10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

義母とお雑煮

2014-12-29 21:46:11 | 日記
今日やっと仕事納め。
実は納まってないんだけど、キリがないので納めた感じ。
父は本当に働き者です。

明日は家の大掃除しよう。
それと買い出しに行こう。

我が親族は毎年2日に集まります。
元日は姉妹各々、旦那さんのご実家で過ごします。
我が家は仙台に越してからは、毎年のように八王子に住んでいた姉の家でお世話になってました。

足立に戻った今年の元日は、久しぶりに3人で過ごします。
御節は作りません。
子どもたちの大好きな鋤焼きと、蟹と海老さえあれば大満足すると思います(笑)
そして忘れてならないお雑煮ね。

私の作るお雑煮が、元夫のお義母さんはとても好きでした。
亡くなる直前、お雑煮が食べたいと言う義母の望みを叶えたくて、御汁だけ作って病院に届けたのを思い出します。

末期の癌で、食べることはもう出来なかった義母。
ベットの上でお雑煮の御汁を、嬉しそうに美味しい美味しいと飲んでくれました。
最期に口にしたのが、私の作ったお雑煮の御汁。
別れた今ではなんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。

義母が亡くなったのは1月5日。
あれから何年経つのかな。
もう少し時が過ぎたら、子どもたち連れてお墓参りに行こうと思います。
子どもたちにしてみたら、「ばばちゃん」はいつまでも「ばばちゃん」ですものね。

目を背けて生きるのは簡単だけど、嫌な気持ちは誤魔化せないものです。
だったら頑張って乗り越えようかなって思いました。
ひとつひとつ片付けて、楽しく生きるための準備をしないとね。

そんな風に思う2014年の締め括り。

だからこそ

2014-12-27 20:28:15 | 安心堂
昨年のこの時期。
仙台に住む大切な友人であり、安心堂の顧問弁護士でもあるさやかちゃんに帰省を機にわざわざ安心堂に来てもらいました。
まるで昨日のことのようです。
それ以来、安心堂をあらゆる面からサポートして頂いてます。

ついこの間のような出来事も、365日前のこと。
毎日の選択で人生は大きく変わりますね。

仙台で出会い、頑張っている友人たちが沢山います。
その姿にいつも元気をもらいながら、私も日々頑張っております。

さて、仕事納めがなかなかできない安心堂。
今朝1番にいらしたお客様は甲斐電機社長の塩島さんです。

いつも元気で笑顔がとても素敵。
話しててとても楽しい方です。
今日もたくさん元気をもらいました。

面白い試作をさせて頂き、目からウロコの楽しい発見がありました。
クライアントの望み通りのものを生み出す父。
やはりすごいです。


午後は突如新潟からのお客様をお迎えすることに…。
なんでもくんユーザーの方で、娘さんを連れて来社されました。

こちらのお客様は、研修を受けずして「なんでもくん」を購入されたそうです。

なんでもくんはアナログな印刷機です。
マニュアルがある訳ではありません。
多種多様な印刷に対応出来るなんでもくん。
対象物がそれぞれ違うので、マニュアルを作るのは不可能です。

しかしマニュアルが無いということは、その人それぞれの感性や技術で、どうにでも進化させることが出来るということなのです。

今日のお客様も父の研修を受けながら、想像力と創造力がどんどん広がり、新たなチャンスをたくさん感じているようでした。

なんでもくんは技術を学ぶというほどの、卓越した技術はまったく必要ありません。

わざわざ研修のために来社する大きなメリットの一つは、印刷から生まれる付加価値と、なんでもくんだからこそ発見できる可能性に、どれだけの多くのチャンスが詰まってるのかを知ることなんだと思います。
それを伝えられるのは、今のところ父しかいません。
なので私も日々勉強です。

受け継いで伝えていく。
それをするためにここにいるのだと思います。

明日は沖縄からお客様がいらっしゃいます。
また新たな出会いにワクワクしてる。

そんな夜。

なんでもくん海を渡る

2014-12-25 23:23:28 | 安心堂
今日はとうとうアメリカからのお客様をお迎えしました。

ロスアンゼルス在住の日本の方。
ある有名企業にお勤めで、ロスの支社にに転勤になったそうです。
その本業とはまた別に、自分でやりたいことがあり、色々探した結果「なんでもくん」に辿り着いたそうです。

