映画「Trade」

テレビで偶然「Trade」というアメリカの映画を見た。
テーマは幼児の人身売買の話で、メキシコで誘拐された少女がインターネットオークションでアメリカで競売にかけられるという、とても重い話。

年間世界中で80万～100万、アメリカだけでも5万～10万の子供がこうした売買の対象になっているそうだ。
大分前の数字だから、今は減っていることを祈りたい。

これを見てから、正直買い物に行くのが怖くなった。
もし、子供が連れ去られたら・・・、こんなひどい目にあわされたら・・・と思うと、買い物どころじゃない。

日本に住む人には、これは遠い国の話で、終わらせてほしくない。
実際に、アジアや旧ソビエトの国から日本にもそうやって連れてこられる女性がいるのだから。
ちょうど、世界女性デーの前後、女性の権利をテーマにナショナルジオグラフィックでも、
こういった自分の意思に反して外国で働かされた過去の女性の特集が組まれていたけれど、日本もしっかり出ていた。

日本でこのビデオはあまり置いていないのかな？
なかなか解決が見えない、人身売買を扱ったこの映画、もっと多くの人に見てほしい。
子供の大切な命がたった数十万で消えてしまう世の中、変えたいと思った。
ただ、マフィアが絡む話、じゃ、私に何ができるんだろう？と躊躇してしまう。