2023年の正月は、新型コロナ第8波に明け暮れました。写真は1月2日、磯城休日応急診療所で、駐車場で発熱外来をしているところです。この日は休日診療所が終わっても、発熱患者さんが沢山おられたので、坂根医院に場所を移して発熱外来を継続しました。発熱者のほとんどが新型コロナでした。
新型コロナは盆と正月大好きです。今度の正月も皆さん気を付けてくださいね!!
第8波は感染者も死者も過去最大規模でした。2022年12月からの1か月半で、およそ1万3000人が亡くなりました。 国内で初めて確認されてから3年間で亡くなった人のうち5人に1人が、この1か月半に集中していることになります。
中和保健所を通じて発熱者の往診に呼ばれることも多かったです。中には呼吸不全を来している重症者もおられました。入院させてあげてと保健所に頼んでも、「入院出来る病床がありません。」と断られることが続きました。患者さんが救急車を依頼して、救急車がやって来たのに、搬送する病院が見つからず、救急車が帰ってしまう。そんな事があった時期でした。医療崩壊を来していたのです。下のはがきの方は、救急車が2度帰っていったそうです。もちろん、私も考えられる限りの病院に電話したのですが、ダメでした。それで、ご自宅でベクルリー、デカドロンの点滴、在宅酸素を始めたのですが、呼吸不全が改善せず残念ながら亡くなってしまいました。悔しい思いをしましたが、入院されても駄目だったのかもしれません。
坂根医院での発熱外来は盛況?でした。年始早々の1日:2名、2日21名、4日、36名、6日24名のコロナ陽性者を診断、報告しました。(勿論、そのあとも・・・・)
写真はそんな日の抗原検査の結果です。抗原検査の他、PCR機器が3台動いてました。相当に忙しかったです!!
忙しく働いてはいましたが、私の事ですから、もちろん遊んでもいました。落ち着きのない68歳!
連休には白馬にスキーに行き、国際色豊かな宿に泊まりました。
我ながら派手なスキーウェアーですねぇ
そうそう、坂根医院では雨の日にも濡れずに発熱外来が出来る様に考え、大屋根を作ってもらうことにしました。
そんな2023年1月でした。