の都合で只見町で生活しておりました。
その只見の有志の方々が、大西監督を招いてこの映画の自主上映会を開催したのです。
人口わずか4500人、超高齢化率46%の町で80人ほどの人が集まりました。
驚くべき人数です。
ご承知の通り、只見町には昭和30年代に国策として造られた田子倉ダムという巨大なダムがあります。ダムの下には田子倉集落が沈みました。
私は、この映画を観て、“村がダムに沈む”とはどういうことなのかストンと腑に落ちたように思いました。
その只見町の方々がどのような思いで自主上映を企画したのか改めて聞いてみたいところですが、 とにかく、この映画を見た私は、福島でも上映したいと強く思いました。
この映画は、私たちが考えていかなければならない問題と深く関わっていると感じたからです。
「エチカ福島」は、これまで震災・原発事故以降の私たちの倫理(エチカ)を考えてきました。
今回で14回目を数えます。
これでには、フクシマに生活するものとして原発事故をどう捉えどう生きていけば良いのかを考えていくと同時に、エネルギーの問題や地方の在り方などもテーマとしてきました。
「水になった村」は、これまで私たちが考えてきたことを更に深いところから見つめ直し、これから考えていかなければいけないことを示唆してくれているように思います。
上映後、大西監督のお話を伺いながら、それぞれが思いや考えを巡らせ、紡ぎ合うことができたらと思います。
当初は自主上映会を考えていたところ、支配人のご快諾を頂きましてフォーラム福島での上映となりました。フォーラム福島に改めて感謝申し上げます。
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