眠いのに映画

どんな人が好きなの？
とか最近よく聞かれるけど、正直よく分からない。
自分が好きになった人が、好きな人だろうから。

でも、どんな人が嫌い？って言われたら、はっきり答えられる。
道ばたにポイ捨てする人。
嫌い。

今日Amazonプライムビデオで、「百円の恋」を観た。

新井浩文演じる狩野が、道ばたにお弁当のゴミを捨てるシーンがあって、イライラっとした。

あー、嫌だ。
こんな男、絶対好きにならない。
そう思った。

でも、そんなポイ捨てを当たり前にする様な人にも。
彼氏や彼女がいたり、友達がいたり、家族がいたり、するんだよなーって。

映画のラストシーンで、ふとそんなことが頭に浮かんだ。

映画のストーリーとは全く関係ないけど…笑

とにかく、自分の知ってる世界が全てじゃないし、自分の正義が世の中の正義とは限らない。

人間なんてちっぽけだ。

でも、どんなにみっともない生き様でも。
ドロップアウトしたとしても。
誰もわかってくれなくても。

自分が本気になれる事に出会った人って、とてつもなく強くなれるってこと。
頑張れるってこと。
そんなことを、改めて感じさせてくれた映画だった。

それから、安藤サクラは本当にすごかった。
すごい女優さんだなって。

ボクシングの試合のシーン。
先日観に行った友達の試合を思い出して涙してしまった。

「何かを始めるのに、遅いなんてことは１つもないんだということを証明するために。」

ほら、まだまだこれから。

強くならないといけない時になったら、人は勝手に強くなるし。
頑張ろうと思うことに出会えた時は、人は勝手に頑張るし。

人間はちっぽけだけど、面白いね。

面白くて、強くて、しなやかで、柔らかいね。