2024年12月27日、国立感染症研究所、厚生労働省が2024年の第51週 (12月16日~12月22日)のインフルエンザの感染状況を報告した。
定点当たり報告数は42.66(患者報告数211,049)前週の定点当たり報告数19.06の倍増以上となった。インフルエンザの流行は、既に過去10年で最大なのだそうです。
都道府県別では大分県(82.64)、鹿児島県(65.57)、佐賀県(61.62)、千葉県(60.03)、福岡県(59.86)、愛知県(56.79)、山梨県(55.63)、愛媛県(52.68)、埼玉県(51.06)、宮崎県(50.64)、山口県(50.03)の順となった。全国47都道府県で前週の報告数よりも増加した。前週もそうであったが、九州から北上していく印象
これまでの推移
年齢別では、0~4歳が約12.8万人、5~9歳が約25.4万人、10~14歳が約26万人、15~19歳が約15.5万人、(20歳未満:48%)20代が約13.2万人、30代が約14.5万人、40代が約20.8万人、50代が約19.6万人、60代が約9.8万人、70歳以上が約9.7万人(60代以上:12%)となっている。また、2024年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約335.2万人となった。
基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は3,115例であり、前週(1,316例)から増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(94例)、1~4歳(347例)、5~9歳(291例)、10代(162例)、20代(41例)、(20歳未満:26%)30代(53例)、40代(93例)、50代(197例)、60代(280例)、70代(560例)、80歳以上(997例)であった。
どの年代が危険なのか検証してみましょう
インフルエンザ罹患者数 入院患者数 入院率
10歳未満 38.2万人 732人 0.2%
10歳から69歳 129.1万人 826人 0.06%
70歳以上 9.7万人 1,557人 1.6%
10歳から69歳の患者さんに比べて10歳未満の患者さんは3倍以上危険であり、70歳以上は27倍も危険だという事です。
現在流行しているのは、インフルエンザAが99% B1%です。
奈良県の地図を拡大してみると・・・
何となんと真っ赤です!!わおl
何となんと真っ赤です!!わおl
以上の報告は22日までのデータです。26日までのデータを反映してくれている。モデルナのリアルタイム情報では・・・
今後も感染拡大は続くようですね。来週の日本地図は真っ赤になりそうです。年末年始で開いている医療機関少ないです。上記のデータに示したように10歳から69歳までの重症化率はそんなに高くありません。慌てて医療機関を探す必要は低いかもしれないです。市販のアセトアミノフェンでも多くの方が対応可能と考えます。
10歳未満、70歳以上の方、先ずは感染しないよう努力してください。インフルエンザの感染予防には、危険場所に出向かない事、換気、不織布マスクの着用などが有効です。
そして、感染してしまったら、重症化する可能性の高い幼児、高齢者、特に持病をお持ちの方などは、出来たら早期に抗インフルエンザ薬を服薬された方が良いと思われます。何度も言いますが、12歳以下の方にゾフルーザ お勧めしません。タミフル(オセルタミビル)、リレンザ、イナビルをお勧めします。
Stevie Wonder Superstition
昨日、クリニックでイナビルを処方してもらって、今日はかなり楽になりました。
気が緩んでマスクをしなかったのが災いしたようです。
>私も先週、カミさんと熊本長崎を遊んできましたが、チャッカリインフルエンザAに罹患
そうですか、九州地方は大流行真っ最中ですものね。
イナビル良い薬です。
症状改善されて良かったですね。
掛かって、重症化しないで治癒するのが、最強の抗体獲得方法ではあります。多分、インフルエンザA(H1N1)pdm09でしょう。同じものには3年程度は罹患されないと想像します!