命のカウントダウン2(健康余命695日)

以前のブログ「命のカウントダウン」にユーザーとしてアクセス不能。今しばし、こちらに引越します。以前のブログも見てね!

赤い星は死にかけの星

2025-03-04 21:57:14 | 
夜空の赤い明るい星、代表は火星。火星に並ぶものといういうのがさそり座のアンタレスの名前の意味です。その他、オリオン座のベテルギウス、私(5月生まれ)の星座:牡牛座のアルデバラン。それらが赤い星の代表です。

火星は、太陽の光を反射しているだけです。酸化鉄(鉄さび)が多いから、鉄さびの赤色に輝いています。これは別格です。

アンタレス、ベテルギウス、アルデバランはいずれも自ずから光を発している恒星です。そしてこれらの赤い明るい星は赤色巨星と言う分類に属します。赤色巨星とは、普通の恒星が燃える材料の水素を使い果たしてしまった末期状態の星の姿です。即ち、赤い星は死にかけの末期の星なのです。太陽は50億年後にそうなることは昨日のブログに書きましたね。

赤色巨星の中でも、オリオン座の右肩にあるベテルギウスは特に末期の不安定な状態となっていることで有名です。
具体的に言うと、これまで規則的に暗くなったり明るくなったりしていた変光星だったのですが、このところ、変化が不規則になって読みづらくなっているのです。

オリオン座のベテルギウスは以前は、0.0等から1.3等ほどを主に400日ほどの周期で変化する「半規則型変光星」とされていました。ところが2019年末から急激に減光し、2020年2月には1.6等にまで暗くなって「大減光」「2等星に陥落」などと言われました。
この減光の原因については、大黒点によるものであるとか、超新星爆発の前触れであるとか様々な説が出されましたが、最終的には400日周期の変動とおよそ6年の周期の変動が重なったことと、大量の塵が放出されたことによる減光だと考えられています。

大減光の後、ベテルギウスはおよそ200日の周期で光度変化を繰り返しながらじわじわと光度を増していきました。とくに今年4月には0.2等になり、オリオン座のリゲルと同じ明るさで輝きました。これほど明るくなるのは数十年に一度のことです。

色々な観測結果から、ベテルギウスは近々大爆発して超新星になることが予想されています。超新星爆発すると、数か月間、満月ほどの明るさで光り輝くのだそうです。そしてそのあとは見えなくなってしまう。


それが星の最後の1パターンなのだそうです。太陽より数倍以上大きい星がたどる道なのだそうです。

ベテルギウス、近々大爆発と言いましたが、その「近々」は、10万年程度のスケールでの近々です。とはいえ、ベテルギウスは600光年ほど離れたところにあります。私たちが今現在目にしているベテルギウスは600年ほど前の姿です。ひょっとすると、今現在、既にベテルギウスは超新星爆発している可能性もあるのです。

我が天の川銀河系の直径は10万年。そして宇宙の直径は900億光年ほどあるとの事です。600光年は凄い近場ですよね。そんな近場で超新星爆発が起こったら本当に大事件です。天文現象に鈍感な世間一般の方たちもさすがに驚かれるとは思います。でも、天文界の大事件、殆どの方、感動しないのですよねぇ。

私が体験した天文界の大事件について、次回報告したいお思います。

これまでの経験からすると、ベテルギウスが超新星爆発して満月並みの明るさになったとしても・・・・お米価格が値上がりする事よりも小さなニュースだと思います。人生に関係ないものねぇ!そりゃそうだと思いまする。

Yesterday (Remastered 2009)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。