最初から購入を決断し自分で持ち帰るという前提で、研修を受けるために来社されました。

なんでもくんを持ち帰るために、一度バラさなければなりません。
組み立てを自分でやらなければならないので、研修はそこからスタートです。

そしてインキや溶剤、硬化剤、洗浄剤などは輸出できないので、アメリカで探す事になります。
それでも欲しかったなんでもくん。

私たちも、出来る限りの応援をしなければなりません。

今後の研修はSkypeを利用します。
今じゃ当たり前のIP電話ですが、少し前まで夢のテレビ電話ですよね(笑)


大きなスーツケースに詰め込まれるなんでもくん。
なんだか息子を旅立たせる気分です(笑)
頑張れ!アメリカで一旗揚げてこい!ってね。

夢をカタチにするためにやってきたお客様。
きっと彼なら大丈夫。
だってそのためにここまで来たんだから。

父も「ああいう人は絶対使いこなすよ。インキも必ず見つけるよ。」と、言っていました。

父は少し羨ましそうでした。
彼はアメリカで、いくらでも新しいマーケットを開けるよって。
俺も行きたいって言ってました。

行ったらいいと思います。
やりたいことはいくらでもやればいいと思います。
そこからまた新たな何かが生まれるかもしれないから。
それがまた、誰かの人生に新しい息吹を吹き込むことになるかもしれないから。


研修で使った石を残して、彼となんでもくんは旅立って行きました。
今夜の飛行機でアメリカに帰るそうです。
希望と喜びに満ち溢れた笑顔で、安心堂を去って行きました。

またいつか必ず会おう。
そんな気持ちになりました。
成功を祈ってます。

夢を叶える人

2014-12-23 19:01:26 | 安心堂
休日返上の安心堂は、北海道からお客様をお迎えしました。

若い女性のお客様。
ご職業はデザイナー。
「ころまるくん」の導入を考えてるとのことでした。
ころまるくんとは円形の対象物の周囲にぐるっと印刷できる、当社オリジナルの特殊印刷機です。

実は「ころまるくん」はホームページにも載せておらず、一体どこで知ったのかとても不思議でした。
聞いてみたら、随分前の父のブログに載ってるのを発見したとのこと。
やりたいことがあったので、とにかく検索しまくったら見つけたそうです(笑)

本気の人は、どうにかしてでもやってやろうという気迫があります。
今後の展開をこうしたいんだとキラキラと話す姿を見ていると、聞いてる方もワクワクします。

そしてこちらも、どうにかしてやろうじゃないの!と気合が入ります(笑)

お話を聞いてると、決まったグッズがあるというより、今後色々と展開していきたいとの事。
だったら「なんでもくん」がいいかもね、と両方お試し頂きました。

真剣に研修を受ける2人。


結局、9時から5時までたっぷりと試されて「なんでもくん」の購入を決断されました。

自分の力を最大限に生かそうと、未来を夢見て前進する人には輝きがあります。
一緒に過ごした時間はとても楽しかった。

いつかね、佐藤可士和みたいに有名になって、あの人うちに研修に来たんだよ~って自慢したいねって話して、皆んなで大笑いしました。
でも、夢は夢のままで終わらない。
そのために安心堂に来たんですからね。

人を喜ばせる喜びを知り、どんな時も創意工夫して諦めなければきっと夢は叶うよ。
そう話す父の言葉には説得力があります。

夢を叶えるお手伝い。
全力で応援します。
私も、もっともっと勉強します。


お土産のルタオのチョコレート。
美味しいんだって~♪


雄勝石と可能性

2014-12-22 15:34:19 | 安心堂
先日の「あだちものづくり展」の時にもらった雄勝石のキーホルダーに、雄勝と名前を入れて区役所まで持って行きました。

「ものづくり展」での雄勝石のブース担当の区役所の職員の方に、印刷の持つ付加価値の「可能性」を託してきました。

名硯と賞賛され、600年の伝統と歴史が受け継がれている雄勝硯。

担当職員の杉山さんは出身が宮城県だそうで、お姉さんと一緒に雄勝硯生産販売協同組合を応援しているそうです。
私は産業の発展無くして復興はないと思ってます。
杉山さんもその通りだと仰っていました。

受け取る側が、そこに可能性を見出すかどうかは分かりません。
でも、こんな手段もあるという事を知ってもらう事が大事だと思うのです。

応援する側とされる側が、一体となって前進できる手段が見つかるように。
まずは行動してみるしかありません。

百聞は一見にしかず。
このキーホルダーが、雄勝で頑張る職人さんたちの、一筋の光となりますように。
そう願わずにいられません。