昨日の最高気温は30度越えの真夏日でしたね。
中華、朝鮮の人は、脾胃つよし。
飯多く食し、六蓄の肉を多く食つても害なし。
日本の人は是にことなり、多く穀肉を食すれば、やぶられやすし。
是日本人の異国の人より体気(たいき)よはき故也。
・中国、朝鮮の人は脾胃が強い
・ご飯をたくさん食べて、六畜(馬・牛・羊・犬・豚・鳥)の肉をたくさん食べても問題ない
・日本人は違って、たくさん食べると体を壊しやすい
・これは日本人が外国の人よりも体気が弱いからだ
益軒さんは
・日本人は外国人よりも体気が弱い
と仰っています
そうなのかなぁ〜?
というのが率直な感想です。
むしろ、
・少ない食事でも身体を維持できる
と考えて、
・極力自然からいただく命は最小にして
・人間が活動できるエネルギー(気)を体に回すことができる
・日本人の体はそうなっている
と思いたい。
これから
・世界的な食糧難の危機
がやってくるのか、来ないのか。
私たちの体は、食糧難が来てもなんとか生きていける仕様になっているはず
そう思うこととします、笑
空腹に、生菓食ふべからず。
つくり菓子、多く食ふべからず。
脾胃の陽気を損ず。
・空腹の時に生の果物を食べちゃダメ
・つくり菓子をたくさん食べちゃダメ
・脾胃の陽気を損じるよ
現代でも、ここ数年食品の
・GI値(グリセミック・インデックス):食品ごとの血糖値の上昇度合い
ということが気にされるようになっていますね。
急に血糖値を上昇させてしまう食品を空腹時に食べるのは良くない、と。
・生の果物
・つくり菓子
はまさに血糖値を急激に上昇させる食品でしょう。
・脾というのは臓器で言えば、脾臓よりも「膵臓」の働きが最も近い
とされていますので、血糖値の急上昇はまさに
・膵臓に負担がかかる
ということになります。
労倦(ろうけん)して多く食すれば、必眠り臥す事をこのむ。
食して即臥(そくが)し、ねむれば、食気塞りてめぐらず、消化しがたくして病となる。
故に労倦したる時は、くらふべからず。
労をやめて後、食ふべし。
食してねむらざるがため也。
・すごく疲れた時にたくさん食べると、絶対に眠たくなるでしょう
・食べてすぐ横になって眠れば食気が塞がって循環しないので、消化不良となり病気になる
・だからすごく疲れたときは食べちゃダメだよ
・疲れが抜けた後で食べなさいよ
・食べてすぐに眠ってしまわないためだよ
「食べてすぐに横になると牛になるよ〜」
って、母親から何度言われたことか・・・
今では私が子供にたまに言ってますね、笑
学生時代、部活で疲れ切って帰った後は
「ちょっと横になりなさい」と言って、
食事前に疲れを少し取るように促してくれていたなぁ〜
ということを思い出します。
母親って有り難いですね。
そう言えば、私が2歳くらいの時に
・リンゴを喉に詰めてしまった事件
が起こったそうなのですが、母親はその時訳もわからずとっさに
・逆さまにして背中を叩いた(詳しい窒息の救急処置については、-食べ物による窒息の救急処置-)
そうです。私は死なずに済みました。
大人になってから少し救命の勉強をした時に、これは正しい方法だった、ことを知りました。
母親はすごい!
と思いました。
ちなみに、父も必死に私を助けようとしてくれましたが、とった行動は
・口に指を突っ込んでリンゴを掻き出そうとした
結果、出血だそうです、笑
「養生訓」を読んでいると、
・いかに両親が子どもを一生懸命「養生」してくれていたか
を思い出させてくれます。
私は今、子どもたちの「養生」に懸命になれているか?
自問自答しながら生活していきたいと思いました。
最後まで読んで頂いて有り難うございます
よろしければ下の応援クリックお願いします
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます